二級建築士。専門学校を卒業後、店舗やオフィスなどのデザイン・設計に従事。 「住宅にかかわる仕事がしたい」という子どもの頃からの夢を叶えるため、結婚後に大手ハウスメーカーのリフォーム営業に転職。外装から内装まで家のリフォーム全般に携わる。 その時の経験を活かし住宅や建築に関する記事を執筆。 現在は子育てをしながら、CADでの図面作成業務とライターを兼業するフリーランスとして活動中。
二級建築士。専門学校を卒業後、店舗やオフィスなどのデザイン・設計に従事。 「住宅にかかわる仕事がしたい」という子どもの頃からの夢を叶えるため、結婚後に大手ハウスメーカーのリフォーム営業に転職。外装から内装まで家のリフォーム全般に携わる。 その時の経験を活かし住宅や建築に関する記事を執筆。 現在は子育てをしながら、CADでの図面作成業務とライターを兼業するフリーランスとして活動中。
目次

<無垢の木のキッチン「スイージー(su:iji)」>
ドラマを見ている時、ストーリーに引き込まれる一方で、「主人公たちのおしゃれな家」に目を奪われた経験はないでしょうか?
「こんなおしゃれなキッチンなら、毎日の料理が楽しくなるだろうな…」そんな充足感をもたらすキッチンにリフォームするため、押さえておきたいインテリアの考え方があります。今回は実際にドラマで使用されたキッチンの事例もご紹介します。
☆ドラマに出てきたキッチンをすぐにチェックしたい方はこちら
憧れをカタチにするための「テイスト」と「コンセプト」
-
<無垢の木のキッチン「フレームキッチン(FLAME KITCHEN)」>
- ●ドラマに出てくるキッチンがおしゃれで素敵な理由
ドラマの中に登場するお部屋は、なぜおしゃれで素敵に見えるのでしょうか?
それは主人公たちの個性やライフスタイルを反映し、細部までこだわって作られているからです。
インテリアでもファッションでも、登場人物に関わる世界観を表現する時には「どのような性格なのか、趣味は何なのか、家族構成は・・・」と深く掘り下げていきます。そして、インテリアもその人物像に相応しい「テイスト」や「コンセプト」を設定します。
指針となるコンセプトをもとに空間が作り上げられているので、イメージがブレることなく全体的に統一感があっておしゃれに見えるのです。ドラマを見ていて引き込まれるのは、登場する人物の人となりが部屋にもよく表れているからでしょう。特にリビングやキッチン周りは主人公たちの「素」の部分が垣間見える舞台として欠かせない場所です。
- ●テイストには様々な種類がある
- インテリアの「テイスト」には多岐にわたるジャンルがあります。
- 例えば、
- ・昔から愛され続けている「カントリー」
- ・根強い人気がある「北欧スタイル」
- ・日本ならではの「和モダン」 など。
- 例に挙げたのはほんの一部です。他にも様々なテイストが存在しますので、おしゃれな空間を作るには、まず自分の好きなインテリアのテイストを探してみることから始めてみましょう。
- ●コンセプトを考える
家づくりにおけるコンセプトは「自分がどのような住み方をしたいか、どのような空間が好きか」という、暮らしに関する一貫した概念です。
自分の好みや理想、これまでの暮らし方などを振り返り、どのようなコンセプトにすれば充足感が得られるか考えてみましょう。
- ●理想の住まいをイメージする
あなたが好きだったり、気になるドラマにはどんなインテリアスタイルが採用されているでしょうか。
ドラマに出てくるインテリアやキッチンは、登場人物たちが実際に使用している様子を見ることが出来るので、実際にリフォームを検討する際に、自分に置き換えてイメージしやすいでしょう。
続いて、実際に「ウッドワン」が美術協力してきたドラマキッチンを、ストーリーから考察した「テイスト」と「コンセプト」も併せて解説いたします。
ドラマ「持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~」での採用事例

