「木のぬくもりを暮らしの中へ」キッチン、建具、床等の住宅部材をトータルでご提案する
無垢No.1の木質総合建材メーカー

住民が集う公園の隣に出来たドラッグストアの一角。買い物と散歩の途中に、気軽に立ち寄ることができる医療施設を目指し内科クリニックを計画した。計画区画の中に出来るだけ大きな気積の空間を作り、外部の雰囲気を取り込みやすくし、医療施設特有の閉塞感と緊張感を和らげ、身近に感じることができる診療所にできないかと考えた。施主との対話を繰り返しながら、空間のボリュームをまるで木塊を削りながら掘り進めるように検討を進めた。プライバシーを保つ必要がある診察室や内視鏡室などはボリュームとして残し、流動的に使用される待合室や処置室などは削り出した空間に配した。少しでも大きな気積を作るため、柱や梁型も残し、その過程で生まれた凹凸が空間に表情を与え、大らかな雰囲気を作り出してくれているように感じている。点在させるように配した照明は、木漏れ日のようにも感じられ、巨木の森の中を行くような空間が出来上がった。