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2024.01.05

挽板とはどんな床材? その特徴と無垢、突板との違い 弱点を補った挽板製品もご紹介

2024.01.05

# 挽き板 # 挽き板とは # 挽板 # 無垢 # 突板
安藤 愛菜

フリーランスのインテリアコーディネーター/住宅・不動産ライター。注文住宅メーカーで多数のプランを提案した経験を活かして、2017年4月に独立。戸建て住宅やマンションのコーディネートを手掛けつつ、インテリアやリノベーションを中心に複数のメディアで執筆しています。

フリーランスのインテリアコーディネーター/住宅・不動産ライター。注文住宅メーカーで多数のプランを提案した経験を活かして、2017年4月に独立。戸建て住宅やマンションのコーディネートを手掛けつつ、インテリアやリノベーションを中心に複数のメディアで執筆しています。

木質床材には以前の号 ドアや床材を選ぶ前に知っておきたい! 無垢材・突板貼り・シート貼りとは? でご紹介した通り、「無垢材」「突板」などの種類があります。

そこで、今回の記事では「挽き板」の特徴に注目し、「無垢材」「突板」と異なる点について解説していきましょう。ぜひ、床材を選ぶ際の参考にしてください。

挽き板(挽板)とは?

床材に使われる挽き板はどのような特徴を持っているのでしょうか?挽き板のメリット・デメリットも併せて解説します。

挽き板とはどのようなもの?

挽き板というのは木材を2〜3mmの板状に切り出したもので、一般的にはフローリングや化粧板の表面材として使用されます。

「挽き板」のメリット・デメリット

「挽き板」の特徴は無垢に近い風合いやぬくもりのある質感です。木材を帯のこで切り出しているため、木そのものの味わいを存分に堪能できます。
ただし、温度や湿度によって伸縮や反りが発生することや、細かい加工が難しいというデメリットも持っています。

床材としての「挽き板」、「無垢材」「突板」の違いとは

床材として使用されるものには、挽き板以外に「無垢材」や「突板」があります。それぞれの特徴とメリット・デメリットを見ていきましょう。

「無垢材」の特徴とメリット・デメリット

無垢材は木材をそのまま加工したものです。質感が足に触れた時も心地良いのでとても人気が高い素材です。
ただし、挽き板と同様に温度や湿度の具合で伸縮や反りが発生しやすく、定期的にメンテナンスが必要な点もデメリットといえます。

「突板」の特徴とメリット・デメリット

突板は木材をスライスしたシート状の素材です。床の表面材としては薄貼りの場合やや触り心地が気になりますが、厚貼りの場合は触り心地の良さを感じていただけます。しかも、基材に合板を用いることで伸縮や反りを抑えられます。また、加工しやすく安価なことがメリットといえるでしょう。

挽き板の弱点を克服!「コンビットモノ 挽板3.0/挽板3.0 足感フロア」

ウッドワンでは挽き板の弱点を補った「コンビットモノ 挽板3.0/挽板3.0 足感フロア」をご用意しています。無垢の風合いはそのままに、挽き板の良さを感じていただけるのが大きな魅力です。

オークならではの圧倒的な存在感

広葉樹のオークは鮮やかな木目重厚さが特徴です。どちらかと言えば硬いオークは、キズが付きにくく丈夫な木です。そのため、古くから良質な家具や船舶の材料としても用いられてきました。そんなオークの挽き板を床材に使用すると、重厚感のある空間ができ上がります。

無垢の弱点を軽減

基材となる合板に挽き板を貼り合わせることで、無垢材が持つ反りや狂いなどのデメリットを軽減できます。無垢材に近い風合いを保ちつつ、幅広でも用いることが可能なのです。

一枚ものの貼り上がり

空間に広がりを与えて開放感を演出する「一枚単板」を採用しているため、重厚で高級感あふれる仕上がりが楽しめます。

3㎜厚の化粧材

ウッドワンではメンテナンス性を意識して、一般的なものよりも厚い3mmの挽き板を採用しています。これにより、無垢のような風合いを感じさせる床材に仕上げることができます。

木味を感じる仕上がり

3mmの厚い挽き板を使用することで、木目に立体感や奥行き感を与えています。自然な木目を活かしつつ、無垢材にも劣らない素材感を楽しめます。お手入れもオイル塗装仕上げのようなウレタン塗装なので簡単なのがうれしいポイントです。

5種類の加工

靴を脱いで床材と直に触れる日本の文化。足裏で感じる凹凸感やリラックス感は何ものにも代えがたいですね。
ウッドワンの「コンビットモノ 挽板3.0/挽板3.0 足感フロア」では、バリエーション豊富な5種類の加工を用意しています。それぞれの特徴についてご紹介しましょう。

ブラシ オークの表面にブラッシングを施して、素材感を最大限に引き立たせています。

オビノコ 木材加工の際にできる帯のこの跡を意匠として捉え、素朴な味わいに仕上げています。

ウェーブ なだらかな曲線と陰影を感じさせるウェーブ加工は、凹凸が足裏に心地良くフィットします。

ハンドスクレイプ まるで人の手によって削られたような不規則な揺らめきが印象的です。

スプーン スプーンでランダムに削り取ったような加工が、木材の素材感を際立たせています。

ウッドワンの「コンビットモノ 挽板3.0/挽板3.0 足感フロア」は厳選したオーク3㎜厚の挽板を贅沢に使用しており、天然木そのものの味わいが存分に堪能できる床材です。

さらに、鮮やかで多様性あふれるオーククリアグレード、豊かな個性と表情を持つオークワイルドグレードをご用意。

カラーラインナップも豊富なので、お気に入りの床材が必ず見つかります。

□コンビットモノ 挽板3.0/挽板3.0 足感フロア をみる

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