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2025.05.21

開放的なLDKの主役!アイランドキッチンのメリット・デメリットと後悔しないための秘訣

2025.05.21

# アイランドキッチン # キッチン # キッチン レイアウト # 対面キッチン
WOODONE編集部

「木のぬくもりを暮らしの中へ」をテーマにキッチン、建具、床等の住宅部材をトータルでご提案する(株)ウッドワン。 編集部では、皆さまが快適な家づくりをするための役立つ情報や、楽しいコンテンツを日々こつこつ集めて発信してきます。

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木のぬくもりを感じられるアイランドキッチン

開放的でスタイリッシュな空間を演出するアイランドキッチンは多くの人が憧れるキッチンスタイルの一つです。本記事では、アイランドキッチンを導入する前に知っておきたい、メリット・デメリットから後悔しないための重要なポイントまで詳しく解説します。

アイランドキッチンで快適かつ豊かな暮らしを実現させるために、ぜひ参考にしてみてください。

アイランドキッチンとは?

アイランドキッチンはその名の通り、キッチンのシンクやコンロ、調理台などが壁に接しておらず、まるで部屋の中に「島(アイランド)」のように独立して配置されているキッチンのことです。周囲に遮るものがなく、キッチン全体が広々と感じられるレイアウトです。

アイランドキッチンの一般的な奥行きのサイズは75cm~100cmで、壁付けキッチン(奥行き60cm~65cm程度)よりも大きくなります。

アイランドキッチンと壁付けキッチン(I型)のイラスト

ペニンシュラキッチンとの違いは?

アイランドキッチンとペニンシュラキッチンは、どちらも対面式でよく似ていますが、アイランドキッチンは壁から完全に独立し四方からアクセス可能であるのに対し、ペニンシュラキッチンはカウンターの一辺が壁に接続した「半島」のような形状である点が異なります。アイランドキッチンの方がより回遊性に優れていますが、ペニンシュラキッチンよりも広い設置スペースが必要です。

対面キッチンの種類、レイアウトについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

家族の笑顔がすぐそこに。対面キッチンの魅力

アイランドキッチンの種類

アイランドキッチンは「1列配置」と「2列配置」の2種類に分類されます。

キッチンカウンターが1列に配置されているスタイル

シンク、コンロなどの主要な機能が一直線に独立して配置されます。省スペースでスタイリッシュな印象ですが、複数人での作業や収納力には限りがあります。

キッチンカウンターが1列に配置されているイラスト

キッチンカウンターが2列に配置されているスタイル

多くは、一方のカウンターがシンク中心、もう一方のカウンターがコンロ中心で配置されます。場合によっては、シンクとコンロが一方のカウンターに集約されることもあります。

作業効率と収納力に優れ、複数人での調理にも適していますが、より広い設置スペースが必要です。

キッチンカウンターが2列に配置されているイラスト

アイランドキッチンのメリット

アイランドキッチンを導入するにあたっては、メリットだけでなく、デメリット理解しておくことが大切です。

まずは4つのメリットをご紹介します。

1.開放感のある空間を生み出す

アイランドキッチンは壁付けキッチンに比べて視界が広く、リビングやダイニングとの一体感が生まれます。視線が抜けて開放的で、料理をしている時に孤独感や閉塞感を感じにくいです。

2.コミュニケーションを取りやすい

リビングやダイニングにいる家族やゲストとの会話を楽しみながら調理できます。子どもやペットの様子を見守りながらの調理もできて安心です。

3.複数人で作業しやすい

左右どちらからでも出入りすることができるため、複数人で調理しやすく便利です。また、調理スペースが広いため効率的に作業を進められます。

夫婦で一緒に料理をする様子

4.レイアウト、デザインの自由度が高い

アイランドキッチンは壁に固定されない独立した形状だからこそ、間取りやライフスタイルに合わせて柔軟に、キッチンやダイニングテーブル、カウンターのレイアウトを検討できます。360度どの方向からも見えるので、素材や色、形状など細部にまでこだわることで、空間の主役となるような存在感を放ちます。

