「木のぬくもりを暮らしの中へ」をテーマにキッチン、建具、床等の住宅部材をトータルでご提案する(株)ウッドワン。 編集部では、皆さまが快適な家づくりをするための役立つ情報や、楽しいコンテンツを日々こつこつ集めて発信してきます。
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目次

クローゼットがなんだかカビ臭い、と感じたことはありませんか? お気に入りの服にポツポツと白や黒の斑点を見つけて、ショックを受けた方もいるかもしれません。
クローゼットは閉め切っていることが多く、湿気やホコリが溜まりやすい場所。知らないうちにカビが発生しやすい条件がそろってしまうのです。
この記事では、すでにカビが生えてしまった場合の対処法から原因の解説、そして日常で無理なく続けられる予防策までまとめてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
クローゼットがカビてしまったときの対処法

カビ独特なにおいやポツポツとした汚れを見つけると、本当にショックですよね。でも、早めに正しく対処すれば被害を最小限に抑えられます。服とクローゼット本体、それぞれの状況に合った方法で対処していきましょう。
服にカビが生えた場合
服に白や黒の斑点を見つけたら、最初にやるべきことは「ほかの服から離すこと」です。カビは胞子をばらまいて周囲に広がっていくので、そのまま放置すると被害が一気に拡大します。
カビの範囲が小さければ、自宅での洗濯で落とせるケースも多いです。洗濯表示を確認したうえで、酸素系漂白剤を使って洗いましょう。ぬるま湯に漂白剤を溶かし、30分ほどつけ置きしてから通常どおり洗濯します。ただし、シルクやウールなどデリケートな素材は色落ちや生地の傷みにつながることがあるので、目立たない部分で試してから行ってください。
カビが広い範囲に広がっている場合や、洗っても臭いが取れない場合は、無理せずクリーニング店に相談してください。
クローゼット自体にカビが生えた場合
壁や棚板にカビが発生しているときは、まずクローゼットの中身をすべて取り出すところから始めます。ものが入ったまま掃除しても奥まで届きませんし、収納物にカビが移るリスクもあります。中身を出したら、扉を開け放して十分に換気しましょう。
次に、消毒用アルコール(エタノール濃度70〜80%程度のもの)を布に含ませて、カビの部分をやさしく拭き取ります。ゴシゴシこするとカビの胞子が飛び散ってしまうので、押さえるように拭くのがポイントです。
拭いたあとは乾いた布でしっかり水気を取り、扇風機で十分に乾燥させてください。湿気が残ったまま服を戻すと、またすぐにカビが発生してしまいます。
クローゼットの中でカビが発生する原因

クローゼットの中でカビが発生するのは、次のような条件が揃ったときです。
- ・通気性が悪い
- ・湿気がこもっている
- ・ホコリが多い
通気性が悪い
クローゼットはそもそも壁に囲まれていて、空気が循環しにくい場所です。そこに服をぎゅうぎゅうに詰め込んでしまうと、空気の通り道がほとんどなくなってしまいます。
特に注意したいのが、壁と服のあいだにすき間がない状態です。空気が動かないと湿気がその場に留まり続け、カビが好む湿度65%以上の環境があっという間にできあがります。「収納力を最大限に使いたい」という気持ちはわかりますが、詰め込みすぎがカビの原因になっていることは意外と多いのです。
湿気がこもっている
カビは温度5〜35℃の幅広い環境で繁殖できるため、季節を問わず油断できません。洗濯後に完全に乾ききっていない服をしまったり、雨の日に着たコートをそのまま戻したりすると、クローゼットの湿度が上がります。扉を閉めたままにしていると湿気の逃げ場がなく、内部にどんどん溜まっていきます。
やっかいなのは、見た目には乾いているように見えても、空気中の水分量がカビの繁殖ラインを超えているケースがあること。「触っても湿っていないから大丈夫」とは言い切れないのです。
ホコリが多い
ホコリはカビにとって栄養源です。服から出る繊維くず、肌に触れた服に付着した皮脂、外出先から持ち込まれた微細な汚れ。これらが少しずつ積み重なることで、目には見えにくいカビのエサ場ができあがります。
クローゼットの中は普段の掃除で手が回りにくく、ホコリが溜まっていても気づきにくい場所です。湿気対策ばかりに目が向きがちですが、こまめにホコリを取り除いて清潔に保つことも、カビ予防には大切です。
クローゼットのカビ対策と収納術

