冷蔵庫の寿命は？ 買い替え時に知っておきたいポイントと使いやすいキッチンレイアウト

普段の生活になくてはならない家電といえば、冷蔵庫ですね。冷蔵庫は、24時間365日休まずフル稼働し続けているタフな家電製品です。

最近では省エネ効果の高い冷蔵庫も増えており、昔の製品と比べると大幅に電気代が安くなっています。ただし、いざ買い替えるとしても、冷蔵庫の寿命や選び方の基準がわからないという方も多いのではないでしょうか。

今回は、冷蔵庫の一般的な寿命や不具合の判断、そして冷蔵庫を買い替える際の選び方のポイントを解説していきます。冷蔵庫が使いやすいキッチンレイアウトもご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

冷蔵庫の寿命はどのくらい？

家庭用冷蔵庫の寿命は、一般的に8年～13年くらいといわれています。

消費動向調査（2023年7月実施調査結果／内閣府）によると、冷蔵庫の買い替え理由は『故障』が1位で6割を占めていて、2位は『上位モデルへの買い替え』でした。

修理に使用する各メーカーの部品保有期間は生産が終了してから9年までとなっていますので、それ以上使い続けて故障すると、修理は難しくなってしまいます。

【出典】内閣府「消費動向調査」

冷蔵庫の不具合はどう判断するの？

急に使用できなくなると保存している食料品が傷んでしまい、とても困る冷蔵庫。

冷蔵庫の寿命が近いのでは？と思われる具体的な症状を見ていきましょう。

普段とは違う異音がする

冷蔵庫から聞こえてくる音が普段と違うと感じるときは、故障のサインかもしれません。

特に、コンプレッサーの音が不規則に大きくなるのは冷蔵庫の冷却システムに問題がある可能性が高いので、点検や修理を考えてみましょう。

氷が作れない

冷蔵庫の寿命かな？と考える原因としてよく挙げられるのが、氷が上手く作れなくなることです。

原因としては、水の供給ラインの詰まりや冷凍室の温度コントロールが上手くいっていないことなどが考えられます。

また、氷を作る部分の部品（モーターやセンサーなど）の故障も、このような症状の要因の一つです。

食材が冷えにくい、冷えなくなった

冷蔵庫のコンプレッサーなどの冷却装置が故障してしまうと、庫内の温度が上昇して食材が冷えにくくなるという症状が見られます。しかし、庫内へ冷気を送り出している出口を冷蔵庫の中に収納している食材が塞いでいるだけということも。

ほかにも、冷蔵庫のドアに付いているパッキンのカビや汚れによって、しっかりと冷気が閉じ込められないことも原因の一つになります。

水漏れしている

冷蔵庫から水が漏れている場合には、まず漏れているのが内部からか、外部からなのかを確かめてください。

庫内からであれば、冷蔵庫内部の配管が故障している可能性が考えられるため、早めに点検してもらいましょう。

生産終了から9年以上経っている冷蔵庫は、部品がなく修理できない可能性もあります。

上記のような症状がなくても、買い替えを検討することをおすすめします。

冷蔵庫の買い替えポイントと選び方

毎月の電気代が高い場合、冷蔵庫を買い替えることで省エネ効果を実感できることが多いです。

最新の冷蔵庫は10年前のものと比べ年間で約39％～46％（年間約5,301円～7,161円）の電気代削減につながります。

（※定格内容量401L～450Lの冷蔵庫で、2011年と2021年を比較）

【出典】環境省「省エネ製品買換ナビゲーション しんきゅうさん」

基本の容量を確認

世帯人数別のおおよその冷蔵庫容量の目安は次のとおりです。

ライフスタイルに合った機能

最新の冷蔵庫にはさまざまな機能が搭載されています。

共働きでまとめて買い置きする家庭なら、肉や魚の鮮度を保ったまま冷凍できる機能が活躍します。

また、冷蔵庫内に何があったか忘れがちな人には、庫内カメラが付いているタイプもおすすめです。

野菜室や冷凍室のレイアウトも、キッチンにあわせて使い勝手のよい製品を選びましょう。

搬入経路と設置スペース

冷蔵庫のような大型家電の買い替えでは、設置スペースとその場所までの搬入経路を事前にチェックしておく必要があります。

冷蔵庫は据え付けに必要な寸法だけでなく、

・放熱に必要な寸法

・ドアを開けたときの周囲の寸法

などをあらかじめ測っておきましょう。

また、玄関ドアやマンションのエレベーター、廊下幅なども必ず確認してください。

キッチンレイアウトがしやすくておしゃれな「スイージー」「フレームキッチン」

冷蔵庫の買い替えとあわせて、キッチンのリフォームも検討してみてはいかがでしょうか。

冷蔵庫とキッチンのレイアウトの事例をご紹介します。

＜片開きタイプの冷蔵庫のキッチンレイアウト＞

壁付けのキッチンとアイランドタイプの作業台に、雰囲気の合うレトロタイプの片開き冷蔵庫を組み合わせています。

＜コーナーに設けられたオープンタイプのキッチンレイアウト＞

コンロは壁付け、シンクはアイランドにしたキッチンレイアウト。コーナーに設けられたエリアには大容量の冷蔵庫もばっちり置けますね。
フレンチドアや両開きタイプの冷蔵庫もおすすめのキッチンレイアウトです。

レイアウトを好みで選べるキッチンを導入して、キッチンで過ごす時間を今まで以上に楽しみましょう。

□スイージーをみる

□フレームキッチンをみる