「木のぬくもりを暮らしの中へ」をテーマにキッチン、建具、床等の住宅部材をトータルでご提案する(株)ウッドワン。 編集部では、皆さまが快適な家づくりをするための役立つ情報や、楽しいコンテンツを日々こつこつ集めて発信してきます。
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目次
本記事では、パントリーがどのようなものか、メリット、デメリットや設置するポイント、種類について解説します。
パントリーを設置するかどうか迷われている方やどのようなパントリーをつくれば良いか分からない方はぜひご覧ください!
パントリーとは?
キッチンの一角、あるいはキッチン付近につくられる収納庫のことです。パントリーには、キッチンで使用する食品、調味料、日用品などあらゆるものを集約させられるので、利便性を高めます。
古フランス語「paneterie」(パンの貯蔵庫)が語源となっています。
パントリーを設置するメリット
パントリーを設置すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?
収納力が向上する
パントリーは、まとめ買いした食品はもちろん、食器、調理器具までもキッチンまわりにまとめて収納できるため、キッチン下やカップボードだけでは収納しきれず購入するのをためらってしまうといったことはありません。
また、災害時に備えて、非常食もストックしておけます。「ローリングストック」(普段の食品を利用した非常食の備蓄方法)を行うのに最適です。
ローリングストックについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
災害時に備えてローリングストックで食品備蓄を! キッチンパントリーと冷蔵庫を活用
キッチンを綺麗に保てる
キッチンの収納スペースが十分でないと、つい作業スペースに物を置いてしまい雑然とした印象になってしまいます。
パントリーによって収納スペースを確保することで、キッチンカウンターをすっきりと綺麗な状態に保てて、スムーズに作業に取り掛かることができます。
生活動線がスムーズになる
パントリーは、配置位置によっては、家の中での移動の効率化を図ります。
食品の保管から調理までの動線が短くなるように配置すると、家事の負担を軽減することができます。
食品を管理しやすい
食品を整頓して収納すると、何がどれだけあるか大体の量を一目で判断できます。そのため、買い物をする時に重複して購入したり、賞味期限が切れてしまったりすることを防ぎ、食品ロスを減らすことに繋がります。
パントリーを設置するデメリット
パントリーを設置することによって、以下のようなデメリットが生じる場合があります。
スペースを確保する必要がある
パントリーを設置するにはその分スペースが必要ですので、間取りによっては設置が難しい場合があります。また、パントリーの設置を優先させるあまり、キッチンや他の居住スペースを圧迫し、かえって使い勝手が悪くなってしまう事もあります。
整理整頓する手間がかかる
スペースを十分に設けていても、やみくもに物を詰め込むと必要なものをすぐに見つけ出せなかったり、期限切れの食品に気付けなかったりします。
収納スペースとしての効果を発揮させるためには、カテゴリ別に収納し、定期的にストック管理を行わなければなりません。
コストがかかる場合がある
棚板、棚受け(ブラケット)の費用に加え、出入口の扉を設置する場合にはその費用もかかります。家の面積を増やすのに、さらに費用がかかる事もあります。
パントリーを設置する8つのポイント
1. 設置場所を考慮する
パントリーは、キッチンから近い場所に設置し、すぐに物を取りに行けるようにするのが理想的です。また、玄関から近いと、重い荷物を運ぶ際に便利です。生活動線がスムーズになるように設置計画を立てましょう。
2. 適切な広さを確保する
収納物に見合った広さのパントリーをつくることが重要です。収納スペースが狭すぎると物が溢れてしまいますし、広すぎるとデッドスペースができてしまいますから、現在の持ち物量、そして将来的に必要となるものを考慮し、広さを決定しましょう。
3. 可動式の棚にする
パントリーの棚板は、位置変更が容易な可動棚がおすすめです。収納物によって高さを変更できるためデッドスペースをつくりませんし、ライフスタイルの変化に合わせてレイアウトの変更が行えます。
4. 通気性を保つ
食品を保管する場所ですので、湿気がこもらないように注意が必要です。小窓、換気扇を設置して換気を行ったり、乾燥剤を使ったりする方法が有効です。扉を設置する場合には、ルーバータイプの扉を検討するのも良いでしょう。
5. 奥行きが深すぎないようにする
収納の奥行きを深くし過ぎると、奥のものが取り出しづらくなってしまいますから、棚板の奥行きは、30~45cm程度に抑えましょう。
6. コンセントを設置する
家電やスマートフォンの充電、サーキュレーターや照明器具の設置のためにコンセントを設置すると便利です。
7. 引き戸にする
生活感を感じさせないように扉を設置する場合には、デッドスペースの少ない引き戸がおすすめです。
ドアと引き戸の違いについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
開き戸・引き戸とは?メリット・デメリットを解説!室内ドアをおしゃれに活用!
8. 人感センサーライトをつける
出入りする機会が多いパントリーには、人感センサーライトをつけてスイッチを操作する手間を省きましょう。両手が塞がっているときにも重宝します。
パントリーの種類
パントリーには、主に3つの種類があります。それぞれの特徴と事例をご紹介します。
ウォークインタイプ
中に入って歩くことができるほどの広さを持つパントリーです。1~2畳ほどの広さがあり収納力が高く、生活感なくきれいに見せられる反面、キッチンからパントリーまでの距離は遠くなる場合があります。
こちらの事例は、キッチン横のスペースに、家族全員が使える大容量収納を設けています。出入り口のポップなイエローの扉、ボタニカル柄のクロスが印象的なパントリーです。
ウォークスルータイプ
2箇所の出入り口があり、キッチンから他の場所に通り抜けできるタイプです。通気性が良く、家事動線を効率化できますが、通路部分は収納スペースとしての活用はできません。
家事動線のスムーズさを重視したウォークスルータイプのパントリーの事例です。
帰宅→お買い物袋をキッチンに仮置き→手を洗うまでが一直線で時短に繋がります。色味はホワイト系でまとめてすっきりとした印象です。
壁面収納タイプ
キッチンの壁に収納スペースを設けるタイプです。作業中でも即座に必要なものを取り出せます。ただし、収納力は他のタイプに比べると劣ります。
こちらの事例では、引き出し収納の横にルーバータイプの扉を設置しています。ルーバー扉は通気性に優れ、においや湿気はこもりにくい収納に。
住宅のスペース、ライフスタイルによって、どの種類のパントリーにするか決定するようにしましょう。
パントリーにぴったりな棚板収納をご紹介!
ウッドワンではバリエーション豊富な棚板収納の取り扱いがあり、自分好みの収納空間をつくることができます。
・ユカオキ
「タナモノ」は木のぬくもりを感じられる棚板です。キッチンとともに本物の木を使ったものを採用することで上質な空間を演出します。
・仕上げてる棚板
全面エッジ貼りで木口までしっかり仕上げています。側面の壁に「棚受けレールセット」を、あるいは、背面の壁に「背中で受ける棚柱セット」を設置することで、フレキシブルな可動棚としてご利用いただけます。
まとめ
パントリーを設置する場合には事前の収納計画が重要です。本記事でご紹介したパントリーの特徴、設置のポイントを参考に、有効活用できるパントリーづくりに取り組んでみてくださいね。
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