ウッドワン 空間デザインアワード
応募作品集

受賞無し

2025年度

栃木県

株式会社中山大輔建築設計事務所

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正方形平面に屋根をかけると大棟がなくなり、三角形の屋根が4枚かかる単純な形状になる。屋根の頂点から隅木をかけると長さの関係で柱を途中に立てることになるが、これを正方形の1/3の部分に立てると、正方形を小さな正方形に9分割することができる。幾何学的な形であるが、正方形の真ん中に外と触れないコアを持つ強い形となる。昔からこのプランは先人達が幾度となく使われた設計手法で、単純で実に難しいプランでもある。小さな正方形のグリッドを昔であれば、1.5間で構成して、20坪でちょうどよいのかもしれませんが、現代に合わせてこれに2尺(606mm)広げて11尺(3333mm)で全体で5.5間となり、30坪程度の平屋にすることでゆとりのある豊かな空間を実現しました。