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2023.01.13

羽目板で部屋の壁・天井を演出 ラップサイディングは昔から日本にもあった?

2023.01.13

# ラップサイディング # 下見板 # 羽目板 # 鎧張り
ラムジー まり

フリーランスのライターとして主に国内外のインテリア、ライフスタイル、ギフトを中心に執筆中。広島生まれイギリス住まい、2児の母。元ハウスメーカー勤務、インテリアコーディネーターの視点を活かして、暮らしの「ちょっといいかも」を感じてもらえたら嬉しいです。

フリーランスのライターとして主に国内外のインテリア、ライフスタイル、ギフトを中心に執筆中。広島生まれイギリス住まい、2児の母。元ハウスメーカー勤務、インテリアコーディネーターの視点を活かして、暮らしの「ちょっといいかも」を感じてもらえたら嬉しいです。

優しい木の質感や立体感が印象的な「羽目板」「ラップサイディング」をご存知ですか? 簡単にいえば化粧板を横貼りにする外壁仕上げのことで、洋風の瀟洒な邸宅やリゾートハウスなどで見かけたことがあるのではないでしょうか。見た目にもとても装飾性があるため、最近では室内に取り入れてインパクトのあるお部屋作りをする方も増えています。

そこで今回は「羽目板やラップサイディングをもっと知りたい」とお考えの方に、その魅力とおしゃれな活用例をご紹介いたします。

羽目板を使ったラップサイディングとは

・日本の建築技法:「鎧張り」もしくは「下見板(したみいた)張り」

ラップサイディングとは、平らな長方形の化粧板「羽目板」を使い、下から一枚ずつ重ね張りする建築技法です。欧米の木造建築では主流の外壁ですが、実は日本でも古くから取り入れられてきました。日本ではラップサイディングを「鎧張り」、もしくは「下見板(したみいた)張り」と呼び、昔は主に雨の浸食を防ぐための外壁として多く採用されていました。そのため歴史ある古民家などでは、経年で味わいを増した鎧張りが趣のある佇まいを作っている様子を見ることができます。

現在ではその装飾性を活かし、壁材としてアクセントウォールに、また「鎧天井」として天井に取り入れるケースが増えつつあります。空間に木のぬくもりや優しさを印象付けたい、インパクトのある空間作りをしたいという方にも、おしゃれな内装仕上げとして注目されているのです。

室内に羽目板を使用するとどんな効果があるの?

では、室内にラップサイディングを採用すると、どのような効果があるのでしょうか。壁に採用する場合、羽目板の重なりが作り出す立体感が、内装のデザイン性をグッと高めてくれるのが大きな魅力です。お部屋のアクセントウォールとして取り入れるだけで、シンプルなインテリアもワンランク上の印象に変化します。また、特に壁部分は直に触れたり常に目線に入る場所でもあるため、木の存在感を傍に感じリラックスした雰囲気作りにも役立ちます。

また鎧天井として取り入れる場合、よりドラマティックな空間の演出効果が期待できます。鎧張りの立体感は、日中の採光や夜の灯りなどその時々に違った影を落とすため、フラットな天井面では表現できない雰囲気のある空間作りができます。入口から目にした時のインパクトも大きいため、海外インテリアのようなダイナミックなお部屋作りを目指す方にも効果的に使っていただけます。

木のぬくもりを味わえるウッドワンの「羽目板ピノアース」と「鎧天井」

空間に木の優しさと豊かな表情を与えてくれる羽目板やラップサイディング。そんな羽目板を使ったおしゃれな空間作りをしたい方におすすめなのが、ウッドワンの「羽目板ピノアース」「鎧天井」です。

無垢材で快適な家づくりを提案するウッドワンでは、厳選された無垢材の羽目板に木の良さを最大限に引き出す「浮造り(うづくり)」を施しています。浮造りとは、木の表面を丁寧に磨き上げることで柔らかな夏目部分が削り取られ、年輪を立体的に浮き立たせる仕上げのことです。凸凹とした表情のある表面と美しい艶感、滑らかな触り心地を楽しんでいただけます。

・木目を立体的に浮き立たせた『浮造り』仕上げ

 

次は、ウッドワンの「鎧天井」を使った実例を具体的にご紹介していきましょう。

浮造り仕上げが美しい「鎧天井」は、天井だけでなく壁などさまざまなパーツに取り入れることが可能です。たとえば上記画像のような、ナチュラルモダンなインテリアの部屋の一壁だけに鎧張りを施すことで、グンと存在感のある空間を演出することができます。シンプルなお部屋のアクセントになるだけでなく、無垢材の優しさやあたたかみがリラックスした雰囲気を生み出してくれます。

 

「鎧天井」を使った鎧張りの壁は、連続したラインと立体感が大きな魅力。壁自体に存在感があるため、インテリアにより個性をプラスすることができます。お気に入りスペースに採用すれば、採光や灯りが作り出す陰影まで素敵なインテリアの一部に。また年月とともに味わいを増していく木の風合いを近くで楽しめるのも醍醐味です。10年、20年後ももっと愛着が湧いてくる、そんな空間作りができるのではないでしょうか。

 

お部屋によりインパクトを与えたいなら、ニュージーパインⓇ※ を贅沢に使用した「鎧天井」に挑戦してみてはいかがでしょうか。上記写真のように天井に鎧張りを施すことで、個性のある形状をより魅力的に魅せることができます。さらに間接照明を当てることで凸凹面に独特な陰影ができるため、より存在感をアピールすることも可能。自然と目線が上がり、天井の高さと開放感をひと目で印象付けることができるでしょう。

※ニュージーパインⓇ…ウッドワンがニュージーランドで計画的に植林・育林したラジアータパインの登録商標。

 

詳しくはこちら

先人の知恵を今に取り入れることで、ワンランク上のインテリアを楽しめる羽目板やラップサイディング。ウッドワンの無垢材なら、経年するほどに美しく変化していく過程を体感できるのも素敵な楽しみ方です。インパクトのあるラップサイディングを取り入れて、おしゃれでリラックスした空間作りを演出してみるのはいかがでしょうか。

□羽目板ピノアースをみる

□鎧天井をみる

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