ここからは、カビを発生させないための具体的な対策を紹介します。
- ・除湿剤や乾燥剤を使う
- ・部屋の湿度に気をつかう
- ・清潔な服のみ入れる
- ・中に入れる服を減らす
- ・こまめに掃除をする
除湿剤や乾燥剤を使う
市販の除湿剤や乾燥剤を置くのは、手軽にできるカビ対策の定番です。湿気は下に溜まりやすい性質があるため、クローゼットの下段や隅に設置すると効果的です。吊り下げタイプのものをハンガーパイプにかけて併用するのもよいでしょう。
ただし、置いただけで安心してしまうのは禁物です。除湿剤は水分を吸い取って容器に溜めていく仕組みなので、満水のまま放置するとかえって湿気の原因になりかねません。定期的にチェックして、溜まっていたら早めに交換する習慣をつけましょう。
部屋の湿度に気をつかう
クローゼットの中を気にしていても、部屋全体の湿度が高ければ意味がありません。梅雨や雨の日には除湿機やエアコンのドライ機能を活用して、室内の湿度を50〜60%程度に保つようにしましょう。
「そこまで管理できない」という方は、まず湿度計をひとつ置いてみるだけでも違います。数値として目に入ると自然と意識が変わり「今日は湿度が高いからエアコンをつけよう」といった判断がしやすくなります。
清潔な服のみ入れる
一度着た服には、目に見えなくても汗や皮脂が付いています。これらはカビの栄養源になるため、汚れたままクローゼットに戻す習慣があるとカビのリスクを自ら高めてしまうことになります。
服を着たらできるだけ洗濯してから収納しましょう。また、洗濯したあとの服も完全に乾いていない状態でしまうのは厳禁です。「ほぼ乾いてるから大丈夫」と思っても、わずかな湿り気がカビを呼びます。
中に入れる服を減らす
クローゼットに服を詰め込みすぎると、湿気がこもる原因になります。壁との間や服同士にこぶしひとつ分くらいの余白をつくるだけでも、通気性がよくなります。
「全部入れておきたい」という気持ちはわかりますが、収納量を減らすことがいちばん手軽で効果的なカビ対策でもあります。シーズンオフの服は別の場所にまとめるなど、クローゼットに余裕を持たせる工夫をしてみてください。
こまめに掃除をする
クローゼットの床や棚板には、繊維くずやホコリが意外なほど溜まっています。お風呂やリビングの床と違って「毎日掃除する場所」という意識がないぶん、つい後回しにしがちです。
おすすめは、衣替えのタイミングだけでなく月に一度くらいの頻度で中身を出し、掃除機をかけたり乾いた布で拭いたりすることです。そこまで手間はかかりませんし、ホコリというカビの栄養源を断つことで、カビなくなります。
まとめ

今回はクローゼットがカビてしまったときの対処法から、日常で無理なく続けられる予防策までまとめてご紹介しました。
カビ対策のポイントをおさらいすると、大切なのは「通気性の確保」「湿度の管理」「清潔を保つこと」の3つです。除湿剤を置く・服を詰め込みすぎない・こまめに掃除するなど、どれもちょっとした心がけで今日から始められるものばかりです。
とはいえ、どれだけ気をつけていても、クローゼットの扉を閉め切ったままでは空気の流れには限界があります。実は、クローゼットのカビ対策として意外と見落とされがちなのが「扉そのもの」の選び方です。
たとえば通気性に配慮したルーバータイプの扉や、開口部が広く空気が入れ替わりやすい折れ戸タイプに変えるだけでも、クローゼット内の環境は大きく変わります。日々の対策にプラスして、扉の見直しも検討してみてはいかがでしょうか。
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