〈JWOOD使用現場〉
早瀬庵
老舗のもみじ饅頭店の茶室と手焼き体験室を兼ね備えた平屋の建物で、茶室によるエリアと手焼き体験が行えるエリアが、路地を介してつながる構成となっています。
ロードサイドに立地し周囲に建物が立ち並んだ環境にありながらも、 B種LVL厚板の壁にぐるりと囲まれることで、茶室にふさわしい落ち着いた空間を実現する平面計画となっています。
壁に厚さ150㎜のB種LVL厚板を、屋根には桧杉ハイブリット国産材CLT厚板を用いており、茶室として落ち着いた雰囲気を演出するためにLVLとCLTは、すべて現しで用いられています。
物件概要
用途:茶室(店舗)
規模:延床面積_ 173㎡(52.3坪) 平屋建て
竣工:2019年2月
建築設計:山代悟+ビルディングランドスケープ
建築地:広島県廿日市市
物件外内観
ロードサイドに立地し周囲に建物が立ち並んだ環境にありながらも、 B種LVL厚板の壁にぐるりと囲まれることで、茶室にふさわしい落ち着いた空間を実現する平面計画となっています。
内部空間は173m²ですがB種LVL厚板の壁にぐるりと囲まれた中に茶室やそこに至る路地、中庭を取り込むように計画されており、それらを含めると外形としては262m²程度の建物となっています。
CLTを用いるにあたり、CLTの弱点であるスパンを飛ばすことへの挑戦として、ビルトT(BT)によって構成された鉄骨梁とのハイブリットによりその弱点を解消し、約10m×10mの無柱空間を実現しています。
建物内観
立礼式茶室 |
茶室 |
手焼き体験室 |
路地 |