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木になるコラム アナザーストーリー

2023.07.05

鉛筆を使って勉強すると、気分が集中できてはかどる!?

2023.07.05

# 木材 # 鉛筆 # 香木
WOODONE編集部

「木のぬくもりを暮らしの中へ」をテーマにキッチン、建具、床等の住宅部材をトータルでご提案する(株)ウッドワン。 編集部では、皆さまが快適な家づくりをするための役立つ情報や、楽しいコンテンツを日々こつこつ集めて発信してきます。

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鉛筆は今からおよそ450年前に発明され、いまだに世界中で利用されています。近頃は手軽なシャープペンシルが主流となりつつありますが、ほとんどの方が小学生の頃には鉛筆を使っていたことでしょう。

一般的に鉛筆は、黒鉛と粘土を混ぜて練った芯を軸木で挟んだ製品となっています。この軸木、そのほとんどは北米産のIcence Cedar(インセンス・シダー)と呼ばれる針葉樹が使われます。〔Incence=香り〕〔Cedar=ヒマラヤスギ〕からお分かりのように、木材からは気分を落ち着かせる杉やヒノキ特有の香気が立ち上ります。ですから古くは、アメリカインディアンたちの神聖な儀式に、この木をくべた煙を体に染み込ませていたほど。現代もアロマセラピーの要領で、この木の粉をいぶしたり、精製したオイルを熱して香りを楽しんでいます。インセンス・シダーは見方を変えると、香木でもあるというわけです。

ここで思い出してください、ナイフやミニ鉛筆削りで鉛筆を削ったとき、独特のいい香りがしていたのもそういうことだったのです。勉強や仕事の途中で短くなった鉛筆を新しく削ると、「さあ続いてやろう」という気分になりませんでしたか?これは、削り屑から発するインセンス・シダーの香気が気分を落ち着かせる作用していたからではないでしょうか。

現代はいろいろな筆記用具を使うことができます。しかし、木軸(インセンス・シダー)の効用を知ると、削る手間がかかっても鉛筆を使ってみるのもいいかなと思いませんか。

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