ウッドワン 空間デザインアワード
応募作品集

2025 ウッドワン賞

2025年度

埼玉県

松本康弘建築工房

https://www.matsumotokenchikukobo.com/

築20年、鉄骨3階建て住宅の2階部分を全面リノベーションしました。奥様のご要望は、友人を招いて料理を楽しめる広い調理台と、回遊性、開放的なキッチン。ご主人はお酒を楽しめる落ち着いたリビング空間をご希望。設計者として、元々3室あった空間を「奥様が主役のリビングキッチン」と「ご主人がくつろげるソファスペース」にまずは大きく二分した。そして細長いリビングキッチンに対して「キッチンを斜めに配置」。その延長線上にテーブル、バルコニーと並ぶように慎重に角度を決定した。細長い空間の中で視線と動線の広がりを意識し、窓外へと自然に視線が抜ける構成とした。キッチンにはウッドワンのスイージーを採用し、床や収納、建具も同社製品で統一した。 壁は白とグレーの漆喰、鉄骨構造は現し、杉のルーバーと組み合わせることで、緩やかに空間を繋ぎ、構造と素材が響き合う上質で心地よい住空間を実現した。