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2023.09.08

夏も冬も室内を快適な湿度に! 自然の調湿作用を備えた無垢フローリングの実力

2023.09.08

# フローリング # 快適な湿度 # 湿度 # 湿気対策 # 調湿
安藤 愛菜

フリーランスのインテリアコーディネーター/住宅・不動産ライター。注文住宅メーカーで多数のプランを提案した経験を活かして、2017年4月に独立。戸建て住宅やマンションのコーディネートを手掛けつつ、インテリアやリノベーションを中心に複数のメディアで執筆しています。

フリーランスのインテリアコーディネーター/住宅・不動産ライター。注文住宅メーカーで多数のプランを提案した経験を活かして、2017年4月に独立。戸建て住宅やマンションのコーディネートを手掛けつつ、インテリアやリノベーションを中心に複数のメディアで執筆しています。

日本には、四季という世界に誇る気候変化があります。

しかし、夏の高温多湿、冬には低温低湿と、住まいの湿気対策に悩まされている方も多いのではないでしょうか。湿度は快適な暮らしに大きく影響します。

今回の記事では、健康的で快適な暮らしを足元から支える、無垢の木のフローリングの魅力をご紹介していきます。

無垢の木が持つ調湿やその他の作用について、ぜひ学んで暮らしに取り入れてください。

湿気対策が必須! 世界でも珍しい日本の気候

日本の気候は、春夏秋冬というはっきりとした四季が感じられる、実は世界でも珍しい特徴を持っています。

日本の夏は高温多湿

初夏には「梅雨」という、温帯地域では珍しい長雨の季節もあり、日本の住宅では湿気対策は欠かせないものといえるでしょう。
盛夏になると、湿気を帯びた太平洋高気圧に広くおおわれて、気温が高く湿度の高い日が続きます。それに加えて、夏から秋には台風にも悩まされます。

日本の冬は低温低湿

また冬になると、シベリア高気圧からの冷たい大陸性の季節風によって、日本海側では大雪太平洋側では乾燥した毎日が続きます。
日本海側では雪かきが日常的な作業となる一方で、内陸部や太平洋側の地域では湿度の低い状態が続くことで、肌荒れや風邪を引きやすくなります。

日本の住宅には調湿対策が必要

このように、日本の気候は四季を感じられる素晴らしい環境とともに、年間を通して湿度が大きく変化することも特徴です。
そのため、湿度が暮らしに与える影響は大きく、住まいの調湿対策は必須といえます。
例えば、夏には部屋のシート貼りの床がベタベタするという嫌な経験をした方もいらっしゃることでしょう。
湿度は、低すぎると肌の乾燥感染症が流行る原因となり、高すぎると結露カビ・ダニが発生する元になります。
室内の湿度変動が大きいと体にも負担があるため、健康的で快適な暮らしを送るには住まいの湿気対策がとても重要です。

室内を快適な湿度保つ「木」の力

私たちが快適だと感じる湿度は、40〜60%だとされています。

それ以上になると多湿、以下になると低湿と感じ、いずれの状態でも不快になります。

では、実際に不快と感じる湿度ではどのような影響があるのでしょうか。

湿度による住まいや人への影響

40%以下の低湿度の環境では、ウイルスが活発になり風邪などの感染症が増加します。
逆に60%以上の多湿な状態が続くと、カビやダニの活動が活発になりアレルギーの原因となることも考えられます。
そのため、日本では梅雨から夏にかけてはエアコンの除湿機能を使用したり、冬になると加湿器を用いて湿度を調節する生活が一般的です。

無垢の木の調湿作用

木材には、空気中の水分を吸収したり放出したりする「調湿作用」という特性があります。
無垢の木が使用された建材は、湿度が低いときには蓄えた水分を放出し、湿度が高いときには周囲の水分を吸収します。

加えて、室内を人が快適と感じる湿度である40~60%に保ってくれるため、床材の表面がベタつきにくく、梅雨の時期でも素足で快適に過ごせます。

さらりとした肌ざわりの床材は、高温多湿な夏でも思わず寝転びたくなるような建材なのです。

ウッドワンの無垢フローリングで室内を快適な湿度に

ウッドワンの無垢フローリング

ウッドワンでは、一本一本ていねいに育てられたニュージーパインⓇから生まれた無垢の木のフローリングを提供しています。ニュージーパインⓇは植林後30年以上かけて育て、伐採後には収縮が少ない状態にまでしっかりと乾燥させています。

そのニュージーパインⓇを基材として使用した無垢の木の床材「ピノアース」は木の縦方向である柾目に沿って加工され、ゆがみやたわみがほとんど生じない床材として仕上げられています。
また、ピノアースは継ぎ目のない美しさが大きな特徴。長尺ものの床材を自社で植林から加工までを通して管理することで実現可能にしています。

無垢のフローリングに素足で乗ると、しっかりと足を支えてくれるのに、どこかやわらかいという不思議な感覚を体験できるはずです。

無垢フローリング「ピノアース 足感フロア」

無垢フローリング 「ピノアース 足感フロア」は素足で触れる心地よさにこだわった床材です。
無垢の木の調湿作用によって、夏でもさらりとした肌ざわりで思わず寝ころびたくなります。
また、冬に素足でフローリングに触れるとヒヤッとした冷たさを感じたことはありませんか?
これは身体の熱が冷たい床へ逃げてしまうから。

無垢フローリング「ピノアース 足感フロア」なら、無垢の木が空気をたくさん含んでいて、触れても手足の熱が逃げにくく、ぬくもりを感じられます。
冬にフローリングに触れてもヒヤッと感じることはありませんね。

「経年美化」とお手入れ

ニュージーパインⓇを使った「ピノアースシリーズ」は、無垢の木の細胞内に含まれている天然由来の樹脂が時間の経過と共に表面に浮き出てきて、経年美化をもたらします。木肌の淡い色合いが変化し、艶のある美しい「飴色」の木肌が楽しめます。

また、木目の美しさを活かして立体的に仕上げた表面は、素足に心地よい質感です。

「自然塗料クリア色」の仕上げには自然由来の植物油をベースにした天然塗料を使用。床材の表面を樹脂塗膜でコーティングしないため、調湿作用や木の質感を損ないません。水拭きにも対応している天然塗料で仕上げられていますので、日頃のお手入れも楽にしていただけます。

詳しくはこちら

年間を通して湿度の変化が大きい日本の住宅に、ウッドワンの無垢フローリング「ピノアース 足感フロア」を取り入れて、快適な暮らしを手に入れてください。

□木の良さを選ぶ suit human / suit life

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