2025.01.29
カップボードにまつわる後悔5選!失敗しない選び方のポイントとは
2025.01.29
# カップボード # カップボード 後悔 # カップボード 造作 # キッチン おしゃれ # 対面キッチン 収納「木のぬくもりを暮らしの中へ」をテーマにキッチン、建具、床等の住宅部材をトータルでご提案する(株)ウッドワン。 編集部では、皆さまが快適な家づくりをするための役立つ情報や、楽しいコンテンツを日々こつこつ集めて発信してきます。
「木のぬくもりを暮らしの中へ」をテーマにキッチン、建具、床等の住宅部材をトータルでご提案する(株)ウッドワン。 編集部では、皆さまが快適な家づくりをするための役立つ情報や、楽しいコンテンツを日々こつこつ集めて発信してきます。
目次
カップボードとは、いわゆる食器棚のことですが、食器のみならず、調理器具、家電、日用品、食料品などを収納するためのものです。
大きく分けると、家具屋などで入手して床に置くだけの「据え置き型」と、内装施工中に施工業者が壁固定するなどして設置する「造り付け型(据え付け型)」の2つのタイプがあります。いずれのタイプも様々なデザイン、サイズのカップボードがあり、使い勝手や部屋のインテリアに合わせて選ぶことができるものの、ちょっとした失敗が大きな後悔に繋がることも…。
今回は、よくある後悔と後悔しないためのカップボードの選び方を紹介しますので、カップボード選びの参考にしてみてください。
カップボード購入で後悔しがちな5つの理由
カップボードをいざ使い始めてみて、どのような後悔が多いのかを見ていきましょう。
1. 横幅、奥行が適切なサイズではなかった
初めにご紹介するのは「横幅が狭かった」というケースです。横幅が狭いと収納量が限られてしまい、収納したい食器やカップ類が入り切らない事態が生じます。そして、天板の上には電子レンジ、トースター、炊飯器、電気ケトル、コーヒーメーカーなどの家電を置かれることが多いですが、横幅が狭いと家電を置ききれず、不便さを感じてしまいます。
横幅のみならず「奥行が狭かった」というケースもあります。使っている家電の奥行が想定よりも大きい場合、棚板からはみ出してしまうこともありますので、あらかじめ家電のサイズを測った上でレイアウトを決めておくことが重要です。
2. 収納力が合っていなかった
手持ちの食器類とカップボードの収納力が合っておらず、使わないスペースが生まれてしまう、あるいは食器類を詰め込みすぎて出し入れしにくかったり、収納したいものを収納しきれなかったりして後悔することがあります。
今の生活では丁度良い収納サイズだとしても、将来、家族構成、生活スタイルが変化することで物足りなくなってしまうことも考えられます。そのため、カップボードは将来を見据えたサイズで作る必要があります。
3. 圧迫感があった
キッチン、ダイニングという限られたスペースに大きなサイズの吊戸棚を設置して圧迫感を生んでしまうというケースもあります。将来を見据えた収納スペースを確保しておくことは重要ですが、設置場所のサイズや印象を加味して、カップボードのサイズを決めると良いでしょう。
4. 通路幅が狭かった
通路幅は家事の作業効率に影響をもたらします。カップボードの奥行が大きすぎて通路幅が十分でないと、調理スペースが狭くなったり、通路でのすれ違いが難しくなったり、扉の開け閉めの際に通路が塞がってしまったり、飛び出した取っ手に色々なものが引っ掛かったりすることがあります。
反対に、通路幅が広すぎるとキッチンからカップボードまでの移動が大変になってしまいますので、広くすれば良いというわけではありません。
5. ゴミ箱置き場を考えていなかった
カップボードを設置するメリットとして、キッチンに不可欠なゴミ箱を設置ができることが挙げられます。しかし、ゴミ箱の設置位置やスペースによっては、ゴミ箱の蓋が上に完全に開き切らなかったり、設置するゴミ箱のサイズが合わず横に隙間ができてしまったりして、使い勝手が悪くなったというケースも。ゴミを入れるときだけでなく袋の取り替えやゴミ箱下の掃除がスマートにできるように、設置位置とスペースを検討する必要があります。
使い勝手の良い場所に配置することだけでなく、あまり目立たない場所に配置することも意識しましょう。
6. 使用素材が不適切だった
水垢や油汚れが目立つ素材や仕上げで、掃除の手間が増えてしまったということもあります。
