交通量の多い道路沿いに、ひっそりと建つ木造一軒家の白いおうち。

玄関から入ってすぐの土間空間には中庭が広がる。
この中庭は、木を植えたいというお施主様の要望から実現した空間である。
木の植栽（シマトネリコ）が植わっており、天窓からの日差しによって木漏れ日が差し込む風景がお気に入りとのこと。

愛犬ボルゾイ「ニーナ」のお部屋を土間の一角に設け、
雨の日でもお子様とワンちゃんが遊べる中庭に。

階段から見た中庭の風景。

２階へ上がると吹き抜けの手前にはリビングが奥にはダイニングキッチンが広がる。
それらを結ぶ廊下にはお施主様がお気に入りの雑貨や思い出の品が飾れるような収納スペースが設けられている。

キッチンは無垢の木のキッチンsu:iji(スイージー)。
造作キッチンを考えていたそうですが予算もあったため、メーカー品のなかで「木の温かみのある柔らかい空間に馴染みそう」
というイメージに合うものを探されていたところ出会ったそう。

住まわれて５年が経過しているお住まい。
もともとは木の素地が出ていて白っぽかったそうですが、
天窓からの日差しと、強めの西日の影響で木の自然な感じが出てしっくりと馴染んできている。

使い勝手に合わせてキッチンの高さは900mmに。
「実家だと作業台が低くて背中が丸くなっちゃうけど、高さを選べるのは嬉しいですね」とお施主様。
床材は、メープル材を使用。明るい木肌を持つ白木の樹種ともマッチしている。

キッチン最下段の引き出し（アンダーストッカー）には、重いお鍋がたくさん収納されている。

コンロはハーマン製の「+do(プラスドゥ)」。
「コンロはこれがつけたかったし、他の機器類も、全部好きなものが選べました」と、お施主様。

キッチンのダイニング側の収納には、オープン棚も備えた扉付き収納を選定。
オープン棚にはお気に入りの小物を並べたり、扉の中には現在は食器ではなく編み物用の毛糸などの小物が収納されているそう。

廊下のスペースを最大限に活かした造作収納には、棚ごとに気分を分けて雑貨や思い出の品を収納されている。