
2025 ウッドワン賞
2025年度
広島県
ダイニング・リビング・キッチンがコンパクトにまとまりながらも、空間同士が圧迫感なくゆるやかにつながり、日常動線に心地よいリズムを生み出している。無垢の床から続く壁面の斜めパターン貼りが視線を引き込み、空間に奥行きと動きを与え、デザインの主役として機能。差し込む自然光や間接照明が木肌に陰影を落とし、時間帯によって表情を変える。さらに、無垢材の経年変化を意匠の一部と捉え、住むほどに愛着が深まる空間設計に。視覚的な心地よさに加え、木の香りや調湿作用によるリラックス効果も期待できる。寝室2室には床と天井に無垢材を使用し、包み込まれるような安眠環境を実現。住まう人の感性に寄り添う、ナチュラルラックスな住空間を実現できた。