「木のぬくもりを暮らしの中へ」をテーマにキッチン、建具、床等の住宅部材をトータルでご提案する(株)ウッドワン。 編集部では、皆さまが快適な家づくりをするための役立つ情報や、楽しいコンテンツを日々こつこつ集めて発信してきます。
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「カフェみたいなキッチン、素敵だな」と思ったことはありませんか。
お気に入りの器を並べ、コーヒーの香りが似合う部屋で家族との時間を過ごす。そんなキッチンに憧れつつも「実際に取り入れるのは難しそう」と思っている方も多いはず。
カフェ風キッチンに必要なのは、どんな時間をこの場所で過ごしたいのかを考え、その想いに合った形や素材を選ぶことです。この記事では実例を交えながら、無理なく取り入れられるカフェ風キッチンの考え方とポイントをわかりやすくご紹介します。
カフェ風キッチンの実例
カフェ風キッチンを具体的にイメージできていない方に向けて、まずは施工事例を3つ用意してみました。理想のキッチンを作る際の参考にしてください。
まるで森の中のカフェ。

森の中に佇む隠れ家カフェのような、木のぬくもりに包まれたキッチンです。明るめの色を選ぶことでやさしい印象になり、自然光とも美しく調和します。無垢材なので使い込むほどに色味が深まり、時間とともに変わっていく表情も楽しめます。
ワークトップにはステンレスを採用し、木の温かさの中にほどよいシャープさをプラス。丸みのある水栓や黒の取っ手、真鍮の金物といった細部の組み合わせが、洗練されたカフェの雰囲気を出しています。好きなものに囲まれて過ごす暮らしを叶えた、カフェ風キッチンの良い例です。
「サードプレイス」を「ファーストプレイス」に。

「サードプレイス」を日常の中心である「ファーストプレイス」に。そんな想いから生まれたのが、Hさんご家族の住まいです。ご主人が大切にしてきたのは、暮らしの中で過ごす「時間」と「空間」。カフェ巡りを通して培われた感覚を、住まいそのものに丁寧に落とし込みました。
家の中心に据えたアイランド型キッチンには、無垢材の表情を生かした木製キッチンを採用。料理やコーヒーの時間をきっかけに自然と家族が集まり、子どもたちも進んでお手伝いに参加する、あたたかな暮らしが育まれています。
珈琲はサイフォンで。

お子さんたちの巣立ちをきっかけに60代のご夫婦が選んだのは、古い洋館を思わせる中古物件を購入し、終の棲家として丁寧にリフォームするという選択でした。
ウォールナット材の深みある色合いと、釉薬の濃淡が美しいタイル壁。「何年たっても大切に思えるものを」と、本物の木のキッチンを選択しました。ノスタルジーを感じさせる佇まいは、週末にふたりで通う鎌倉の喫茶店を思い起こさせます。家電を少しずつ手放し、米を直火で炊く暮らしへと移行することで、日々の営みそのものを味わうようになったそうです。
カフェ風キッチンづくりのポイント

