
受賞無し
2025年度
京都府
火・木・食を中心にした住まいのご提案です。お施主様は60代のご夫婦でこれまでお勤めされた職場からいったん離れ、近くに住まれるお孫さんのお守りや、春には園芸、冬には薪ストーブの火を楽しめる住まいをお考えでした。薪ストーブや既存家具を再利用し、キッチンを中心に明るいお部屋に出来ないかとご希望がありました。計画前のリビングには囲炉裏がありましたが利用頻度が少なく、庭に面している南面窓も小さい為、せっかくのお庭が観ることが出来ない状態でした。このリノベーションでは季節が感じられるお庭も眺め、冬場にはたっぷりの日差しが取り込めるような開口部の計画をしました。キッチンも家具の様にしつらえ、食事が楽しくなるように計画しました。化粧台、TVボード、床に関しては温かみのある明るい無垢材を採用し、経年変化も楽しんで頂けるように考えました。