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木になるコラム サステナブル

2023.06.02

エシカル消費とは?地球環境に配慮した建材選び・家づくり

2023.06.02

# エシカル消費 # エシカル消費 できること # エシカル消費とは # バイオマス発電
中條 聖子

人材採用(新卒・中途採用)に関するメディア、会社案内・入社案内、PR誌、社内報・会報などの編集・原稿制作を手がけています。また、現在はボランティアなどの市民活動に関するジャンルの取材・情報誌の編集を中心に携わっています。

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「エシカル」とは、「倫理的・道徳的」という意味の英語です。人が社会で生活する上で身につけ、守ろうとしている一般的なルールのようなもの。それが何のためにあるかといえば、他者への配慮のためでしょう。自分を取り巻く人や社会、地球環境などへの配慮が、良い循環を生むことは言うまでもありません。
その具体的な例が「エシカル消費」です。今回はエシカル消費について取り上げていきます。

エシカル消費とは?

私たちは生活のために買い物をします。日常的なその行動が、実は社会的な課題に結びついているという意識を持ったことはあるでしょうか。
「エシカル消費」とは、人や社会、地球環境、地域に配慮した消費行動のことを指します。では、具体的にはどのような買い物がエシカル消費に当たるのでしょうか。その例を挙げてみます。

1.エシカル商品の購入

エシカルの観点から作られている商品があります。それを購入することがエシカル消費につながります。

・ファッション

オーガニックな素材を使用し、農薬や肥料の基準を守って作られている衣類は、着る人だけでなく産地の生態系や働く人の健康を守り、さらに健全な労働環境のもとでつくられた商品です。
また、素材を再利用した衣類も、環境への負荷を減らすものとして普及してきています。

・フェアトレード商品

フェアトレードとは、「公平・公正な貿易」のことで、開発途上国で生産された原材料や商品を適正な価格で継続的に購入する仕組みを指します。生産国の労働環境や生活を改善し、経済的自立や自然環境の改善を促す取り組みです。
フェアトレード商品には、国際フェアトレード認証ラベルがつけられていて、それを目印に購入することができます。具体的には、コーヒー、紅茶、チョコレート、ワイン、バナナ、スパイスなどがあります。

・FSC®認証マーク付き商品

FSC®認証マークとは、国際基準を満たす「適切な森林管理」をされた認証林からの木材やその他、リスクの低い管理された原材料から作られた商品につけられるマークです。

ティッシュペーパー、トイレットペーパー、コピー用紙、紙ストローなど、木材を原料とした紙製品が中心となっています。

エシカル商品には、これ以外にも古紙を再利用したFSC®リサイクルラベルのダンボールなど、さまざまなものがあります。それを知って、ぜひ買い物の参考にしてください。

  • 2.買い方と捨て方

商品選びだけでなく、買い方への配慮、捨て方への配慮もエシカル消費に含まれます。

マイバッグを持参し、レジ袋を利用しない。

マイボトルを使う。

・まだ食べられる食品を捨てない工夫で、食品ロスを減らす。

・着なくなった衣類は、フリマ、寄付、資源回収などに回す。

ゴミの分別ルールを守る。

これらは環境への配慮につながる行動です。いわゆる「もったいない」という気持ちを大切に、気を配ることで社会の課題が改善されていくのです。

  • 3.地産地消

地域の振興に配慮した買い物という視点も大切です。自然に恵まれ、気候の変化に富んだ日本の全国各地には、その土地ならではの産物がたくさんあります。それを地元で購入することが、自分の住む地域の活性化につながるのです。

・農産物、海産物など地域の食材を購入する。

被災地の産物、製品を購入し、応援する。

伝統工芸品を購入し、長く受け継がれてきた技術などの継承に貢献する。

こうしたエシカル消費は、私たちが「選ぶ」ことで何かを変えていく社会貢献のあり方です。日々の買い物でできることを考え、実行していきましょう。

エシカル消費を進めていくとどうなっていくのか

エシカル消費は、持続可能な開発目標(SDGs)に定められた17のゴールのうち、12番目の「つくる責任 つかう責任」につながっています。

「持続可能な消費と生産」を実現する社会の仕組みを作るために、すべての国が行動することを求めており、もちろん一人ひとりの行動もこれに含まれています。

行政・事業者・消費者それぞれが役割を持ち、社会的課題に配慮した行動を実践して、未来を変えていくことを目指しているものです。

例えば、行政や事業者は、天然資源を持続的に管理し、効率よく使えるようにする取り組みや、化学物質や廃棄物を環境に害を与えないように管理するといった取り組みなどを進めていきます。

消費者に必要なのは、そうした大きな目標を理解し、自分の行動に落とし込むことです。それがエシカル消費が求められる理由といえます。

エシカル消費が当たり前のこととして実践されていけば、環境が改善され、自然と調和した生活を取り戻していくことにもつながります。そして、私たち人間だけでなく、動物、魚、植物、みんなが暮らしやすい社会になっていくでしょう。

【出典】消費者庁 「エシカル消費とは」

ウッドワンでは、地球環境に配慮した建材の生産・家づくりを目指しています

木を育てるところから、製品として人々の暮らしへ届け、さらに廃棄物を再生可能エネルギーとして再利用するところまで。ウッドワンは「暮らし、社会、未来のために。」を企業ポリシーとして、常に環境に配慮した取り組みを続けています。

ウッドワンではニュージーランドの現地法人ジューケン・ニュージーランド・リミテッドの全森林、全工場でFSC®のFM認証とCoC認証を取得。さらに国内外の木質建材関連工場でも取得しています。

詳しくはサステナビリティサイトをご覧ください。

□森林資源の再生と活用

暮らしを豊かにし、地域社会に信頼をもたらし、未来へ美しい自然を残していくという理念に裏付けられたエシカルな事業活動は、「つくる責任 つかう責任」の実践でもあるのです。環境を守る森林経営から木材加工、人と自然にやさしい家づくりへと、ウッドワンの視点は広くそしてこまやかであり続けます。

ウッドワンの環境への取り組みは、こちらからご覧いただけます。

□ウッドワン サステナビリティサイトをみる

□ウッドワン サステナビリティレポートをみる

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