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建具・階段 建材選びのポイント

2023.01.06

リビング階段を設置するメリットとデメリット  スケルトン階段で明るい空間づくり

2023.01.06

# スケルトン階段 # リビング階段
安美 サヨリ

二級建築士。専門学校を卒業後、店舗やオフィスなどのデザイン・設計に従事。 「住宅にかかわる仕事がしたい」という子どもの頃からの夢を叶えるため、結婚後に大手ハウスメーカーのリフォーム営業に転職。外装から内装まで家のリフォーム全般に携わる。 その時の経験を活かし住宅や建築に関する記事を執筆。 現在は子育てをしながら、CADでの図面作成業務とライターを兼業するフリーランスとして活動中。

二級建築士。専門学校を卒業後、店舗やオフィスなどのデザイン・設計に従事。 「住宅にかかわる仕事がしたい」という子どもの頃からの夢を叶えるため、結婚後に大手ハウスメーカーのリフォーム営業に転職。外装から内装まで家のリフォーム全般に携わる。 その時の経験を活かし住宅や建築に関する記事を執筆。 現在は子育てをしながら、CADでの図面作成業務とライターを兼業するフリーランスとして活動中。

リビング内に階段がある「リビング階段」は、存在感があり空間を素敵に彩ります。特にスケルトン階段はお部屋のアクセントとなり、おしゃれな住まいづくりには欠かせません。

この記事では、リビングに階段を設置するメリットとデメリットについて解説し、失敗しない階段選びについてご紹介します。

 

リビング階段を選ぶときの注意点

リビング階段を取り入れる際には、機能面やデザイン性を加味しながらメリット・デメリットを理解したうえで家族の生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。一見デメリットに見えることも、レイアウトや建材選びを工夫することで解決できます。

「リビング階段のメリット」

家族とのコミュニケーションが取りやすい

リビングに階段を設置するので、上の階に行くときには必ずリビングを通ることになります。その際に家族の在宅が把握しやすく、自然と声掛けする習慣も生まれ、家族とのコミュニケーションが取りやすいことから、リビング階段は子育て世帯にも人気のレイアウトです。

階段下を活用できる

階段下の活用も、アイデア次第でそのバリエーションが広がります。収納以外にも、ディスプレイしたりワークスペースとして活用したりと使い方は自由自在です。

空間のアクセントになる

らせん階段やスケルトン階段にすれば、開放感を保ちながらリビングをおしゃれに彩ることができます。こだわりある空間を演出したい方におすすめです。

「リビング階段のデメリット」

空調が効きにくい

リビング階段の最大のデメリットといえるのが、熱効率の悪さです。

リビング階段から吹き抜け部分の上階へと空気が流れてしまうため、冷暖房が効きにくくなるのです。冷たい空気は下へ、暖かい空気は上に向かう性質があるため、特に冬場のリビングは寒さを感じやすいでしょう。リビング階段を取り入れる際には、設計段階で家の断熱性や気密性について十分考慮する必要があります。

ニオイや音が上階に伝わりやすい

最近の間取りではキッチンとリビングがつながっているケースが多く、リビング階段を通じてキッチンからのニオイなどが上階に漏れやすくなります。同様に音も伝わりやすいため、間取りを工夫し、壁や床材に防音材を使うなどの対策をしましょう。

プライバシーの確保が難しい

階段の上り下りで必ずリビングを通らなければならないので、来客時には不便を感じることも。休日にくつろいでいるところに家族の友人が遊びに来たときなどは、お互いに気を遣ってしまうでしょう。その場合、階段をリビングの出入り口付近に設置するなど、レイアウトを工夫する必要があります。

デザインによっては圧迫感がある

階段の存在感は、良くも悪くも大きいものです。デザイン次第では階段自体が圧迫感を生んでしまい、リビングが窮屈に感じてしまう恐れもあります。

そんな圧迫感の解消には「スケルトン階段」がおすすめです。

スケルトン階段を導入して、リビングをスタイリッシュに

スケルトン階段とは、踏み板とそれを支えるささら桁のみでつくられた階段のことです。

光を通し明るく開放的な空間を実現できることに加え、風を遮らないので空気の循環を邪魔しません。デザイン性が高くインテリアのアクセントになるため、リビングをスタイリッシュに演出できます。

一方で、蹴込み板がないため小さなお子さんやご年配の家族がいる場合は落下のリスクも。手すりやネットを付けるなどの予防策が必要となります。圧迫感が少ないので、狭小住宅にも適したデザインです。

素敵なリビングで家族団らんのひとときを

居心地の良い素敵なリビングには、自然と家族が集まってきます。親子や夫婦の会話もはずみ、一家団らんのひとときを楽しめるでしょう。

階段下の空間演出

スケルトン階段にすることで、階段下に空間が生まれます。趣味のグッズをディスプレイしたり、ケージを置いてペットの居場所を作ったり、その使い道はアイデア次第です。

ウッドワンのデザイン階段Lightで明るいスケルトン階段をリビングに!

これまで写真でご紹介してきた階段は、ウッドワンの「デザイン階段Light」です。デザイン性が高く抜け感のあるこの階段は、家族とのふれあいを大切にしながら明るいリビング空間をやさしく演出します。

木とアルミの組み合わせ

  • 樹種とカラーが豊富に揃った多彩な「踏板」と、カラーコーディネートしやすい3色(ブラック・ホワイト・ナチュラル)からなる「ささら桁」との組み合わせ。さらにアルミ素材の「手すり」を組み合わせた、モダンでおしゃれな階段です。
  • 省施工性を実現した美しい手すり

  • 手すりには裏の溝に「フィレット式」を採用し、省施工性を実現。スッキリとしたデザインで、細部まで美しさにこだわっています。
  • 家族団らんを後押ししてくれるリビング階段。開放的なデザインは、リビングをより一層居心地のよい空間として彩りを添えてくれるでしょう。
  • 詳しくはこちら

  • 多彩なラインナップが揃うウッドワンのデザイン階段Lightなら、ご家庭にあったデザインがきっと見つかるでしょう。スタイリッシュなスケルトン階段を設置して、家族との会話がはずむリビング空間をつくってみてはいかがでしょうか。
  • デザイン階段Light – WOODONEをみる

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