お手入れのしやすさだけでなく、見たときの印象にも関わりますので、素材や仕上げは重視したいポイントです。そして何より、使われている素材の特性を理解し、適切なメンテナンスを行っていくということが大切です。
後悔しないカップボード選びのポイント
前項で挙げたような後悔をしないために、カップボード選びの際に注意したい点を見ていきましょう。
1. 適切なサイズを選定する
最も重要なのは、カップボードのサイズ選びです。
まずは、カウンターの上に置く予定のキッチン家電を測り、サイズ決めに取り掛かりましょう。
▼カウンターに置かれることが多いキッチン家電の横幅と奥行
家電の種類 | 幅 | 奥行 |
電子レンジ | 約45cm~50cm | 約35cm~45cm |
炊飯器 | 約25cm~30cm | 約25cm~40cm |
電気ポット、ケトル | 約15cm~30cm | 約20cm~30cm |
コーヒーメーカー | 約15cm~30cm | 約30cm~45cm |
トースター | 約30cm~45cm | 約25cm~40cm |
※家電のサイズはメーカー、機種により異なりますので、実際に使われるもののサイズをご確認いただくことをお勧めします
上記のほかにも、ホームベーカリー、ミキサーなどの使用頻度が高い場合、それらの家電が置けるサイズを選びましょう。一般的に幅180cm、奥行45cmのカップボードが採用されることが多いですが、家電のアイテム数、サイズによっては幅180cm、奥行45cmでは過不足が生じる場合もありますので、注意しましょう。
2. 収納するアイテムを決め、十分なスペースを確保する
カップボードの設置後に使いやすいようにものを収めていくのは難しいものです。そのため、天板部分だけでなく、内部に収納するアイテムの配置も事前に考えて、理想の配置が実現できるカップボードを選ぶことで、使い勝手は格段に良くなります。
前項で挙げたカップボード全体の幅、奥行だけでなく、高さ、引き出しや吊戸棚の有効寸法まで確認しておくと安心です。
▼カップボード内部に収納されることが多いアイテム
・カトラリー
・食器
・調理器具
・食品(乾物、缶詰、お茶、コーヒー)
・保存容器、お弁当箱
・消耗品(ラップ、アルミホイル、キッチンペーパー等)
・掃除用品(スポンジ、ふきん、ゴム手袋等)
3. 動線を考慮して配置、扉の開き方を決める
カップボードは、準備~調理~片付けと大きく関わりを持つ場所です。それらをスムーズに行えるような配置になっているかチェックしましょう。使い勝手の良い配置は間取り図を見るだけで判断するのは難しいので、ショールームなどで実際に確かめるのがおすすめです。
また、動線を意識した扉の種類、向きを検討するようにしましょう。
4. インテリアに調和するデザイン、素材を選ぶ
カップボードはリビング、ダイニングからも見える場合が多いので、空間全体の雰囲気に合ったデザイン、素材を選びたいものです。質感や色合いは実際に目で見て確認することでイメージ違いを防げます。
カップボードによく使われる素材の主な特徴については以下をご覧ください。
メラミン樹脂
耐水性、耐熱性、耐摩耗性に優れておりデザインが豊富で安価な反面、本物素材と比較すると質感は劣る
ステンレス
耐久性、耐水性、耐熱性、耐錆性に優れている反面、キズや水垢が目立ちやすく無機質な印象を受ける
木材
温かみがあり、自然な風合いを楽しめる反面、水や汚れに弱い
人工大理石
耐水性に優れており水垢が目立ちにくい反面、熱に弱く耐久性にやや劣る
5. 必要な機能を持っているか確認する
手前に引き出せるスライド式の家電収納スペースがある、ゴミ箱専用のスペースが設けられている、地震などの揺れを感知すると自動的に扉がロックされる、棚板が可動させられるなど、必要な機能がついているものを選ぶことも重要です。
まとめ
今回の記事では、カップボードにまつわる後悔と、選ぶときのポイントについてご紹介しました。
ウッドワンのカップボードは、無垢の木のぬくもりと時を経る味わいを感じられます。木製扉、天板には、汚れのしみこみにくいウレタン塗装を施してあり、油などによる汚れはサッと拭くだけで取れてシミになりません。その上、キッチン等とのトータルコーディネートを実現できるというメリットがあります。
以下のページから、キッチンの“動線”と、住む人の“暮らし方”、“使い勝手”を考えたカップボードプランをご覧いただけます。
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