緑に囲まれた敷地に、一階完結型の住まいを目指し設計。夫婦ふたりが静かに心地よく暮らせるようなイメージで動線や空間のつながりを整える事ができました。　まず、キッチンや床には無垢の木を使用し、手触りや香りとともにぬくもりが日常に溶け込む。木製の建具や天井も素材感を引き立て、やさしく包み込むような空間をつくり出している。　南面の開口部からは自然光が差し込み、植栽と室内がやわらかくつながる。ソファに座ったまま、低い窓越しに季節のうつろいを感じられるのも魅力の一つです。　調湿・脱臭性を備えたエッグペイントの壁が、木の質感と調和し、空間に穏やかさを添える。　玄関から水まわり、寝室までの動線は短く、快適さと独立性を両立。断熱等級６と第一種換気、吹き抜け階段により空気は静かに巡り清潔に保たれる。　木のやさしさに満ちた、心豊かな住まいを実現することができました。