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用語集

2024.11.01

可動棚

2024.11.01

稼働棚とは、棚板の高さや位置を自由に調整できる収納棚のことをいいます。一般的な固定棚と異なり、稼働棚は棚板を支えるダボ(小さなピン)を差し替えることで、収納する物の大きさや用途に合わせて高さを変えることが可能。収納物の大きさや使用頻度に合わせて、棚の位置を自由に変えられるのが魅力です。

例えば、子どもの成長に伴って、おもちゃから教科書、衣類と収納する物が変わっていく場合でも、可動棚なら棚の高さを変えるだけでスペースを有効に活用できます。高さの異なるブーツを収納するために棚板を少し上げたり、大きな鍋を収納するためにスペースを広く取るといった調整も簡単に行えます。季節ごとに使う物を入れ替える時にも、棚の位置を調整するだけで済むので、使い勝手が良いです。

可動棚は固定された棚に比べて、材料費や施工費を抑えられる点もメリットです。棚板を増やしたい場合も、棚板を追加するだけで新たな工事は不要です。賃貸物件でも、壁に棚受けを取り付けるだけで済むので、原状回復も簡単です。組み立て式の棚なら、引っ越しの際に解体して新しい住まいでも使えます。

ただし、設置する際は注意が必要です。しっかりとした下地がある場所に取り付けることが大切で、石膏ボードに直接取り付けると棚が落下してしまう恐れがあります。また、棚の奥行きや耐荷重にも気をつける必要があります。重い物を置く場合は、棚受けをしっかりと固定し、棚板の厚みを増すなどの工夫が求められます。