キッチンから桜のお花見を。賃貸暮らしの経験から生まれた、心地よい間取りの家。

吹き抜けの窓から差し込む光があたたかいLDK空間。

キッチンは壁付けタイプに。
以前のお住まいで対面キッチンをお使いの際、リビングから回り込まないと入れない動線に不便さを感じていたそう。
そのため、新しいキッチンは絶対に壁付けにすると心に決めていらっしゃいました。

「壁付けならおしゃれなキッチンが良い」と考えていたお施主様。
Instagramで見つけた理想のキッチンの写真を工務店様に見せたところ、それがウッドワンの製品でした。
その後、ショールームにご来場され、cono:mamma（コノママ）を選定されました。

キッチン空間はゆったりと広く取られています。
踏み台を持ってきて、子供たちがお手伝いをしてくれることもあるそう。

とても便利だという食洗機。
「家族4人分、前日の夜の分も合わせて、太陽光発電を使って午前中にまわしています。余洗いなしでもきれいになって、今では手放せない存在です。」
洗いあがった食器は、隣の引出しに収納されています。

シンク下の大きな引出しには、大皿やまな板、カトラリー類を立てて収納。

最下段の引出しにもたっぷりと食器を収納されています。

キッチン上部には旦那様のご趣味のお酒やコーヒーグッズをメインに置かれています。

こちらのかわいらしいBOXには、食洗機用の洗剤が。
”かわいい”と”便利”を上手に共存させています。

キッチンの裏側には、リビングから見えないように設計された、6帖もの広々としたパントリーが広がります。
あえて壁は作らず、ご主人がDIYで棚を設置し、オープンな収納スペースとして活用されていました。
「オープンだとどこに何があるか一目で分かり、出し入れもスムーズでとても便利なんです。
将来、子どもたちが巣立ったら、棚を片付けて小さなテーブルを置き、夫婦二人のダイニングキッチンスペースとして使うのも素敵だなと考えています。」とこの空間の未来図も楽しそうに話してくださいました。

キッチン横には造作のベンチにダイニングテーブルがあります。
すぐ隣なので食事の配膳もスムーズです。
さらに、ベンチの座面下はたっぷりの収納スペースになっており、日用品のストックなどに活用されているそうです。

ダイニング側からの眺め。
天井ジャストの透明ガラスのドアは、引手を真鍮にするなど、細部まで吟味して決めたそう。

壁はマグネットが取り付けられるようにし、子どもたちの作品を飾っておられます。
取材にお伺いした際は、お手製のカレンダーに、先日訪れたばかりという大阪・関西万博の「ミャクミャク」の絵が飾られていました。

「この窓から桜が見えるのが、毎年の楽しみなんです」
そう嬉しそうに語ってくださったお施主様。
ダイニングベンチの後ろにある窓は、満開の桜を望む、家族だけの特等席です。