<無垢の木のキッチン「スイージー(su:iji)」とカップボードが設置されたドラマセット>

<リビング(無垢の木のキッチン)>

<リビング(カップボード)>
大雑把な性格の娘・杏花と、これまで家のことは妻に任せきりで日常生活能力が低いという父・林太郎の、父娘2人が暮らす家のキッチンです。父娘はあまり家事が得意ではないにも関わらず、このキッチンには生活感が溢れている様子が見て取れますが、そのベースには2年前に他界した母・陽子の趣向が色濃く反映されていることが伝わってきます。たくさん料理をしてきたであろう陽子が集めた食器や道具からは、おしゃれな雰囲気の中にも日常が感じられ、親近感がわくものばかり。
- ●テイストは「ヴィンテージ」、コンセプトは「温もり溢れた親子の絆」
個性的なアイランドキッチンを中心に、味わいのある食器棚や濃いブルーが印象的な袖壁のタイル、やかんや鍋のオレンジが差し色になって温もりが感じられる空間です。ドラマの中で明らかになる父と母の意外な過去に驚かされるストーリーでしたが、それらの様々なことを乗り越えて築き上げてきた「親子の絆」が、温もり溢れるこのキッチンからも感じられます。
使用されているキッチンは、ウッドワンの「スイージー」。
色使いや道具の並べ方など、お料理好きの方には参考になるのではないでしょうか。
ドラマ「義母と娘のブルース 2022謹賀新年スペシャル」での採用事例

<フレームキッチンが設置されたドラマセット>
キャリアウーマンの義母・亜希子と、血の繋がらない娘・みゆきが暮らすキッチンです。2018年の放送開始当初から登場しているこのキッチンは、ウッドワンの「フレームキッチン」。2022年のスペシャルドラマで再登場しました。
3年前に妻が他界し、亜希子と再婚するまで男手一つで娘のみゆきを育ててきた良一。たびたびキッチンに立つ姿がありましたが、男性が使っても様になるフレームキッチンのエッジが印象的です。このキッチンに良一と亜希子が並んで立ち、ハンバーグを作る姿を覚えている方もいるのではないでしょうか。
- ●テイストは「カフェ風インテリア」、コンセプトは「男女問わず家事を担うキッチン」
性別を選ばないデザインは「男女問わず家事を担っていく」という意味でも、これからのキッチンの在り方を示しているように感じられます。また、スタイリッシュな「黒の鉄」のフレームは、今まで仕事一筋のキャリアウーマンだった亜希子を彷彿とさせ、それとかけ合わせた「無垢の木」の温もりが、徐々に母親として成長していく亜希子の姿と重なり、ドラマのストーリーそのものを反映しているかのようです。
このカフェ風のインテリアが持つ特徴の一つは「見渡せる収納」ですが、フレームキッチンなら生活感のある小物も置いただけでおしゃれに見えます。
ドラマに登場したキッチンをリフォームで我が家に
上記2つのドラマに登場したキッチンについて、それぞれの製品の特徴についてご紹介します。
「スイージー(su:iji)」
ウッドワンのスイージーは、「無垢の木のキッチン」です。
木の温もりから自然を感じられ、時を重ねるごとに味わいが深まります。無垢の木というと懸念されるのは「お手入れ」ですよね。無垢の木は水や汚れに弱いイメージがあり、掃除が大変そうだと思われる方も多いかもしれません。スイージーに使われている無垢材はサッとひと拭きで汚れが落ちるので、お手入れが簡単。フルスライドの引き出しは奥までしっかり引き出すことができるため、収納力があって使い勝手も抜群です。
その機能性やデザイン性は、お料理好きの方にもご満足していただけるでしょう。
詳しくはこちら
「フレームキッチン(FLAME KITCHEN)」
フレームキッチンの特徴は、おしゃれなデザインと自由度の高さにあります。
自立できる「独立ユニット」と連結して使用する「連結ユニット」の組み合わせでできており、間口のサイズやスタイルに応じて多彩な構成が可能です。
無垢の木は、力強い木目が特徴のオークと、淡い黄白色が上品なニュージーパインの2種類から選べます。
さらにカウンターとの組み合わせ次第で、お好みのキッチンが実現できるでしょう。
「黒の鉄」×「無垢の木」のデザインは、ドラマのような「カフェ風インテリア」や、個性溢れる「ブルックリンスタイル」などにも相性が良く馴染むので、男前なインテリアが好みの方におすすめです。
詳しくはこちら
詳しくはこちら
リフォームするなら憧れを手に入れよう。
ドラマに登場する、おしゃれで素敵な憧れのキッチン。ウッドワンの「スイージー」や「フレームキッチン」なら、あなたのそんな憧れをご自宅のキッチンリフォームで叶えることができます。
毎日使う場所だからこそ、デザインや使い勝手など細部にまでこだわりたいものですよね。ぜひ憧れのキッチンを手に入れて、日常生活をドラマチックに演出してみてはいかがでしょうか。
RELATED
関連する記事
WOODONEマガジンは"地球と人に価値ある木の空間を"をテーマに暮らしに役立つ情報を配信しています。