【桐生の家】　桐生市街地のバス通り沿いに建つ2階建ての住宅。　切妻屋根の軒の出のないシンプルな外観に、視線の抜ける南西側に木製サッシを設えた。　吹抜を挟み2層分の大きな開口部。軒の出のない形状でも日射をコントロールするため、1階・2階それぞれに奥行の深い庇を設けている。　キッチンを中心に回廊型の廊下を配し、仕上げをシナベニヤ張りに。　シナベニヤの箱を中心に、水廻りやWIC、リビングへぐるりと廻れる行き止まりのない動線を確保。　タモの無垢床に、壁・天井はすべて漆喰ローラー塗り仕上げ。　階段の横にはすべり台があり、吹抜上部にはロープネットも。　こどもたちの遊び場としてはもちろん、大人の昼寝スペースに。　ハンモックのように身体を預けてリビングを見下ろす感覚はちょっと新鮮。　ご夫婦とこども3人で家じゅうをワンルームの様にして暮らす大らかな家。　UA値：0.39・竣工時C値：0.37・耐震等級3