
受賞無し
2025年度
広島県
「週末農家のイエ」 施主は82歳の男性で、これまで会社の経営と家族に時間を費やし今は経営の一線から退き、たくさんの孫に囲まれる生活を送っている。幸いなことに健康体で今でも趣味のゴルフなど外に出る機会も多い。そんな最中山間の集合住宅街にある土地家屋を親戚から譲り受けることになった。以前その庭で育てていた果樹や、作物などをよく譲ってもらい堪能していた記憶がある。「この土地で、作物を育てて皆に振舞いたい。」その想いから建築計画がスタートしました。 洗練されたデザインの中に木のぬくもりを感じる住まいを目指し、「大きな家じゃない。自分サイズの家」をコンセプトに約12坪のコンパクトハウスでありながら「平屋の家」「空間を一体化」「天井を高く」これらにより、想像以上の広さを演出しました。 農作業の合間にくつろぐリビングの大開口から望む柿の木と畑、時には孫や子供家族が訪れ収穫を楽しむ、そんな住まいです