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2023.04.21

開き戸・引き戸とは?メリット・デメリットを解説!室内ドアをおしゃれに活用!

2023.04.21

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安美 サヨリ

二級建築士。専門学校を卒業後、店舗やオフィスなどのデザイン・設計に従事。 「住宅にかかわる仕事がしたい」という子どもの頃からの夢を叶えるため、結婚後に大手ハウスメーカーのリフォーム営業に転職。外装から内装まで家のリフォーム全般に携わる。 その時の経験を活かし住宅や建築に関する記事を執筆。 現在は子育てをしながら、CADでの図面作成業務とライターを兼業するフリーランスとして活動中。

二級建築士。専門学校を卒業後、店舗やオフィスなどのデザイン・設計に従事。 「住宅にかかわる仕事がしたい」という子どもの頃からの夢を叶えるため、結婚後に大手ハウスメーカーのリフォーム営業に転職。外装から内装まで家のリフォーム全般に携わる。 その時の経験を活かし住宅や建築に関する記事を執筆。 現在は子育てをしながら、CADでの図面作成業務とライターを兼業するフリーランスとして活動中。

室内を行き来するときに「ドア」の存在は欠かせません。

普段何気なく使っているドアですが、選び方によって空間の使い方が変わってくるほど、家づくりにおいて重要なアイテムのひとつです。

この室内ドアには大きく分けて「引き戸」と「開き戸」の2種類があります。
今回は「引き戸」と「開き戸」の違い、おすすめの選び方についてご紹介します。

引き戸とは?

引き戸とは、床に設置した溝やレールを使い、横にスライドさせて開け閉めするドア(戸)のことを指します。日本では昔から襖や障子などで用いられてきました。

溝やレールを省いて、戸を上から吊るす「上吊り式」のタイプは、お掃除がしやすく、床面がフラットで段差も生じません。

引き戸の種類

・片引き戸 1枚のドアを左右に開閉できるタイプ

・引き違い戸 2枚のドアを左右に行き違わせるタイプ。左右どちら側にも開閉できますが、開口幅はドア1枚分です。

・引き分け戸 2枚のドアを両側にスライドさせるタイプ。扉2枚分の開口スペースを確保できます。

・引き込み戸 引き込んだ両側に壁面があるタイプ。インテリアや収納家具などをより自由にレイアウトできます。

・アウトセット上吊り引き戸 壁に外付けするタイプで施工が簡単。小壁をつくらず、壁の外側でドアを走行させます。リフォーム時に、ドア開口を引き戸に変更する時に最適です。

引き戸のメリット

戸を左右に動かして開閉するためデッドスペースが少なく、周囲に家具を置くなど空間を有効的に活用できます。

少ない体の動きで開閉できるので、高齢者や子ども、車いすを使用している方でも楽に操作できるのが大きな利点です。

出入口での利用だけでなく、部屋を区切る間仕切りなど幅広い用途に活用できます。

引き戸のデメリット

引き戸は、開き戸に比べると遮音性が劣ります
室内での音が漏れやすいため、楽器などを使用する防音室にはあまり適しているとはいえません。

隙間があることで冷暖房効果も薄れてしまうので、断熱性を求める際には隙間テープを貼るなどの対策が必要です。

また、引き戸を開ける際には戸を引き込むための「引き代」という壁が必要となるので、その分の壁が確保できないと引き戸の設置はできません。

開き戸とは?

丁番(蝶番)などの金具を軸に、扉が前後に弧を描きながら開閉するタイプ開き戸といいます。

開き戸の種類

・片開きドア 扉1枚のタイプ

丁番(蝶番)などの金具を軸に、扉が前後に弧を描きながら開閉するタイプ開き戸といいます。

・親子ドア サイズの異なる2枚が組み合わさったタイプ

・両開きドア(親親ドア) 扉2枚のタイプ

開き戸のメリット

引き戸に比べ、遮音性が高いので、トイレなど音が気になる場所に適しています。

溝やレールもないので、掃除も簡単。
引き戸に必要な戸袋をつける必要もないため、壁厚を薄くできるのも特長の一つです。

開き戸のデメリット

開き戸のデメリットはその可動域の大きさにあります。

ドアを開くときに空間が必要となり、吊り元を中心とした90°〜180°の範囲の可動域がデッドスペースになります。置ける家具も限られてくるため、空間の使い方には工夫が必要です。

