玄関からリビングへと入ると広がる、大きな窓。土間・天井を、内から外へと続きにすることで、開放感のある空間となっている。
「生活の中でカーテンを閉めたくなる時もありますよね。そんな時も、少しでも外に意識が向くように、と思いこのつくりにしました」と、設計士の山本様。

天井の木製のスリットは、キッチン cono:mammaのパネルのデザインに揃えて選定されたとのこと。キッチン・天井・床の貼り方向も横に統一されていることで、より空間に一体感が生まれる。

ウッドワンのキッチンの存在は、設計の山本様に「どうしてもステンレスと木のキッチンがいい」と伝え、そこでおすすめされて知ったのだそう。
「別シリーズ su:ijiの、框の木枠がついているデザインとも迷ったけれど、cono:mammaのシンプルなデザインが気に入ってこれにしました。悩み過ぎて、このキッチンを展示しているショールームまで2時間以上かけて見に行きました…」と奥様。

「家づくりにおける素材選びなどは、今持っている家具をお聞きしてご提案していました。cono:mammaのキッチンの採用が決まってから、それに合わせて細かい仕上げを決めたり、カップボードを造作したり…といった感じ。キッチンがベースになっています」と、山本様。

天板はステンレス バイブレーション。取手を「アルミブロック ステンレス調」にすることで、キッチンに統一感が生まれよりすっきりとした印象に。

炊事動線のいいキッチン空間。
広々としたワークスペースの造作カップボードは、配膳など家族みんなで家事を分担しやすい工夫がされている。キッチンのシンク下はオープンにしゴミ箱を設置することで、パッとごみが捨てられる。

住んでからの暮らしの変化をお聞きしたところ、”海外製食洗機のミーレを取り入れたこと”とのこと。
「本当に楽。夜まとめて洗うのですが、朝昼晩の食器・大きなフライパンを入れてもまだ入る大きさ！ストレスフリーです」

冷蔵庫の側面にくっついている、おなじみの黄色いあの子。
このキャラがお気に入りだそうで、こつこつとグッズを集めているそう。

街中でみかけたら回してしまうという、ポーラーベアバンクのガチャ。
洗練された空間の中で、奥様の遊び心が光る。

インテリアは、SNSや雑誌で情報収集するのだそう。
「北欧特集の雑誌とかあったら買っちゃいます。家づくりにおいても、SNSから使いたい素材を探したりしました」と奥様。

家づくりにおいてこだわったのは、中庭のあるつくりにすることだったそう。
「春になったら庭に椅子なんかを出して、目の前の川を眺めながらまったりしたいなと思っています。キッチンからすぐ出れるから、外で食べたいなとも思ったり」と奥様。

植えたばかりの庭木。まだ視界を覆うほどの大きさはないが、これからの季節にかけてイイ感じに伸びるという。
「植える位置や木など、成長した時のことを考えながら配置しました。根づいていけば、枝葉が広がり、そうすれば外からの視線が気にならない」と山本様。
これからの経過が楽しみですね。

庭と延長した使い方をされている、室内の土間。選ばれた植物らが整然と並ぶ。

入居前は、枯らしてしまうことも多々あったという観葉植物。ここは日当たりがよいので、すくすくそだってくれそう、と奥様。
土間なので、日々の葉水も与えやすい。

自然を感じながら、ゆったりと時間の経過を楽しむことのできる家のご紹介でした。