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2023.04.07

憧れの古民家暮らしを現実に!「古民家風新築」で作る趣と快適の住空間

2023.04.07

# 古民家 # 古民家再生 # 古民家風建築
ラムジー まり

フリーランスのライターとして主に国内外のインテリア、ライフスタイル、ギフトを中心に執筆中。広島生まれイギリス住まい、2児の母。元ハウスメーカー勤務、インテリアコーディネーターの視点を活かして、暮らしの「ちょっといいかも」を感じてもらえたら嬉しいです。

フリーランスのライターとして主に国内外のインテリア、ライフスタイル、ギフトを中心に執筆中。広島生まれイギリス住まい、2児の母。元ハウスメーカー勤務、インテリアコーディネーターの視点を活かして、暮らしの「ちょっといいかも」を感じてもらえたら嬉しいです。

趣のある美しい佇まいが、カフェや宿泊施設でも人気の古民家。私たち日本人にとって、どこか懐かしくゆったりと寛げる雰囲気があり、「こんな家に住めたら…」と憧れる方も多いのではないでしょうか。

近年では地方の伝統的な日本家屋をリフォームして住む「古民家再生」を希望する方も増えており、移住やリフォームに興味を持っている方も少なくないと思います。そこで今回は、古民家再生の魅力をはじめ、古民家の趣と快適性を得られる「古民家風新築」についてご紹介いたします。

意外に知られていない「古民家の定義」とは

趣のある佇まいが人気の古民家ですが、じつは明確な定義はありません。しかし民家を次世代に引き継ぐ活動を行う古民家再生協会では、『昭和25年の建築基準法の制定時に既に建てられていた「伝統的建造物の住宅」すなわち伝統構法』と定義しています。

このような歴史ある古民家には、多くの人々を惹きつけるさまざまな魅力があります。たとえば間口が広く天井が高いため、開放感があること。今ではあまり見ない和室の続き間などは、シーンに合わせて区切ったりオープンにしたりと、汎用性が高いのもそのひとつです。
また家を構成する木や漆喰などの自然素材には、化学物質を含まないため身体にやさしく気持ちよく過ごせます。インテリア面では、モザイクタイルやガラス細工などを使ったノスタルジックな雰囲気も、レトロ好きな方には堪らない魅力と言えるでしょう。

知っておきたい古民家に住むメリット・デメリット

人気の古民家には、もちろんメリットもあればデメリットもあります。

  • メリットとして

・気に入った物件に出合えれば、趣きのある住まいを楽しめる。

・築年数を重ねていることから低価格な物件が多い。

・新築より固定資産税を抑えられたり、地方によっては補助金を受けられる。

  • デメリットとして

・現代の住まいに必要な熱効率や気密性、耐震性などに欠けている。

・快適な住空間を作るためのリフォームは不可欠。

・配管のある水回りや、床・外壁などの補修は大規模になるケースが多く、そのぶん手間と費用がかかってしまう。

趣のある住まいは「古民家風新築」で実現

趣のある伝統的な住まいは、古民家再生の他に「新築」で作ることも可能です。近年では古材や漆喰などの自然素材を使用した「古民家風新築」が、住居をはじめカフェ、宿泊施設としても多く採用されています。新築ならではの快適な住環境を持ちながら、伝統的日本家屋をリアルに表現できるため、満足度の高い空間を実現できるのが魅力です。

また新築を古民家風にするには、内装だけでなく和風デザインに合った家具や照明選びも大切。木の風合いが魅力の古民家風インテリアには、味わいのある木製家具やレトロな照明を使ったコーディネートが、空間の調和を生みます。

たとえば、かつて多くの日本家屋で使用されていた和箪笥や水屋、収納箱などの和家具、レトロなステンドグラスやランプシェードなどを投入したり。あえて大正・昭和初期の西洋と和の文化が感じられる和モダンデザインを取り入れるのも、おしゃれな空間作りができるでしょう。

そして、そんな室内装飾を引き立てるのが木の存在感。特に床は面積も広く、空間作りに大きく影響するパーツのため、木材選びは慎重にしたいものです。本物の木の美しさと経年変化を楽しめる「ウッドワン」の無垢材フローリングなら、より日本家屋の趣をリアルに演出できます。

たとえば、ウッドワンを代表する無垢材フローリング「ピノアース」。中でも上記画像のようなダークブラウンの色合いは、古民家テイストの内装や和モダン家具を引き立てながら、美しく調和してくれます。木が醸し出すあたたかな質感と風合い、時とともに美しく変化していく表情は、長く大切にされてきた日本家屋の佇まいさえ感じさせてくれるでしょう。

無垢フローリングピノアース (上からミディアム色、ダーク色)

株式会社ウッドワン | 床材・階段材カタログ(2023)P100

 

さらに古民家に近い雰囲気をお求めの方には、和の趣を豊かに表現した和風床材(縁甲板)「フロング」もおすすめです。通常の床材よりも幅広の5寸幅タイプが、和の空間に広がりと高級感をもたらしてくれます。また、日本でなじみの深い桧や欅など銘木のラインナップが揃っているため、幅広い和テイストにマッチした色や木目をお選びいただけます。

フロングの中でも、囲炉裏に長く燻された古民家の建材をイメージした「古民家シリーズ」は、古民家風新築やリフォームをお考えの方には最適。古民家が持つ歳月を重ねた美しさ・趣をリアルに表現してくれます。

フロング® 古民家シリーズ

株式会社ウッドワン | 床材・階段材カタログ(2023)P234

樹種にはハッキリとした木目が美しい「タモ」と、細かな年輪が味わいのある「栂」の2種類をご用意。お好みや家具との相性に合わせて、理想の空間作りを楽しんでいただけるでしょう。

詳しくはこちら

本物の木だからこそ感じられる、あたたかみのある質感や経年変化の美しさ。表面積の大きな床の素材にこだわることで、より日本家屋の持つ趣や奥ゆかしさを表現できます。古民家風新築やお部屋のリフォームをお考えの際には、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

□無垢フローリング ピノアースをみる

□フロングをみる

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【参考文献】一般社団法人 全国古民家再生協会

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