ONE'S CUBOで始める「環境に優しい家づくり」

ワンズキューボは、地球環境保全にも貢献

CO2をはじめとする温室効果ガスの排出による地球温暖化等の環境問題が深刻化する中、脱炭素社会への取り組みが推進され、環境と向き合うことがすべての企業や人の課題となっています。
ワンズキューボの構造材や内装建材などに使用されている木材は、(株)ウッドワンが管理するニュージーランドの森林から産出されたものです。限りある資源保護を目的とした法正林施業を実現し、ニュージーパイン®を計画的に管理しています。30年サイクルで木材資源としての安定供給を図りながら、森の管理運営と木材としての質の高さを維持しています。

※ニュージーパイン®
 ウッドワンがニュージーランドで計画的に植林、育林したラジアータパインの登録商標です。

ウッドワンの森は再造林率100%

30年サイクル

日本国内の木を伐採した後の再造林率(※1)は3割程度にとどまっています。 (※2)
ウッドワンの森のニュージーパイン®は30年大切に育てて伐採した後も、100%再造林を行って持続可能な社会の実現に貢献しています。
そんなニュージーパイン®は、約30年で樹高40mほどに成長して伐採適齢期を迎えます。そこでウッドワンでは、1年生から30年生までに分けた区画ごとに育て、毎年一定量の木材が収穫できるように森林を管理・保全しています。

※1 再造林:人工林を伐採した跡地に再び苗木を植えて人工林をつくること。
※2 出典元:林野庁林政審議会配布資料

1年生から30年生までに分けた区画ごとに育て、毎年一定量の木材が収穫できるように森林を管理・保全しています

育成時にCO2を吸収、製品後はCO2の貯蔵庫に

植物は光合成によって大気中のCO2を吸収し、炭素を樹体に固定化して酸素を大気中に排出します。このため森林は、地球温暖化の原因となる温室効果ガスのひとつであるCO2削減の有効な手段として注目されています。
温室効果ガスであるCO2は、森林で樹木に吸収された後も、炭素として木材中に固定されます。そのため木材製品は、燃やされたり、微生物によって分解されたりして、再びCO2として大気中に放出されるまでの貯蔵庫であるといえます。

育成時にCO2を吸収、製品後はCO2の貯蔵庫に

ワンズキューボで脱炭素社会の実現に貢献

CO<sub>2</sub>固定化量の試算例
CO2固定化量の試算例(30坪の木造住宅)

CO2固定化量は、林野庁「建築物に利用した木材の炭素貯蔵量の表示ガイドライン」
(令和3年10月1日付け3林政産第85号林野庁長官通知)に準拠し、30坪の木造住宅1棟に使用したJWOOD構造材とピノアースシリーズの内装建材(材積2.74㎥)が貯蔵している炭素(CO2換算)の量を示すものです。

永く住まう家に大切なこと

「いつもの安心・快適」が、いつまでも続く住まい

ワンズキューボは「いつもの安心・快適」が、いつまでも続くために長期優良住宅の基準を満たした高性能な住まいです。
長期優良住宅とは「長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられている」と認定された住まいで、認定を受けるには、耐震性、劣化対策、省エネルギー対策、維持管理対策など、さまざまな基準をクリアする必要があります。ワンズキューボは、地震から大切な生命や財産を守るための耐震性をはじめ、多くの基準で最高等級を獲得し、高いレベルでその性能を満たしています。より快適で安心な住まいを追求しつつ、手入れをしながら永く大切に使う。持続可能な社会の実現に向けて、これからの家づくりに大切な在り方です。

① 繰り返しの地震にも安心できる『耐震性』

建築基準法第1条、「建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする。」
建築基準法はその最初の条文で最低限の基準しか定めていないことを明言しています。地震が多発する日本で地震の被害から大切な家族とその暮らしを守るためには、建築基準法を超える高い耐震性能を持った家づくりが求められます。
ワンズキューボは、強靭な構造用LVL「JWOOD」を、専用金物で緊結した強固な構造体「JWOOD工法」を採用し、耐震性能に関する国内最高基準である「耐震等級3」を確保しています。

地震に強い「耐震等級3」の家づくり

ワンズキューボは本当に震度7クラスの揺れに耐えることができるのか、茨城県つくば市にある「国立研究開発法人土木研究所」の三次元振動台装置にワンズキューボ規格型TypeAを設置して、これまで日本列島を襲った震度7クラスの地震を連続して加振するという、大変厳しい実験を行いました。
結果は、建具の開閉にも問題なく、室内にも外観にも大きな損傷は見当たりませんでした。つまり、震度7の地震が複数回発生した後でも、必要に応じて補修すればそのまま自宅に住み続けることができる、安心して家族の命と生活を守ることのできる木の家だと言えます。

② 永く安心して使い続けられる『耐久性』

高耐久性部材JWOOD EXを使用

日本独特の気候風土に適し、職人の高い技術力と経験から日本人は長く木造住宅に慣れ親しんできました。特に檜は香りが高く、芯に赤みを帯びた部分が害虫を寄せ付けないため、家を長持ちさせるうえでも好まれてきた材料といえます。近年は赤みを帯びた良質な檜材の確保が難しいことや、建築基準法で防腐防蟻措置が定められていることなどから、ほとんどのケースは工場や建築現場で薬剤処理をすることで耐久性を確保しています。
ワンズキューボは工場で防腐防蟻薬剤を乾式注入した高耐久性部材JWOOD EXを使用し「腐らない」「シロアリにも負けない」家づくりを行い、建物の長寿命化を実現しています。

