フリーランスのライターとして主に国内外のインテリア、ライフスタイル、ギフトを中心に執筆中。広島生まれイギリス住まい、2児の母。元ハウスメーカー勤務、インテリアコーディネーターの視点を活かして、暮らしの「ちょっといいかも」を感じてもらえたら嬉しいです。
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目次
包丁で食材を切ったり作った料理を盛り付けたり、洗い上がった食器の汚れをチェックしたりと、キッチンで行う手作業は「見えやすさ」が大切。より快適な環境で家事をこなすためにも、手元灯は自分の使い勝手や明るさに合わせて選びたいものですね。
そこで、今回は機能的なキッチンに欠かせない手元灯や壁照明の使い分け方、おしゃれなキッチンを演出する台所照明の選び方についてご紹介します。
キッチン照明を選ぶ時のポイントをチェック!
キッチンの照明を選ぶ際のポイントには、大きく分けて「色味」「明るさ」「種類」の3つがあります。どれも快適でおしゃれなキッチンに欠かせない要素であり、どれかひとつが欠けても使いにくさを感じたり、見た目にもちぐはぐな印象になったりしてしまいます。では、どんな照明が適しているのか、3つのポイントを解説します。
キッチン照明の「色味」はどれがいい?
照明の色は「色温度」と呼ばれ、ケルビン(K)という単位が使われます。数値が低いほど温かみのあるオレンジ色の暖色系に、反対に高いほど爽やかな寒色系になります。
一般的に取り扱われている照明は「電球色」「昼白色」「昼光色」に分類されており、選ぶ色によってお部屋に与える印象や見え方が異なってきます。
<色温度の特徴と見え方>
電球色 | ・温かみのあるオレンジ色 ・料理を美味しく見せる ・人によっては暗く感じたり、色がわかりづらくなる |
昼白色 | ・太陽光に近い自然な色 ・食材の色がわかりやすい ・視力や色彩認識能力が低下する高齢者に適している |
昼光色 | ・明るいブルー系の色 ・物がはっきり見えやすい ・目が疲れやすくなる場合もある |
キッチンでは太陽光に近い「昼白色」の照明を使うと、最も食材の色がわかりやすいと言われています。しかし、リラックスしたいダイニングやリビングがキッチンとつながっている場合、温かみのある「電球色」を選びたいという方も多いと思います。
その場合、ちぐはぐな印象を避けるために空間全体の色温度を統一し、キッチンに手元灯や壁照明を設置して視認性を高めることが必要です。
キッチン照明の「明るさ」はどれぐらいが適切?
手元灯などの照明には、照度を表す「ルクス(lx)」という単位が使われます。この数値が高いほど明るくなりますが、具体的には300ルクスが一般的な蛍光灯の明るさに相当します。
日本産業規格(JIS)が推奨する照度基準では台所全般で100ルクス、調理台や流し台で最低300ルクスが必要とされています。しかし、感じ方は人それぞれ違うもの。明るめの照明が良いという方は、読書や勉強に適しているとされる750ルクス程度にすると、見えやすく作業もしやすいでしょう。
ただ、部屋全体を明るくし過ぎると、目が疲れやすく感じる方もいます。そのため、照明計画の際はショールームなどに足を運び、「どのくらいの明るさが自分にとって適正なのか」を、事前に把握しておくのも大切なポイントとなります。
手元灯の「種類」を正しく選んで快適性を高めよう
キッチンで作業する際に使用する照明は、手元を明るく照らす「手元灯」が見えやすく安全です。手元灯の「種類」には天井にはめ込むタイプのダウンライト、コードやチェーンを使って吊り下げるペンダントライト、ダクトレールや壁面を利用したスポットライトなど、様々な種類があります。どれも雰囲気や使い勝手に合わせて選ぶことにより、快適でおしゃれなキッチンに近づけることができます。
照明の種類について詳しくはこちら:キッチン照明はシーリングライトで室内全体を照らそう!料理も映えるキッチンづくり
なお、作業する時「影が出て見えにくい」という方には、多重影のできにくいLEDライトがおすすめです。LEDライトを使うと視認性が高まるだけでなく、消費電気量も少ないうえに明るく長寿命。また、環境に優しいのも大きな魅力です。
キッチン照明で際立つおしゃれなキッチン
キッチン照明はお料理や片付けを快適にするだけでなく、インテリアのおしゃれ度を左右するキーアイテムでもあります。選び方ひとつでより洗練された空間を作ることができるでしょう。
そして、そんなお気に入りの照明と合わせていただきたいのが、ウッドワンのキッチン「スイージー」「フレームキッチン」シリーズです。灯りに照らし出された木の素材感が、ワンランクアップしたキッチンを見せてくれます。
無垢の木のぬくもりを感じるキッチンsu:iji(スイージー)
木材が持つ素材感を存分に楽しめるのが、無垢の木のキッチンシリーズ「スイージー」。上記画像の爽やかなニュートラルカラーに彩られたキッチンは、あの北欧を舞台とした人気映画を彷彿とさせる柔らかな雰囲気を演出してくれます。取り入れた照明は木材の素材感を損なわないシンプルなダウンライトと、引き締めカラーを使ったブラックのペンダントライト。LEDの手元灯を内蔵したキャビネットも、見やすさが要求される手元を明るく照らしてくれます。
無垢の木×黒の鉄が魅力の「フレームキッチン」
無垢の木と黒のフレームが印象的な「フレームキッチン」。インダストリアルスタイルやレトロテイストをはじめ、幅広いインテリアテイストに合わせることができ、組み合わせの自由度も高いキッチンとなっています。
例えば上記の画像にあるような、新しさと経年による趣が融合する空間では、黒いフレームとリンクするように、手元灯には黒のソケットランプを、壁照明にはダクト付きのスポットライトで、手元と足元を明るく照らしています。やわらかな灯りは続き間のランプシェードとも違和感なく、美しい調和と一体感を作り出しています。
お気に入りの照明と天然の無垢材が作るオリジナリティ溢れるキッチン空間。様々な住まいやテイストに寄り添うウッドワンのキッチンシリーズなら、より快適で調和のとれたインテリアが実現できるでしょう。ぜひおしゃれな空間づくりに取り入れてみてはいかがでしょうか。
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