ドアの開閉時には体を前後に大きく動かさなければならないため、体が不自由な方や年配の方には可動域が必要なので負荷がかかります。

シチュエーションによってドア選びが左右される

よりお部屋を広く有効的に活用するために、ドアの選び方は重要です。

圧迫感を抑えたい場合や、光を取り入れたい場合、人の気配を確認したい場所に設置するドアには、ガラスがはめ込まれたタイプがおすすめです。

また、引き戸と開き戸は特性が異なるため、動線を意識して使い分けましょう。

引き戸がおすすめの場所

購入した食材を運び入れるキッチンパントリーなどに引き戸を使用すれば、荷物の搬入もスムーズ。

洗面所などのスペースが狭い場所にも引き戸は最適です。

リビングの隣にキッズルームを設ける場合、間仕切りにガラスタイプの引き戸を用いれば、部屋を仕切りながらお互いの気配を確認でき、遊びに集中できるスペースをつくることができます。

引き戸を採用する場合の注意点

引き戸には戸を引き込むためのスペースが必要です。
その分の壁面は利用できなくなるため、コンセントやスイッチは設置できません。

また、間仕切りとして利用できるところが便利な点ではありますが、遮音性のある完全個室としての効果は期待できないので、視界を遮ることができる場所として上手に使い分けましょう。

開き戸がおすすめの場所

開き戸はドア1枚分の面積があれば設置できるので、扉に対して横方向の壁面が取れず、前後のスペースに余裕がある場合に適しています。

引き戸よりも洋風でモダンな印象を与えやすいので、ヴィンテージやインダストリアルなインテリアにおすすめです。

開き戸は遮音性が高いので、書斎など落ち着いて作業をしたい部屋にも向いています。

開き戸を採用する場合の注意点

開き戸は進行方向に合わせてドアを前後に開閉するため、進行方向に物があったり人がいたりすると干渉してしまいます。

狭い通路に面した場所にドアを設ける場合は、通常のドアよりも飛び出しが少ない「スライディングドア」も検討してみましょう。

ドアのデザインの重要性

大きな面積を占めるドアは、お部屋の中でも存在感があります。
ドアのデザインがお部屋の雰囲気に合わないと、せっかくのインテリアも台無しになってしまいます。

素材や形、色合いやパーツのデザインなど、ひとつひとつが調和することでお部屋に統一感が生まれ、心地よい空間が出来上がります。

お部屋のコーディネートにも大きな影響を与える存在だからこそ、室内ドアも細部にまでこだわったものを選びましょう。

そこでおすすめしたいのが、ウッドワンの室内ドアです。

ウッドワンのおしゃれなドア「ピノアースシリーズ」と「ドレタスシリーズ」

ウッドワンでは、どんなお部屋のスタイルでも合わせられる、デザイン豊富でおしゃれな室内ドアをご用意。
お部屋のデザインを損なうことなく、素敵な引き戸・開き戸をお選びいただけます。

その中で「ピノアースシリーズ」と「ドレタスシリーズ」の特徴をそれぞれご紹介します。

ピノアースシリーズ

 

ドアのたて框には反りにくい柾目の無垢一枚板を使用しており、その表面仕上げには立体感あふれる「浮造り(うづくり)仕上げ」を採用しています。

毎日開け閉めする室内ドアだからこそ、本物の木の温もりを感じたい人におすすめです。
手に触れたときの心地よさを楽しめるでしょう。

ドレタスシリーズ

 

ドレタスのすべての引き戸・開き戸の化粧板には「オレフィンシート」を使用しており、キズや汚れに強いのが特長です。

また、金具は、一般的な金具の品質基準より厳しいウッドワン独自の品質基準(ウッドワンスタンダード)をクリアした耐久性の高い金具のみ採用しています。
素材、色柄、デザインなど豊富なラインナップから選ぶことができ、どんなコーディネートも自由自在。
目指す生活スタイルにあわせたドアを見つけることができます。

そして開き戸を選ぶときに忘れてはいけないのが「ハンドル」の存在です。ハンドルのデザインによって、ドアの印象も大きく変わります。
ウッドワンなら、お好みのドアに合わせてハンドルを選ぶことができ、素敵なお部屋づくりに一役買ってくれます。

まとめ:ドアの特性を理解して、お部屋づくりを楽しもう

ドアをお部屋の用途に応じて使い分けることで、よりよく空間を活用できるようになります。
引き戸・開き戸それぞれの特性を理解した上で、素敵なドアを選び、お好みのお部屋づくりを実現させてくださいね。

□PINOEARTH series – WOODONE
□DOORETUS/ドレタス series – WOODONE

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