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木になるコラム アナザーストーリー

2022.10.19

フローリングの快適さは、先人が体験済み?

2022.10.19

# フローリング # 板張り # 箱木家
WOODONE編集部

「木のぬくもりを暮らしの中へ」をテーマにキッチン、建具、床等の住宅部材をトータルでご提案する(株)ウッドワン。 編集部では、皆さまが快適な家づくりをするための役立つ情報や、楽しいコンテンツを日々こつこつ集めて発信してきます。

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日本家屋の床と言えば畳敷きを連想しますが、千年を経た現存最古の民家として著名な箱木家(兵庫県/国重要文化財)を見学すると、台所が併設された土間から上がる居間に相当する床が板張りとなっていることが確認できます。

その後、長い歴史を経て、一般的に居間にも畳を敷くようになったのは近代に入ってからです。
同家の居間は今でも板張りですが、当時から家族が集まるスペースを自由で快適な木の床で造作をする、現代のフローリングにも通じる先人の知恵があったのでしょう。

さて、日本がフローリングとして製造を始めたのは、大正2(1913)年、楢(ナラ)の端材を有効利用するために考えられました。もっとも国内向けというよりも、主にヨーロッパへの輸出用であったと言われています。

経年とともに広葉樹材の乾燥や加工技術も格段に進歩、需要に対応できる様々な製品が生まれて現代に続いています。

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