アイランドキッチンのデメリット

次にアイランドキッチンの5つのデメリットをご紹介します。

1.スペースの制約がある

アイランドキッチンを設置するには、広いスペースが必要です。十分な広さがない場合、通路が狭くなり、移動がしにくくなったり、圧迫感を感じたりする可能性があります。

2.油はねや水はねのリスクがある

壁付けキッチンと異なり、周囲に壁がないため、調理中の油はねや水はねが広範囲に及ぶ可能性があります。床や周囲の家具が汚れやすく、掃除の手間が増えてしまうことも。

次項で対策方法をご紹介しますが、完全に防ぐことは難しい場合があります。

3.収納スペースが少ない

壁付けキッチンのように、壁面を収納スペースとして有効活用することが難しいことも。アイランド部分に収納を設けることはできますが、壁面収納ほどの容量を確保できない場合があります。必要に応じて、別途、収納スペースを設ける必要があります。

4.プライバシーが確保しにくい

開放的な設計であるため、調理中の様子がリビングやダイニングから丸見えになります。来客時など、キッチンを見せたくないと感じる人もいるかもしれません。

5.コストが高い

一般的に、アイランドキッチンは壁付けキッチンと比較して費用が高くなる傾向があります。より多くの部材を必要とし、配管や配線工事が複雑な場合もあるためです。

後悔しないアイランドキッチンにするためのポイント

広さ、間取りをよく確認する

アイランドキッチンの周囲には、人がスムーズに通行できるだけの十分な幅(最低でも90cm、できれば1m以上)を確保しましょう。狭いと移動がストレスになり、使い勝手が悪くなってしまいます。また、リビングやダイニングとの繋がりを考慮し、家具の配置や動線をシミュレーションしましょう。

また、アイランドキッチンだけが浮いた存在にならないよう、全体の調和を図ることが大切です。

油はねや水はね対策をする

ガスコンロに比べて油はねが少ないIHクッキングヒーターを採用する、高性能な換気設備を設置する、パーテーションを設置する、掃除がしやすい素材の床や壁材を選定するといった対策が有効です。

油はね防止のガラスパーテーションがついたキッチン

入念なコンセント計画を

アイランドキッチンは周囲に壁がなく、コンセントの設置場所が限られます。簡単には増設ができないので、事前にしっかりと計画しておく必要があります。アイランド部分では様々な作業の中心となることが多いので、調理家電を使いやすいようにコンセントを配置しましょう。

アイランドキッチンの施工事例をご紹介

最後に、アイランドキッチンの魅力がつまった施工事例をご紹介します。

ウッドワンのアイランドキッチン

こちらのアイランドキッチンは、明るい木目のフロントパネルが優しく自然な雰囲気をもたらしつつ、ステンレスの天板がモダンな要素を加えています。キッチンがリビング・ダイニング空間と一体となったコミュニケーションを取りやすい空間構成です。

施工事例を詳しくみる

ウッドワンのアイランドキッチン

マットブラックの天板と木製扉がマッチしたアイランドキッチン。シンク下にはゴミ箱がすっきりと納まり、背面収納も充実しています。木製のダイニングテーブルが一体化しており、調理から食事への流れがスムーズです。

デザイン性と機能性を兼ね備えた洗練されたキッチン空間です。

施工事例を詳しくみる

ウッドワンのアイランドキッチン

コンパクトで機能的なアイランドキッチン。ステンレス天板にガスコンロとシンクが並び、木製カウンターが隣接しており、食洗機も組み込まれています。下部はスチールフレームと木製棚板のオープンな収納。すぐ横には木製のダイニングテーブルが配置され、限られた空間を有効に活用しています。

施工事例を詳しくみる

まとめ

アイランドキッチンのある開放的な空間で家族や友人とのコミュニケーションを深めたり、自分だけの特別な時間を過ごしたり、趣味の料理に没頭したり…。

導入には検討すべき点もありますが、しっかりと計画を立て、ご自身のライフスタイルに合ったアイランドキッチンを採用することで、きっとこれまで以上に快適で、豊かな暮らしを送ることができるでしょう。

□木を育てている会社がつくる木のキッチン su:iji をみる

□鉄のフレームと無垢の木とのシンプルな組み合わせ FRAME KITCHEN をみる

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