お施主様の「緑に囲まれ、家族がのびのびと暮らせる住まい」というご要望に応え、東西に間口が広い敷地特性を活かした平屋を計画しました。　自然との調和と暮らしやすさを意識したプランニングです。　　玄関を中心に、左側にLDK、右側に居室を配し、パブリックとプライベートを分離。　生活動線のわかりやすさと、個の時間の確保を両立しました。　　リビングはウッドデッキを介して外とつながり、景色を楽しみながらも視線を気にせず過ごせる空間に。　全居室から緑が望めるよう窓と植栽を計画し、四季の移ろいを感じられる住まいとしています。　　仕上げには自然素材を主体とし、工業製品の使用を最小限に。時を経て美しさが深まる「木の家」を目指しました。　地域性をふまえ、屋根形状や軒の出も日射遮蔽・取得に配慮したパッシブデザインとしています。