当社は環境問題、災害、職人不足などの社会課題解決に貢献するため、事務所・店舗・学校・保育所などの公共性の高い非住宅の木造化を推進しています。強度に優れたJWOOD LVLが、中大規模建築の可能性を拡大します。
非住宅向けJWOOD工法、部材の開発背景
建築業界では、CO₂の固定化や建物長寿命化など環境配慮に関するさまざまな施策が行われ、公共事業や非住宅の木造化が進んでいます。一方で、大地震に対する耐震性や熟練工の高齢化などによる職人不足など、さまざまな課題も抱えています。このような課題を解決すべく、木造でありながら大空間を確保し、スケルトン・インフィルを実現することで用途変更も自在に行える中大規模木造や耐震性の高い建物、画一化され現場施工性の高い合理的な建築物が求められています。
当社は平成30年度の国交省による「住宅・建築物技術高度化事業」に採択され、木材・木質部材を活用した高性能接合部の技術開発を行いました。
開発は、「従来であれば、鉄骨造で計画されている建物を非住宅向けJWOOD工法で建てられること」を前提に行いました。
社会的背景 | 求められる建築物 |
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〇環境配慮への施策 | 〇中大規模木造の長寿命化 |
〇大地震による被害 | 〇耐震性の高い建物 |
〇職人不足 | 〇合理的な工法 |
非住宅向けJWOOD工法
高性能なモーメント抵抗結合システムによるラーメン構造を用いることで、壁・柱を少なくし、用途変更やリノベーションに対応させたスケルトン・インフィルの実現を可能としました。