「木のぬくもりを暮らしの中へ」をモットーにキッチン、建具、床等の住宅部材をトータルでご提案する(株)ウッドワン。 編集部では、皆さまが快適な家づくりをするために価値ある情報を、日々こつこつと集めて発信していきます。
「木のぬくもりを暮らしの中へ」をモットーにキッチン、建具、床等の住宅部材をトータルでご提案する(株)ウッドワン。 編集部では、皆さまが快適な家づくりをするために価値ある情報を、日々こつこつと集めて発信していきます。
目次

誰かの視線を気にせず空を見上げて風を感じ、家族だけの時間をゆったりと過ごせる中庭。その特別感に憧れる方も多いのではないでしょうか?
この記事では、中庭のある家のメリット・デメリットをわかりやすく整理し、実際の事例も見ながら、魅力と注意点を丁寧に解説します。中庭のある暮らしを具体的に思い描けるようになりたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
中庭のある家のデメリット

気になっている方も多いので、まずは中庭のある家のデメリットを3つ挙げていきます。
- ・費用が高くなりがち
- ・手入れが大変
- ・移動が大変
費用が高くなりがち
中庭のある家は、建物がコの字型やロの字型になりやすく、外壁や基礎の面積が増える傾向があります。窓やサッシの数も増えやすく、防水工事の範囲も広がるため、初期費用が想定より上がることも。
住みはじめてからも、植栽の手入れやウッドデッキの塗り直し、排水部分の掃除など、少しずつメンテナンス費用がかかります。
家族だけの安心できる空間がほしいのか、光や風をたっぷり取り入れたいのか、暮らしをより豊かにしたいのか。目先の金額だけで決めるのではなく、中庭がもたらしてくれる価値まで含めて考えてから作ると、後悔しにくくなります。
手入れが大変
中庭に木や草花を植えたりウッドデッキを設けたりすると、落ち葉の掃除や水やりなど定期的なお手入れが必要になります。忙しい毎日の中で、その手間が負担に感じることも。
人工芝やタイル、手がかかりにくい木などお手入れが比較的ラクなものを選ぶと、手入れを続けやすくなります。設計の段階から「できるだけ無理なく続けられる形」にしておくことで、荒れ放題の中庭になりにくいです。
移動が大変
中庭をはさんだ間取りの場合、部屋から部屋へ移動するときに外に出る動線になることがあります。天気のよい日は気持ちがいいですが、雨の日や寒い日には少し不便に感じるかも。
屋根付きの通路を設けたり、ガラスで囲ったインナーテラスのような形にしたりすると、おしゃれに対策できます。実際の生活を思い浮かべながら動線を確認すると、間取りで失敗せずにすみます。
中庭のある家のメリット

中庭があることによるメリットも、もちろんたくさんあります。ここでは5つのメリットを見ていきましょう。
- ・自然を身近に感じられる
- ・気軽に外で遊べる
- ・風通しが良くなる
- ・余裕がある家に見える
- ・窓からの侵入を防ぎやすくなる
自然を身近に感じられる
中庭があるとリビング・廊下・キッチンなど、家のどこにいても空や緑が見えます。外からの視線を気にせずに庭を楽しめるので、都市に住んでいても自然を身近に感じられるのが魅力です。
朝のやわらかな光や、夕方の空の色、風に揺れる木々の様子など。四季の変化を味わえる毎日になります。窓を開ければ風を感じられて、自然と呼吸が深くなります。
家にいながら自然の心地よさを楽しめるのは、大きなメリットです。
気軽に外で遊べる
中庭は家族だけのプライベート空間です。他の人の視線を気にせずに、子どもやペットをのびのび遊ばせておけます。ちょっとお茶を飲んだり本を読んだりと、気軽に外で過ごす時間を楽しめる場所にもなります。
「公園に行くほどではないけれど、少し外の空気を浴びたい」そんな小さな欲求を満たすのに、中庭はぴったりです。
風通しが良くなる
中庭を囲むように窓を配置すると、家の中に風の通り道をつくりやすくなります。自然な空気の流れが生まれ、湿気や熱がこもりにくい家になります。
特に住宅が密集している地域では、外側に大きな窓を作りにくい場合もあるでしょう。でも、中庭があれば視線を気にせず窓を設けられるので、明るさと風通しをしっかり確保できます。
余裕がある家に見える
中庭のある家は、ゆとりを感じさせます。敷地いっぱいに建物を建てるのではなく、あえて「抜け」になる中庭をつくることで、余白をもつ余裕を表せるからです。
土地に余裕がないと中庭を作るのが難しいこともあるでしょう。だからこそ「中庭をつくれるほど余裕のある家」というイメージにつながります。
窓からの侵入を防ぎやすくなる
空き巣が家に入るとき、いちばん狙われやすいのは「窓」だそうです。中庭のある間取りなら、外から見える壁側の窓を少なく・小さくして、そのぶん中庭に面した側に大きな窓をつくることができます。
つまり、道路や隣の家との境目には窓を最小限にしつつ、中庭からたっぷり光を取り込めるので、家の中は明るいまま防犯面でも安心しやすいというわけです。
中庭のある家の実例
中庭のある暮らしを具体的にイメージできるよう、施工事例を写真付きでお見せします。
中庭を持つ家「ナゴヤノコヤ」

