マテリアリティ

マテリアリティ(重要課題)の特定

ウッドワンは、環境、社会、労働に関する多岐にわたる課題の解決に注力し、社会貢献と持続可能な社会の実現を目指しています。2022年度には、当社グループが優先して取り組むべき項目を経営のマテリアリティとして特定。事業活動を通じて、これらの重要な課題の解決と企業価値の向上に取り組んでいます。

マテリアリティの特定プロセス

サステナビリティ委員会の新設

当社は、「業界一流のメーカーとして、本業を極め、本業に徹し、一流の商品をお客様にご提供することを通じて社会の発展に貢献する」との経営理念の下、自然と人が循環共生する持続的な社会と企業の持続的な成長を同時に目指すサステナビリティ経営を推進することを目的として、関連する経営課題の解決に向けた取り組みを実施するため、取締役社長を委員長とする「サステナビリティ委員会」を2023年3月2日に設置しました。
サステナビリティ委員会の主な役割は以下の通り。

  1. 基本方針や戦略、重要課題(マテリアリティ)の審議、決定
  2. 基本方針や戦略、重要課題(マテリアリティ)に沿った施策の推進および目標に関する進捗管理
  3. その他上記すべてに関連する事項

また、サステナビリティ委員会の事前協議機関として、戦略統括本部内にサステナビリティ推進室を設置しました。

組織体制

特定したマテリアリティ

事業活動に関連する社会課題、ニーズをステークホルダーにおける重要度と当社グループの重要度により整理及び評価し、優先順位付けすることでマテリアリティを特定しています。

事業におけるESGのマテリアリティ

環境

森林育成・保全を地球環境の最重要課題とした持続可能な経営

森林を減らすことなく、木材をどう入手していくか。ウッドワンはこの課題に対してニュージーランドでの法正林施業による半永久的な資源確保を実現することで答えを出しました。地球環境保全と木材調達を両立させた経営により、気候変動の要因となる森林減少などの社会課題解決に貢献していきます。

社会

安心・安全・快適な住空間の実現

「人が生き、そして暮らす」という住宅の本質。お客様にとって住宅はいつまでも美しく丈夫で長持ちし、安全で快適なものであることが重要です。ウッドワンは木材を扱うプロとして、常に木材の「安心・安全・快適」な住宅部材としての本質を追求していきます。

労働生産性向上の実現

建築現場における職人不足などの課題が深刻化すると予測されています。ウッドワンでは「木の魅力を活かし、新しい木の文化を創造する」を理念として商品を創り続けてきました。木と対話することで生まれた商品を通じて、さまざまな社会課題の解決を目指すとともに、社会の発展に貢献していきます。

挑み、成長できる組織づくり

ウッドワンは全ての従業員とその家族が心身ともに健康であり、多様な価値観が尊重され、その能力を十分に発揮できる企業を目指しています。持続的な価値向上には従業員の成長とスキルアップが重要と考え、社是「挑む」の通り、やりがいを持って挑み、成長し続けられるよう取り組みます。

ガバナンス

公正かつ健全な事業活動の継続

ウッドワンでは、高い企業倫理の育成と健全な企業風土の醸成を図るため、各種規程やルールを整備し、当社監査役、内部監査室及び関係部署と連携してこれらを運用・推進しています。