無垢ピノアースシリーズ
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ピノアースに込めた思い
ピノアースの「ピノ」は松材や松ぼっくりを表す言葉で、「アース」は地球を表しています。昨今、CO2問題をはじめとする環境問題が叫ばれるようになり、日本だけでなく地球全体に影響するものになりました。その背景から、“地球環境に配慮した”という意味を込めて「ピノアース」という名前になりました。ウッドワンでは、ニュージーランドで植林・育林をしていて、地球環境に配慮した商品づくりをコンセプトとしています。「ピノアース」は、まさにその森で採れたニュージーパインを使ったシリーズです。
ニュージーパインとは?
北米カリフォルニアが原産となる松の一種。現在では、ニュージーランドやオーストラリア、チリなど、多雨多湿で生育条件の整った地域に多く植林され、ウッドワンでもニュージーランドの広大な敷地にて森林経営を行っています。温暖な地域で育ったニュージーパインは幹が太く、芯がしっかりと締まり、均一に整った伸びやかな木目模様も特徴。木肌の色合いは心材(赤身ともいわれる)は淡い褐色、辺材(白太ともいわれる)は淡い黄白色で、その上質な透明感のある美しさも人気の理由となっています。家屋の床や階段、建具・天井などあらゆる内装材や柱・梁・桁などの構造材にも汎用性があり、特に無節の一本物は高級品材として珍重されています。
再造林率100%の木材です。(※1)
日本国内の木を伐採した後の再造林率は3割程度にとどまっています。(※2)
ウッドワンの森のニュージーパインは、30年大切に育てて伐採した後も100%の再造林を行って持続可能な社会の実現に貢献しています。
再造林とは、人工林を伐採した跡地に再び苗木を植えて人工林をつくることです。
(※1) 再造林率100%:林道と必要な施設を除きます
(※2) 出展元:林野庁林政審議会配布資料
無垢の木がいいって、どうしてなんだろう。
古くから人に愛され、役立ってきた無垢の木。それは、木がさまざまな「うれしい」「気持ちいい」を私たちの暮らしの中に運んでくれるから…。理科学的にも、なるほど!と思えるその特性をさらにわかりやすくご紹介しましょう。
古来よりくらしに寄り添う木。
熱い味噌汁を飲む知恵。
たとえば、あつあつの味噌汁を飲むとき。木のお椀だと、手にとっても口をつけても熱くないのはなぜでしょう。木の内部には、ごく小さな孔が無数にあり、その中には空気が封じ込められています。空気は熱を伝えにくい性質があるので、味噌汁が熱くても木は熱くならないんですね。さらに、味噌汁が多くの空気にふれて飲みやすくなるうえ、陶器や金属の食器に比べて冷めにくいという長所もあります。このような木の断熱性や保温性は、私たちの暮らしのいろんな場面で役立っています。
無垢の木の存在が健康を保つ一端を担う。
健康に良い湿度を保つ。
無垢材(10畳間相当※1)は、牛乳パック1本分※2の水分を吸放湿するといわれています。それは、木が建材として加工された後でもしっかりと生きている証拠です。部屋の湿度が高いと湿気を吸収、部屋が乾燥していると水分を放出する。無垢の木材が本来持っている「調湿作用」を発揮しているのです。それにより木は室内を快適な湿度に調節し、カビやダニの原因となる結露を防ぐ役割も担います。
からだの中にたくさん持っている空気のポケットを使って、湿気をすばやく吸収・放出するので、いつでも気持ちよく過ごせます。
床材や壁材に加え、ドアを空間に取り入れることで、木の調湿性能を最大限活かすことができます。
※無垢ピノアース(自然塗料塗装)は、一般シートドア+単板突板床材の8倍、無垢ピノアース(レギュラー塗装)は、3倍の吸放湿量
※レギュラー塗装は6時間経過した場合のデータのため、それよりも時間超過した場合には自然塗料塗装に近づきます。
