WOODONE

受賞無し

2022年度

茨城県

加藤由里恵デザインオフィス

住宅の新築に際し、地域産材をできる限り活用することをテーマの一つとした。地元の森林組合と共に家づくりをしている工務店に施工を依頼し、茨城産の桧と杉の無垢材を構造材に、また桧を建具枠や床・天井の仕上げ材にふんだんに使用した住宅となっている。 キッチンからは、桧仕上げの大きな勾配天井のもと、ダイニングとそれに連続する屋外テラスまでを見渡せるプランとした。屋外の庇と連続する桧の天井は、視界に入り落ち着き感を得られるように、最も低い個所で2250mmと高さを抑えた。 無垢の天然木に包まれた空間にふさわしいキッチンは造作するしかないと思われたが、無垢材の扉材を用いるウッドワンのキッチンに出会い、デザイン性と機能性を兼ね備えたシステムキッチンを据えることが叶った。