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木になるコラム アナザーストーリー

2023.03.29

問題です「木挽き」←これはなんと読むのでしょう?

2023.03.29

# 原木 # 木挽き
WOODONE編集部

「木のぬくもりを暮らしの中へ」をテーマにキッチン、建具、床等の住宅部材をトータルでご提案する(株)ウッドワン。 編集部では、皆さまが快適な家づくりをするための役立つ情報や、楽しいコンテンツを日々こつこつ集めて発信してきます。

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答えは「こびき」。

木挽きとは、山から伐りだした丸太から柱や板材などの建材を大鋸(おおが)(※)を使って製材する仕事です。
葛飾北斎の浮世絵「富獄三十六景/遠江山中」で見られる、斜めに立てかけた大きな角材の上に乗って鋸を挽いている模様こそ木挽き職人の仕事風景です。

この絵では板材を切り出す作業のようですね。とは言うものの今では電動鋸による大量生産が主流の時代、木の性質やクセを読みながら高度な手作業ができる木挽き職人は、日本でも少数しかいらっしゃらないそうです。残念なことにこれも時代の流れなんでしょうか。

電動鋸が主流になったとは言え、木目が美しい銘木から無垢の建材を作るのは、木挽き職人さんのウデひとつ“木を読む”経験と知識が欠かせない技なんです。熟練した職人にかかると、原木を見るだけでその素材や木目、だいたいの建材姿がイメージできるそうです。

著名なところで、「林 以一」さんという名匠がいらっしゃいました。林 以一さんの書籍では、木挽き職人の仕事についてより深く知ることができます。

※大鋸(おおが)/大きな木挽き専用の片歯ノコギリ。

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