- ここからは、カフェ風キッチンづくりのポイントをお伝えします。上から順に検討していくと、カフェ風キッチンを作りやすくなるので参考にしてください。
- ・カウンター付きの対面キッチンでカフェ風に
- ・自然素材を軸にベースを決める
- ・リビング・ダイニングとの統一感を考える
- ・収納の見せ方でカフェ感を出す
- ・照明と小物で仕上げる
カウンター付きの対面キッチンでカフェ風に
カフェ風キッチンの定番といえるのが、カウンター付きの対面キッチンです。料理をしながら家族と会話ができ、配膳や片付けもスムーズに行えるのが魅力。カフェのようにカウンター越しにやり取りする雰囲気が生まれるため、自然とおしゃれな印象になります。
スペースに余裕がない場合でも、腰壁を立てたり奥行きの浅いカウンターを設けたりするだけで、カフェ風要素を取り入れられます。
自然素材を軸にベースを決める
カフェ風キッチンでは木目・タイル・石目調など、素材感のある仕上げを取り入れることが大切です。ポイントは「風合い」を感じられるかどうかで、すべてを本物の素材にする必要はありません。床・壁・キッチン扉など、どこか一部に自然素材を取り入れるだけでも温かみが生まれます。色味はナチュラルカラーを中心にまとめると、落ち着いたカフェ風の雰囲気に仕上がります。
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リビング・ダイニングとの統一感を考える
キッチン単体だけでなく、リビングやダイニングとのつながりを意識することも大切です。床材や壁の色、家具のテイストがちぐはぐだと、キッチンだけ浮いて見えてしまいます。カフェ風キッチンを目指すなら、テーブル・照明・家具も同じテイストで揃えるのがポイント。全体をひとつの「カフェ」として考えることで、統一感のあるおしゃれな印象になります。
収納の見せ方でカフェ感を出す
カフェ風キッチンの雰囲気を大きく左右するのが、収納の見せ方です。マグカップや調味料など、おしゃれな小物をオープン棚に置くとカフェらしくなります。一方で、生活感が出やすい物は扉付き収納にしまうことで、すっきりとした印象を保てます。「見せる」と「隠す」を上手に使い分けることで、カフェ風キッチンが完成します。
照明と小物で仕上げる
最後の仕上げとして取り入れたいのが、照明とインテリア小物です。ペンダントライトをカウンター上に設置するだけでも、キッチンの雰囲気は大きく変わります。照明は蛍光灯ではなく白熱灯の柔らかさを取り入れることで、よりカフェらしさが引き立ちます。観葉植物や雑貨をさりげなく飾ることで、センスのよいキッチンになります。

多くの気になるであろう「おしゃれなカフェ風キッチンを、生活感ゼロのまま保つコツ」を解説します。
- ・見せるもの・隠すものを決める
- ・色と素材を増やしすぎない
- ・“余白”を残す意識を持つ
見せるもの・隠すものを決める
- カフェ風に見えるキッチンは、実は物が少ないわけではありません。大きな違いは「何を見せるか」が最初から決まっていることです。
マグカップやキャニスター、よく使う調味料など、見た目も使い勝手も良いものだけを表に出し、それ以外の物は引き出しや扉付き収納にまとめて隠すのがポイント。この線引きをしておくだけで、生活感が出にくくすっきりとした印象を保てます。
色と素材を増やしすぎない
生活感が出やすいキッチンほど、色や素材がバラバラになりがちです。カフェ風を目指すなら「木目+白+黒」など、ベースとなる色味を2〜3色に抑えるのがコツ。家電や収納用品も、その範囲に収まるものを選ぶだけで統一感が出ます。色と素材を絞ることで、同じ物量でもシンプルでおしゃれにまとまります。
“余白”を残す意識を持つ
棚やカウンターをつくると、つい空いている場所に物を置きたくなりますが、カフェっぽさの正体は実はこの「余白」にあります。すべてを埋めてしまわず、あえて何も置かないスペースを残すことで抜け感が生まれ、カフェの雰囲気に近づきます。最初からどこに何を置くか決めておくと失敗しにくくなります。
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まとめ

今回は、カフェ風キッチンの作り方を解説しました。カウンターの形や素材の選び方、収納の考え方、そして余白のつくり方。どれも特別なテクニックではありませんが、積み重ねることで「ただおしゃれ」では終わらない、居心地のよいキッチンになります。
カフェ風キッチンが多くの人を惹きつける理由は、見た目の雰囲気だけではなく、そこで過ごす時間そのものが心地よく感じられるからです。毎日立つ場所だからこそ、暮らしに合っているかどうかが大切です。
なかでも、使うほどに表情が変わり、暮らしの歴史をそのまま刻んでいく無垢の木素材は、カフェ風キッチンの考え方とよくなじみます。完成した瞬間がゴールではなく、時間とともに「選んでよかった」と感じられる素材です。
せっかく家づくりを考えるなら、長く向き合えるキッチンを選びたい。そう感じている方は、無垢の木素材を使ったナチュラルなキッチンを、ぜひ一度チェックしてみてください。
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