WOODONE

受賞無し

2022年度

富山県

株式会社すぎはら建築工房

五感に心地よく過ごしやすい住まいになるよう常に心がけているが、今回は自邸ということで普段なかなかできない要素を多く取り入れた。どこを向いても無垢の木が目に入る開放的な空間となった。ダイニングの吹抜を通して見える2階の勾配天井および軒裏は板張りで、小屋組みも見えるので、朝目覚めたとき自然に木がたくさん目に入り、安らぎを感じられる。床板は普段からピノアースなどのパイン材を使っているが、今回は2階だけピノアースにし1階には堅木を使ってみた。しかしこれは失敗で、堅木は直接座ったり寝ころんだりしたときの感じがよくない。全部ピノアースにすれば良かったと思っている。建具無しでシームレスに入れる浴室も板張り勾配天井で、ウッドデッキや庭を眺めながらのお風呂タイムは独特の開放感と気持ちよさがある。リビングとキッチンから出入りできるウッドデッキは奥行があり、軒を出しているので、読書や軽食などに大活躍している。