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ちょっと"木"になる話
第4回 アフロハスキーウィと学ぶニュージーパインの歴史
カテゴリ : ニュージーランドのロハスの森 | タグ : 歴史
ニュージーパイン®(ラジアータパイン)は松の一種で、北半球のアメリカのカリフォルニアが原産地ですが、土壌・気候にぴったり合ったのか南半球のニュージーランド、オーストラリア、南米チリ、南アフリカなどですくすくと成長しています。
枝が放射状(radiata)に成長するため、ラジアータパインと名付けられたと思われます。
ニュージーランドにはカウリという素晴らしい木がありましたが、その原生林は羊の牧場にするため伐採され、現在ではわずかに保護林だけが残っています。
その牧場というのは、夜中に羊が寝返りを打ったら海に落ちると言われるほど見事に伐り尽くしてしまったのですが、その後羊が安くなり、かなりの牧場が林業地に戻りました。その第1回の植林が行われたのは1929年の世界恐慌後と言われています。
アメリカのニューディール政策を真似して失業対策で林業を始めたのです。
そのとき、国内品種を使わず、世界各地から100種類以上の苗木が持ち込まれ、試行錯誤しながら木が植えられました。
日本の杉も植林され、カラマツもヨーロッパ産のものやロシア産のものが植えられ、病害虫から守るためユーカリ種も導入されました。
その中で1番成長が早かったのがニュージーパイン®(ラジアータパイン)なのです。
ここのニュージーパイン®の樹高生長は条件の整った場所で年間1.5メートルです。さらに品種改良された品種は年間2メートル、20年で樹高40メートルにもなります。
日本の一般的な植林地の杉の成長が年間60~70センチですのでその3倍になります。一般的には杉の2倍以上、檜の3倍以上といわれています。
このニュージーパイン®は50年経つと明らかに過熟になりますので、30年から35年が伐るのに適した時期となっています。
※ニュージーパイン®はウッドワンがニュージーランドで計画的に植林、育林したラジアータパインの登録商標です。
『木とともに喜寿を迎え』森とともに樹寿を歩む 中本利夫著 より抜粋