「木のぬくもりを暮らしの中へ」をテーマにキッチン、建具、床等の住宅部材をトータルでご提案する(株)ウッドワン。 編集部では、皆さまが快適な家づくりをするための役立つ情報や、楽しいコンテンツを日々こつこつ集めて発信してきます。
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目次
2階建て以上の家に欠かせないのが「階段」です。
家の設計において階段というのは重要なポイントの一つでもあり、生活動線にも大きくかかわってくるため配置場所には吟味が必要です。リビング階段にするのか、廊下側に設置するのか、家の中心にもってくるのか…配置やデザインによって家の印象が左右されるといっても過言ではありません。
そして、デッドスペースが生まれやすいのも階段の特徴です。
特に階段下はそもそも使用しないか、掃除用具などを入れる収納の印象が強いスペースですが、工夫次第でおしゃれな空間演出が可能になります。階段のレイアウトで後悔しないためにも、新築やリフォーム時の計画段階からあらかじめ階段の設置後のスペース活用法を検討しておく方が良いでしょう。
そこで今回は、階段下を収納やそれ以外にも有効活用しながら空間をおしゃれに演出するアイデアをまとめました。
階段下も有効活用したい
日本には古くから、家の中のデッドスペースを有効活用してきた歴史があります。
江戸時代には「階段箪笥」という、階段と箪笥を融合させた家具が登場しており、階段下の空間をうまく利用していました。これらは主にお客様を出迎えるスペースに設置する「魅せる」家具でもあったようです。

「階段箪笥」
現代においても、日本の住宅事情を考えるとデッドスペースはできる限りなくして空間を有効的に使い切りたいですよね。
その一番オーソドックスな活用法としては、やはり「収納」でしょう。ただ、階段収納は上部などにデッドスペースができやすいのが難点といえます。
そこで便利なのがホームセンターなどで購入可能なつっぱり棒。階段下収納の上部に、つっぱり棒を水平に設置することで簡易的な棚を設置することができます。こうすることで、立体的に空間を利用できるようになり、見せたくないものを効率的に収納して部屋をすっきりさせることができます。
しかし、階段下の使い方は「収納」だけではありません。階段下を「魅せ」ながら活用する方法を次にご紹介します。
階段下の活用アイデア事例8選
1. テレビ配置で空間を有効利用
人気のリビング階段ですが、階段の分リビングのスペースが狭くなってしまうため、階段下は有効活用したいものです。
上記画像のように階段下に棚を設けてテレビを配置すれば、テレビ台など家具を新たに設置する必要もなく省スペース化できます。
リビングでテレビを見ながら、帰宅した子どもたちとも自然に会話を楽しめる、家族同士のコミュニケーションがより深まる階段下活用法です。
2. ディスプレイスペースとして活用
階段下にキャビネットを設置すると、収納スペースとして活用できるだけでなく、インテリア小物を配置しやすくなります。
お気に入りの観葉植物や絵画、本などをディスプレイすることで素敵な空間に。それらをテーブルスタンドやスポットライトで照らすと、より魅力を引き立てられます。
また、キャビネットの下に空間を設けると、ロボット掃除機の基地としても活用できます。
3. 家族共有のスタディ・ワークスペースとして活用
階段下に造作のデスクを設けることで、家族の共有ワークスペースに。わずかな空き時間にでもすぐに読書や作業、仕事に取りかかれます。
上記画像のように、デスク付近に棚板があると書類を整理しやすく便利です。コンセントの位置、数も考慮しておきたいですね。
さらに、窓を設けることで、光が取り入れられて集中しやすい環境となり、外の景色を眺められて気分転換にもなります。
4. 休憩スペースとして活用
階段下のスペースに机と椅子を置くことで、ほっと一息つける、ちょっとした休憩スペースを作り出せます。
また、廊下や壁際に作られることの多い階段ですが、思い切って窓際に設置してみてはいかがでしょうか? オープン階段との組み合わせで開放感があり、おしゃれに空間をデザインできます。
「人とは違う家づくりがしたい」
「こだわりのある空間にしたい」
そんな方におすすめの階段活用法です。
5. 趣味のアイテムを置くスペースとして活用
階段下のスペースは趣味のアイテムを置くスペースにも適しています。
例えば、自転車が趣味な方なら思い切ってオープン階段の下に愛車を置いて、ディスプレイとして楽しむのはいかがでしょうか。
置き場所に悩みがちな趣味のアイテムですが、階段下のスペースなら邪魔にならず、おしゃれな展示スペースとして重宝します。スニーカーや子どもの手作りの作品などを飾っても楽しいですね。
6. スキップフロアとして活用
上記画像では、階段下に陽の光が差し込むスキップフロアを設けています。
まるで秘密基地のようなスペースで、子ども達の遊び場に最適です。将来的には、ゆったりとくつろげる空間としても活用できます。
7. 収納として活用
前項で挙げたように、収納スペースとして活用するという方法があります。あらかじめどのようなものを収納するかを想定し、収納扉の有無を決定しましょう。また収納物に見合った大きさの収納スペースを設けるようにしましょう。
8. トイレとして活用
階段下にトイレを設置することで、間取りに余裕が生まれます。ただし、階段下であれば天井が低くなりがちです。そのため、圧迫感や不便さを感じることがないかを確認することが重要です。
階段下のスペース演出におすすめの階段
これまでの事例の中でご紹介してきた主な階段は、ウッドワンの「集成ピノアース階段 鼻の出0㎜仕様」と「デザイン階段Light」です。
どちらも階段のデザインにもこだわりたい方にぜひおすすめしたい逸品です。
集成ピノアース階段 鼻の出0㎜仕様
美しい木目が印象的な、リビングに馴染みやすくデザイン性の高い階段です。
鼻の出をなくし、踏板と蹴込の厚みをそろえることで普通の階段とはひと味違うモダンなデザインになっています。
無垢の木のぬくもりは、裸足で走り回ることの多い小さなお子さんがいるご家庭に優しくマッチします。
デザイン階段Light
開放感のある階段下スペースを、お好みに彩ることができるオープン階段です。
光や風が通り、視線が抜けるデザイン階段Lightは、家の顔ともなりうる高い意匠性が特徴です。
カラーバリエーションも豊富なので、部材の組み合わせ次第で思い通りの空間を演出できます。
詳しくはこちら
家の中で脇役になりがちな階段や階段下のスペースですが、アイデア次第でさまざまな活用が可能です。
おしゃれな階段とあわせて、階段周りの使い方・デザインにもこだわってみてはいかがでしょうか?
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