「木のぬくもりを暮らしの中へ」をテーマにキッチン、建具、床等の住宅部材をトータルでご提案する(株)ウッドワン。 編集部では、皆さまが快適な家づくりをするための役立つ情報や、楽しいコンテンツを日々こつこつ集めて発信してきます。
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目次
押入れをもっと有効活用したいと考えていませんか?使い勝手が悪く物置代わりにしていた押入れを、今の生活に合った機能的な収納に変えられれば、日々の暮らしがより一層快適になるはずです。
今回は、押入れをクローゼットなどにリフォームする際のアイデアやポイント、注意すべき点について詳しくご紹介します。押入れの活用方法でお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
押入れをリフォームするならクローゼットに
押入れのリフォームで特に人気があるのは、クローゼットに変える方法です。クローゼットにすることで、洋服をかけたり背の高いものを収納できたりと、いまの暮らしに合った便利なスペースになります。布団以外のものも収納しやすくなるため、収納スペースが足りない問題も解消可能です。
クローゼット以外だと、ワークスペースや小部屋としてリフォームする方がいます。押入れのサイズ感と、どんなスペースが増えたら嬉しいかを考えてリフォーム計画を立てましょう。
押入れからクローゼットへのリフォーム例
押入れからクローゼットにリフォームする際のアイデア例を3つご紹介します。
- ・和の雰囲気を残したまま使いやすいスペースに
- ・洋室にマッチするクローゼットに
- ・拡張してウォークインクローゼットに
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和の雰囲気を残したまま使いやすいスペースに
- 布団用の中棚を撤去+ハンガーパイプを取り付けるだけの、もっともシンプルな工事で使いやすい収納スペースに生まれ変わらせる方法です。押入れが使いづらく、収納スペースとして活用しきれていない場合に特におすすめです。
- ふすまをそのまま残すことで、和の風合いを損なうことなく実用性を高められる点が魅力的。和室の雰囲気を守りながら収納を増やしたい方には、手頃な費用で実現できるこのアイデアがいいでしょう。
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洋室にマッチするクローゼットに
- 中棚を撤去+ハンガーパイプ取り付け+扉や可動棚をつける方法もあります。収納するアイテムに応じて再設計できるため、洋服や小物を効率的に整理できる点が特徴です。
- 押入れの広さ自体は変えないため、工費がかさみすぎる心配も少なく、予算を抑えながら使い勝手を良くしたいときにおすすめです。洋室のインテリアに合わせたデザインを取り入れて、押入れを機能的かつ洗練された収納スペースに変身させましょう。
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拡張してウォークインクローゼットに
- 押入れのスペースを拡張し、ウォークインクローゼットにする方法も人気があります。部屋全体をリフォームして収納を大胆に増やしたい方におすすめです。
- 壁の解体や床の補強など大規模な工事を伴うため、費用が高額になる点には注意が必要ですが、収納を格段に増やして散らかっていたものをすっきり片付けられるようになります。
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押入れのリフォーム費用
- 押入れのリフォーム費用は8万〜20万円程度が相場といわれています。ただし、拡張してウォークインクローゼットにするなら50万円程度になるケースも。
- リフォーム時にかかる費用の内訳を以下の項目で解説します。
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棚板やハンガーパイプの設置費用は1.5〜2万円
- 押入れ内に棚板やハンガーパイプを新たに設置する場合、費用は1.5〜2万円程度が一般的です。比較的手軽に行えるため、押入れを変える第一歩として人気があります。
- ただし、設置位置やサイズを十分に考えず進めると、逆に収納効率が悪くなることも。予想以上にスペースが狭くなったり目的のものがうまく収納できなかったりする場合があるため、事前に収納するものを具体的にイメージし、設置箇所や高さを決めることが大切です。
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中棚を撤去する工事は2〜3万円
- 押入れの上下を分けるために設置されている中棚。これが押入れを使いにくいと感じさせる原因となることがあります。特に、高さのあるものや衣類をハンガーで収納したい場合、中棚を邪魔だと感じる方が多いでしょう。
- 中棚を撤去する工事費用は2〜3万円程度と比較的手ごろです。中棚を取り外すだけで背の高いものや大きめの収納ケースが入るスペースを作れて、押入れが使いやすい収納になる可能性があります。
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ふすまをドアにするなら5〜15万円
- 押入れのふすまをドアにリフォームする場合、費用は5〜15万円程度が相場です。クローゼットの扉には大きく分けて、折れ戸・引き戸・開き戸の3種類があり、それぞれ開閉の仕方や見た目が異なります。
- 例えば、収納の中身を頻繁に出し入れする場合は、使い勝手の良い折れ戸や引き戸が人気です。部屋のインテリアや使用頻度、スペースの広さに合わせて最適なタイプを選びましょう。
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押入れをリフォームする際の注意点
- 最後に押入れをリフォームする際に気をつけるべきことをお伝えします。
- ・リフォーム後の収納イメージを決めておく
- ・床や壁の補強工事も考える
- ・カビ・結露対策を行う
- ・DIYに慣れていない方はプロに任せる
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リフォーム後の収納イメージを決めておく
- 押入れをクローゼットにリフォームする際は、工事する前に具体的な完成イメージを描いておきましょう。収納する衣類や小物の量、種類を事前に考えておくことで、入れたかったものが入らないなどの失敗が起きにくくなります。
- ハンガーを使った収納が多い場合はポールの設置を、畳んで収納するなら引き出しや棚を取り入れると便利です。バッグや帽子などの小物を収納するスペースも考慮すると、使いやすく機能的なクローゼットに仕上がります。
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床や壁の補強工事も考える
- 押入れはもともと布団を収納するために設計されているので、重い荷物を収納するには強度が不足している可能性があります。クローゼットとして使用する場合、床や壁の補強が必要になることも。
- ハンガーパイプを設置したり重い衣類を収納したりする場合は、壁や天井の強度をチェックしましょう。また、ワークスペースにリフォームする場合は、防音加工を施すと快適な小部屋になります。
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カビ・結露対策を行う
- 押入れは通気性が悪く湿気がこもりやすいため、クローゼットにリフォームする際にはカビや結露対策が欠かせません。換気口を追加したり通気性の高い建材を選んだりして、空気の流れを確保しましょう。
- 加えて、すのこや除湿剤を活用することで、湿気から衣類を守れます。湿気対策をしっかり行うことで衣類や小物がカビてがっかりする可能性を減らしつつ、長く快適に使える収納になります。
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DIYに慣れていない方はプロに任せる
- リフォーム費用を抑える方法としてDIYが挙げられます。DIYを日常的に行っていて自信がある方なら取り組んでみても良いかもしれません。
- しかし、押入れの構造によっては補強工事が必要となるため、個人で施工するのは難しい場合があります。特に耐久性や安全性が求められるクローゼットの場合、下手に手を加えると壁に穴が空いてしまう恐れも。DIYが初めての方・自信がない方は、専門業者に相談してみましょう。
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まとめ
- 今回は、押入れをクローゼットにリフォームする際に知っておきたいアイデア・費用・注意点などをお伝えしました。
- 事前に収納計画を立ててからリフォームしましょうとお伝えしましたが、実際には計画通りにならないこともあります。
- 計画通りの収納にする自信がない方におすすめしたいのが、e・ra・boの収納です。床を傷つけずに間仕切りの位置を変えられるe・ra・boなら「この位置じゃなかったな」と後悔しても、簡単に変えられるので失敗しません。失敗しない収納アイテムの詳細は、以下のページを見てみてください。
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