シックハウスとは? ホルムアルデヒド低減化建材で環境に優しい家づくり
2024.07.19
# 4VOC # シックハウス # シックハウスとは # シックハウス対策 # シックハウス症候群 # ホルムアルデヒド # ホルムアルデヒドとは # 環境に優しい # 環境に優しい家人材採用(新卒・中途採用)に関するメディア、会社案内・入社案内、PR誌、社内報・会報などの編集・原稿制作を手がけています。また、現在はボランティアなどの市民活動に関するジャンルの取材・情報誌の編集を中心に携わっています。
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目次
新築やリフォームしたばかりの建物に入って目がチカチカしたり、めまいや頭痛がしたりしたという経験はありませんか?
それは「シックハウス症候群」かもしれません。
今回は、私たちの健康に関わるシックハウス症候群の原因や対策について取り上げていきます。
シックハウスとは
シックハウスというのは室内の空気が汚染されていて、人体に悪影響を及ぼす状態になっている建物のことです。
そして、これを原因として発生する様々な症状を「シックハウス症候群」と呼んでいます。
シックハウス症候群とは
シックハウス症候群の主な症状としては、以下のような例が挙げられます。
症状
- ・目がチカチカする
・鼻や喉の乾燥・痛みがある
・鼻水・涙・咳が出る
・皮膚に赤み、痒みがある
・めまい、吐き気、頭痛がする
・倦怠感、眠気がある
・集中力・記憶力の低下
・嗅覚・味覚の異常
シックハウス症候群と化学物質過敏症の違い
シックハウス症候群と混同されがちなのが「化学物質過敏症」です。
こちらは、ある化学物質に接触して過敏症を発症すると、以後は同じ物質に対して症状が出続けるという特徴を持っています。
原因となる物質や症状は似ていますが、シックハウス症候群はその建物を出ると症状も軽くなることが多く、対する化学物質過敏症は特定の物質が原因となっているため、場所を問わず接触すると症状が出るという違いがあります。
シックハウス症候群の原因
シックハウス症候群の発症には複合的な要因が考えられ、発生の仕組みなど、解明されていない部分も多いのが現状です。
シックハウス症候群の主な原因としては、次のようなものが挙げられています。
- 1. 化学物質:ホルムアルデヒド、クロルピリホス、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレン、パラジクロロベンゼン、アセトアルデヒドなど
発生源:建材、内装材、家具、防虫剤、殺虫剤、芳香剤、消臭剤、洗剤、ストーブなど
- 2. 生物:ダニ、カビなど
- 3. その他:ハウスダストなど
これらが室内の空気を汚染することで健康に影響を及ぼします。
加えて、建物の高気密化・高断熱化が進んだため、空気中に含まれる化学物質の濃度が上がることも指摘されています。
シックハウス対策
- では、シックハウスにはどのような対策があるのでしょうか。2003年に建築基準法が改正されたことにより、建物を新たに着工する際はシックハウス対策が義務付けられました。この法改正では、次に挙げる2つの化学物質が規制の対象となっています。
- 1. クロルピリホス:木材に使用する防腐・保存剤、防蟻剤の原料
- 2. ホルムアルデヒド:合板などに用いられる合成樹脂や接着剤、防腐剤などの原料
- クロルピリホスを添加した建材は使用が禁止されています。ホルムアルデヒドに関しては、その発散速度によって区分され、それぞれ使用が規制されていますので、次の項で詳しく解説していきます。
- また、私たちが日常的にできる対策としては、次のようなものがあります。
- 1. 室内の換気を十分に行う。24時間換気システムは常時運転する。
- 2. 家具を購入する時は、刺激臭のないものを選ぶ。
- 3. カーテン、じゅうたんなどに化学物質が含まれていないか確認する。
- 4. 防虫剤、消臭剤、洗剤、漂白剤などを必要以上に使用しない。
- 5. 排気を室内に出すタイプのガス・石油ストーブはなるべく使わない。
- 6. カビが発生しないように、結露の防止対策などを行う。
-
建築物に求められるホルムアルデヒド、VOC対策
- ホルムアルデヒドはシックハウス症候群の原因となる代表的な化学物質で、建築基準法でも特に細かく区分され、規制されています。具体的な対策について見ていきましょう。
-
ホルムアルデヒドとは
- ホルムアルデヒドは刺激臭のある無色の気体で、殺菌、殺虫、防腐作用を持った揮発性の有機化合物です。水溶液はホルマリンと呼ばれ、樹脂などの原料になります。
- 建材、塗料、接着剤などに幅広く使用されています。ホルムアルデヒドは建築基準法によって次の3点を規制されています。
1. 内装仕上げに使用する建材の面積の制限
2. 換気が常時可能な設備の設置義務
3. 天井裏、床下、収納部材への使用制限
F☆☆☆☆(エフフォースター) ホルムアルデヒド対策商品
ホルムアルデヒドが使用されている建築材料の区分と規制は、次のように定められています。
ホルムアルデヒドの発散速度で4種類に区分され、使用制限があります。
また、それぞれに等級表示記号が設定されており、それが「F☆☆☆☆(エフフォースター)」と呼ばれる記号です。
- 1.(規制対象外建材)/使用制限なし/F☆☆☆☆
- 2. 第三種ホルムアルデヒド発散建築材料/使用面積の制限あり/F☆☆☆
- 3. 第二種ホルムアルデヒド発散建築材料/使用面積の制限あり/F☆☆
- 4. 第一種ホルムアルデヒド発散建築材料/使用禁止/無等級
☆の数が多いものほど発散濃度が低いことを示しており、等級表示も義務づけられています。
VOC(4VOC)とは
建材にはもう一つ「VOC(4VOC)」という表示があります。
これは建材関連の団体がホルムアルデヒド以外のVOC(揮発性有機化合物)について独自の基準を設けた自主表示制度です。
その中でもトルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレンの4物質を特に4VOCと呼んでいます。
基準適合品には登録・認定を経て「4VOC基準適合」という統一マークを表示することができます。
「F☆☆☆☆」と「4VOC」は建材選びの基準として覚えておくべきでしょう。
ウッドワンの製品でシックハウス対策を
ウッドワンでは化学物質など、シックハウス症候群の原因を取り除き、自然な木材のぬくもりをお届けすることで、環境に優しい家づくりに貢献しています。
カタログに掲載されている全ての内装建材、キッチン、洗面化粧台など、約100,000アイテムがホルムアルデヒドの発散に関する最高等級「F☆☆☆☆」の認定を取得しています。
また、4VOC基準適合の認定を順次取得し、自主表示も行っています。
2003年度には独自のVOC対策基本方針を設定し、自社基準を設けて製品の開発・改良に取り組むなど、低VOC対策を進めています。
安心・安全な暮らしはウッドワンの願い。
永く住み続ける家だからこそ、建材にも気をつけて心地良い住空間を手に入れてください。
ウッドワンの環境と健康への取り組みについては下記のページを御覧ください。
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