75~90年の耐用年数を誇る品質

JWOOD EXはAQ2種(JAS K3相当)の防腐防蟻材が注入された耐久性に優れた構造材です

JWOOD EXはAQ2種(JAS K3相当)の防腐防蟻材が注入された耐久性に優れた構造材です。住宅性能表示制度の「劣化対策等級3」の基準を満たし、耐久性の高い材料の組み合わせときちんとしたメンテナンスで、住宅として75~90年の耐久性が認められた材料と言えます。

③ 快適さがいつまでも続く『初期性能維持』

家は建築直後が耐震性や省エネ性など性能が最も高い状態です。長い年月を経る中で、繰り返しの地震を受けたり、構造材のやせなどから建物にすき間が生じ、建築直後の性能が徐々に低下していくことがあります。
どんな家にも壁と床の継ぎ目、窓まわりなど、至るところにすき間は存在しますが、そのすき間を通り道に熱や湿気が出入りして、室内の空気環境は安定しません。健康で快適な暮らしを実現するためには、このすき間を防ぐことが第一歩となり、建築直後の性能を長く維持していくことが大切です。

すき間が減ると熱の損失が少なくなる

隙間相当面積(建物の隙間面積)による冷暖房負荷のグラフ

建物の気密性が悪いと、すき間から空気が出入りして暖気の流出や冷気の流入が増加してしまいます。すき間からの熱損失は一体どのくらいあるのかということを、隙間相当面積(建物の隙間面積)によって冷暖房負荷がどのくらい変わるかを示したのがこちらのグラフです。すき間からの熱損失が少なくなると室内の温度差も少なくなり快適性が得られ、冷暖房負荷の低減にも繋がります。

ワンズキューボで使用する構造用LVL「JWOOD」は初期性能を維持し、すき間ができにくい

気密性能を高め、維持することが快適な住環境の基本であることが分かります。そのためには気密の敵である「すき間」をなくすことで、長い時間が経っても狂いが生じず初期性能を維持し、すき間のできにくい構造材を使用することが求められます。ワンズキューボで使用する構造用LVL「JWOOD」は、高気密住宅にふさわしく、省エネ性能を充分に発揮できる建物の構造材として、寸法安定性に優れ強度のバラつきが少ない理想的な材なのです。

JWOODと無垢製材品の比較

”JWOOD工法”の詳しくはこちら

ライフステージの変化へ対応しやすい、間取り変更ができる住まい

ライフステージは変化していくものだから、それに合わせて間取りが変われば暮らしやすさにも繋がります。子供が幼い頃は家族で枕を並べた寝室と好きなだけ遊ばせられる広々としたプレイルームが欲しかったり、子供たちの心と体の成長にあわせて個室を増やしたかったり、そして再び夫婦ふたりにもどったなら、ゆったりとライフワークを愉しむ場所が欲しかったり、ライフステージの節目の間取り変更で、その時々の暮らし方を愉しむことができます。

間取り変更例(規格型タイプ TypeA)

  1. 1階間取り
  2. 2階間取り①

    ●住みはじめの頃[夫婦2人 子供1人]

    子供が幼い頃は好きに遊ばせられるプレイルームを兼ねた子供部屋と、仕事に趣味に忙しい夫婦のワークスペースにもなるホビールームを設けて、充実したマイホームライフをスタート。

  3. 2階間取り②

    ●子供の心と体の成長と共に[夫婦2人 子供2人]

    普段は広々としたリビングに家族が集いながらも、子供たちの心と体の成長と共に個室を与える時期も訪れます。持ち物も増える年ごろ、たっぷり仕舞えるクローゼットも重宝します。

  4. 2階間取り③

    ●子供の巣立ちと共に[夫婦2人]

    子供が巣立ち使わなくなった子供室を、思い切って広々とした一部屋に。 いつか始めたいと思っていた楽器の演奏や教室開催など、わが家での愉しみが広がります。

間取り変更を可能にする、オリジナル施工システム

ワンズキューボは革新的な施工プロセスで、建物の品質を高めながらのスピード施工と、ライフステージの変化への対応を可能にしています。
設計段階では独自の設計手法で、建物の外周部を中心に構造耐力上必要な壁(耐力壁)を配置し、内部の耐力壁の配置を最小限に抑えています。これにより作られた大空間に「床・天井勝ち」でスケルトン施工(骨組み)を行い、内部を「後間仕切り壁システム」でインフィル施工(間仕切り)を行います。独自の設計・施工プロセスで工期短縮に繋がるスピード施工を実現し、将来においてもライフステージの変化に合わせて容易な間取り変更を可能にしました。

間取り変更を可能にする、オリジナル施工システム

床・天井勝ち施工

反り・狂いが極めて少なく、強度に優れた天井野縁セットを井桁組みにして施工することで、大空間の天井勝ち施工が実現できます。また、井桁組みの天井下地は、将来の間取り変更の際にも下地として機能します。省令準耐火構造の天井下地材の基準にも適合しています。

【天井野縁システム】
天井野縁システム

後間仕切りシステム

床・天井勝ちスケルトン施工で作られた大空間に、プランに併せて間仕切り壁を施工します。オリジナル形状のランナー材を床・天井面に固定し、縦部材を専用キャップトップで位置決めして固定する簡単スピード施工です。後施工の間仕切りは、将来の間取り変更にも容易に対応できます。

後間仕切りシステム

心が長持ちする住まい

地震に強くて、耐久性に優れ、初期性能を維持できることは永く安心して快適に住み続けるためにどれも欠かせません。そして、もう一つ大切なことは“心が長持ちすること”。住みはじめは大好きだったわが家が時と共に古ぼけてしまい好きでいられなくなるのは寂しいことです。ワンズキューボはいつまでも好きでいられるために、“経年美化を愉しみながら愛着を育む”無垢の木の内装建材に囲まれた住まいです。

“経年美化を愉しみながら愛着を育む”無垢の木の内装建材に囲まれた住まい