グリーンコンシューマーとは? ロハスやサステナビリティ・SDGsとの違いと環境に優しい活動内容
2023.12.15
# グリーンコンシューマー # サステナビリティ SDGs 違い # ロハス # ロハスとは # 環境に優しい人材採用(新卒・中途採用)に関するメディア、会社案内・入社案内、PR誌、社内報・会報などの編集・原稿制作を手がけています。また、現在はボランティアなどの市民活動に関するジャンルの取材・情報誌の編集を中心に携わっています。
人材採用(新卒・中途採用)に関するメディア、会社案内・入社案内、PR誌、社内報・会報などの編集・原稿制作を手がけています。また、現在はボランティアなどの市民活動に関するジャンルの取材・情報誌の編集を中心に携わっています。
猛暑日がいつまでも続く夏、迷走する台風や線状降水帯の発生、大規模な地震や洪水など、地球環境は悪化の一途をたどっているように見えます。「地球温暖化」を上回る「地球沸騰化」という用語も登場しました。
このような環境下に生きる私たちには、何ができるのでしょうか。
今回は「グリーンコンシューマー」という言葉を通して、環境問題を考えていきます。
グリーンコンシューマーとは
グリーンコンシューマーとは「みどりの消費者」と直訳され、環境に配慮した買い物などの消費をしながら環境問題の解決につなげていく消費者のことです。
1988年に「グリーンコンシューマー・ガイド」がイギリスで出版されたことにより、その概念が広まっていきました。同書はスーパーチェーンを対象に、商品の産地や廃棄物の処理、環境対策などを調査。5段階評価を行ったことで、消費者や企業の意識づけのきっかけとなったものです。
この概念はやがて世界へと広まっていき、日本では2001年に「グリーン購入法」が施行されるなど、環境に配慮した製品やサービスの利用を促進する動きにつながっていきました。
環境省のグリーン購入についてのガイドラインによれば、消費者には次のような消費活動を求めています。
① 買う前に:必要かどうかを考える
② 買う時に:環境を考えて作られたものを選ぶ
③ 使う時に:長く大切に使えるものを選ぶ
④ 使い終えたら:ごみが少なくなるものを選ぶ
【出典】環境省「グリーン購入とは?」
こうした視点を持ち、日常的に“ものの選び方”を工夫・考慮することで、生活は豊かで環境にやさしいものになっていくでしょう。それだけでなく、生産者・販売者の側にも環境への負荷の少ない製品やサービスを提供する意識が高まることで、経済活動そのものを変えていく期待が高まっています。
ロハスやサステナビリティ・SDGsとの違い
環境問題と私たちの生活に関連した考え方や指針といえば「ロハス」や「サステナビリティ」「SDGs」などがあります。これらはこれまでにも記事で取り上げてきましたが、改めて「グリーンコンシューマー」との違いをみていきましょう。
「ロハス(LOHAS=Lifestyles Of Health And Sustainability) 」は、ウッドワンでも提唱している「人と地球にとって、健康で持続可能なライフスタイル」の総称です。1990年代にアメリカで提唱され、世界へと普及していきました。
ロハスには次の5つのカテゴリーがあります。
① 持続可能な経済:再生可能エネルギー、エコ建築素材・技術、省エネ製品 など
② 健康的なライフスタイル:天然・有機商品(食品・衣料など)、パーソナルケア など
③ 代替医療:鍼灸、ホメオパシー、予防医療 など
④ 自己開発:ヨガ、瞑想、座禅 など
⑤ 環境に配慮したライフスタイル:エコ住宅、有機・再生繊維製品、エコツーリズム など
これらを無理のない範囲で生活に取り入れ、自分にも環境にもやさしいライフスタイルを持続させていこうというのがロハスの考え方です。
グリーンコンシューマーとも共通点がありますが、グリーンコンシューマーが生産者と消費者の両方に行動を求めるのに対し、ロハスは生活者・消費者の視点にウエイトが置かれているのが特徴といえるでしょう。
次に「サステナビリティ」は「持続可能性」と訳され、「環境・社会・経済」の3つのテーマを中心に、それらが将来にわたって現在の価値を失わずに継続できることを目指す概念です。
「SDGs」は「サステナブル・ディベロップメント・ゴールズ(Sustainable Development Goals)」の略で、サステナビリティの概念をもとに国連で採択された「持続可能な開発目標」を指します。
具体的には「将来にわたって続けることができる方法による、グローバルな課題解決のための目標」として、17の目標と169のターゲットが設定されています。
ウッドワンが目指してきた「循環型林業」
ウッドワンでは、人と地球に優しい考え方のもとに「循環型林業」を目指しています。
限りある地球の資源を維持・保全し、将来にわたって持続させていく取り組みは、今やすべての企業に求められているといってもいいでしょう。
林業という自然そのものを資源とした事業を展開するウッドワンにとって、それは当然のテーマです。“自分で使う木は自分で育てる”をモットーに、1990年からニュージーランドの自社の森を育成してきました。
植林から伐採までを30年サイクルで管理し、毎年一定の木材を収穫しながら森を循環させています。そして木材の供給だけでなく、二酸化炭素を吸収・固定することでカーボンニュートラル=地球温暖化対策にも貢献しているのです。
それはグリーンコンシューマーやサステナビリティ、SDGsの考え方や取り組みとも通じるものがあります。
環境と健康に気配りしながら暮らすライフスタイルが当たり前のこととして定着していくように、ウッドワンは「循環型林業」を通じてメッセージを発信していきます。
詳しくはコーポレートサイト「ロハスの森から」をご覧ください。
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