環境と健康
塗料・溶剤などのVOC対策に取り組んでいます
塗料の水性化
水が媒体となって硬化する水性塗料は、元来はつやが少なく、耐久性に劣るとい われていました。しかし、現在では、これらのデメリットを克服した新製品が多数開発され、VOC対策に一役買っています。
無溶剤、低溶剤塗料の使用
VOCの原因となる溶剤を使わない塗料も開発されています。これらを積極的に使 うことで、VOCを根本から除去することができます。
自然塗料の使用
100%天然原料でつくられた自然塗料は、全くVOCを放出することがなく、VOC対 策には無縁です。これらの自然素材をどんどん採用することが、VOC対策につながります。


VOCの人体への影響
VOCは室内の空気汚染の主な原因と言われている物質で、室温で簡単に気化する という特徴をもっています。
VOCの人体への影響については、専門家の多くがさまざまな議論を行っています が、一部の人は刺激となり、くしゃみや涙、気道狭窄、ぜんそくなどを誘発することがあると指摘されています。
発生源は、化学合成された石油製品が中心で、家の内装材や掃除用品、洗剤など にも多く見られ、ごくわずかながら自然から発生するものもあります。ただ、自然から発生したもの(例えば玉ねぎを切ったときに目が痛くなる物質)は、急速に気化拡散しますが、内装材のように何ヶ月もかけてゆっくりと気化するものもあり、室内では長時間じわじわと放出されるために、常に微量のVOCが存在します。