名古屋の街なかに建っていますが、一歩家の中に入ると、外のにぎやかさがうそのように静かな空間が広がります。
白いシンプルな外観をくぐると、木のぬくもりとやわらかな光に包まれた、のびやかなリビングがお出迎え。家の真ん中には空に向かって開かれた中庭があり、大きな窓を通してたっぷりの自然光が入ってきます。朝・昼・夕方と、光の入り方が変わるたびにお部屋の雰囲気が変わるので、同じ場所にいても飽きません。
「家の中に木を植えたい」という想いから生まれたこの家は、見た目のデザインだけでなく、暮らし方そのものを大切に考えてつくられた一例といえるでしょう。
ひとつながりの居間と中庭を愉しむ、ちょうどいい家

きっかけは「庭でBBQがしたいね」というシンプルな一言。そんな素朴な願いから生まれたのが、中庭のある平屋です。
リビングの大きな窓の先にはウッドデッキが広がっていて、窓を開けるとお部屋と庭がひとつづきに。「外に出た」という感覚よりも、「リビングがそのまま広がった」ような気持ちよさがあります。
リビング・ダイニング・キッチンは一直線に並んでいるので、キッチンで夕飯の支度をしていても、ダイニングでお茶をしていても、いつも視界のどこかに中庭の緑が見えます。BBQやホームパーティーはもちろん楽しめますが、ふだんの食事やコーヒータイムにも「ちょっと外の空気を感じられる」のがうれしいところ。
この家の中庭は、特別な日のためだけの場所ではなく、毎日の暮らしの続きにあるものです。気張らず、気取らず、ちょうどいい距離感で自然とつきあえる「がんばらなくていい心地よさ」が詰まった家です。
自然と暮らしが、とけあう家。

中庭をぐるりと囲むように建てられた、コの字型の家。家の中にいても、ふと自然に目が向くように、どの部屋にいても窓の向こうに緑や空が見えるようにつくられています。
料理をしながら空の色が変わっていくのを眺めたり、風に揺れる木の葉が目に入ったり。それだけで、いつもの家事の時間がちょっとゆったりしたものに変わるから不思議です。
自然を窓の向こうから眺めるのではなく、日常の中で自然と一緒に過ごす。そんなおだやかな時間が当たり前のように流れる家です。
まとめ

今回は、中庭のある家のメリット・デメリットをお伝えしました。
中庭は光や風、緑を暮らしの真ん中に置ける魅力的な空間です。費用や動線など、事前に考えておきたいこともありますが「自分たちの暮らしに合うかどうか」をしっかり見極めれば、きっと毎日がもっと心地よくなるはずです。
そしてもうひとつ大切なのが、中庭とどんな素材を組み合わせるか。外とのつながりが強い中庭のある家だからこそ、床やキッチンなど内装の質感にもこだわりたいところです。
たとえば、素足で過ごすことの多いリビングの床。ウッドワンの「足感フロア」は、踏んだときの感触や足ざわりまで考えてつくられた床材です。木はもともと熱を伝えにくいので、断熱性の高い家なら床暖房なしでもあたたかみを感じやすく、夏は木の調湿作用でさらっと快適。思わず寝ころびたくなるような気持ちよさは、自然とともに暮らす中庭のある家にぴったりです。
中庭のある家を考えるときは、ぜひ「どんな素材に包まれて暮らすか」まで想像してみてください。
RELATED
関連する記事