※これらは試験結果であり、性能を保証するものではありません。
※1 10畳間仕様:無垢ピノアースシリーズのフローリング、ドア、クローゼット、羽目板。
※2 10畳間、30℃・湿度30%→23℃・湿度90%に変化した時の吸湿量。
見て、聞いて、嗅いで、リラックス。
あめ色に時を重ねて。
木は、使いこむほどにしっとりと落ち着いた色に変わっていきます。これは「経年美化」と呼ばれ、木の細胞に含まれる樹脂が、長い時間をかけて表面に浮き出てくるために起こります。木の使いかたや、置かれる環境によって色の変化もさまざま。「わが家だけの色」になっていくのは無垢の木ならではの楽しみですね。10年後、20年後、その表情には、家族の歴史もしっかりと映し出されていることでしょう。
癒しのリズム。
木をたくさん使ったカフェやレストランに行くと、居心地がよく、つい長居してしまうことはありませんか?それは、木の色は「あたたかみ」や「和み」を感じる色に分類されるからなんです。また、木には人のからだに有害な紫外線を吸収する性質もあります。室内に木を使っていると、蛍光灯や太陽光に含まれる紫外線を木が吸収してくれるので、目が疲れにくいんですよ。また、木目の模様には、炎の揺らめきや小川のせせらぎにも含まれる自然な「1/fゆらぎ」が存在しています。この自然由来のリズムが、木目を見る人の心身を癒してくれるのです。
木と音のやすらぎ効果。
木は、高音・中音・低音をバランスよく吸収して、ほどよい残響音を残すという特性をもっています。劇場やコンサートホールに無垢の木がふんだんに使われるのは、音を聴きやすく、自然でまろやかに演出するため。私たちの生活する家も、大切なのは吸音と反射の自然なバランス。音をまあるくしてくれる木の家では、家族との会話やステレオなども心地よく聞こえ、音に対するストレスを和らげてくれます。
ストレスを抑えてくれるほのかな香り。
森林浴の独特の香りは、私たちをリラックスさせてくれますよね。その中で、木の香りを感じたときの効果について興味深い実験結果が得られています。それは、ストレスを感じると高まる「怒り」「緊張」「疲労」「抑鬱」という感情尺度が減少するというもの。さらには「血圧」の低下、「脳」の活動の鎮静化、そして「作業能率」が上昇するという実験結果も。人はリラックスしているときにパフォーマンスが向上し、ストレス状態では低下するという、意外な結果も実証されています。本来自然と同調しながら暮らしてきた人の生体機能は、自然の中でリラックスしてこそ活性化します。でも、現代社会ではある程度の緊張を持って物事にあたる必要があります。だからこそ、我が家の環境に自然の優しさを取り入れることが大切なのではないでしょうか。
“持続可能”は、無垢の木だから実現できる。
「永く」使うということ。
「お手入れできる」という価値を、日常の暮らしに取り入れる。
木は、お手入れができる素材です。気になるキズは埋めて馴染ませ、しみ付いた汚れは研磨と再塗装。繰り返しお手入れできるからこそ、時が経つほどに、使い込むほどに、長持ちで住み心地が良く、愛着が湧く家になります。
あなたの物語を無垢の木に沁みこませて。
思い出が詰まったお気に入りのドア。一緒に暮らしてきたドアは、これからも使っていきたい。自然塗料塗装仕上げだからこそ、再塗装できる。無垢の木の価値を一番引き出してくれる。
気分を変えたいとき、思い立ったらすぐにDIYや部屋を模様替えして印象を変えたいときも。
気分を変えたいとき、思い立ったらすぐに自分好みにカスタマイズしたい。そんなときも、意外と簡単に自分で交換できる。
「永く」繋げていくということ。
森を守る。ともに育てる。
木を選ぶ、木を使うということは、森を管理するサイクルの一環です。木を活用しなければ、森は生きていけません。暮らしに木を取り入れることは、森を守ることにつながるのです。