WOODONE

受賞無し

2024年度

栃木県

株式会社岡本和樹建築設計事務所

https://www.okamoto-aa.com/

指扇-大屋根の家 2階から降りる大屋根が1階の軒先となり深く家を包み込む住宅です。周辺建物より階高がぐっと低く見え、平屋のようなプロポーションに。南側には吹き抜けを設け、LDKには十分に光が差し込みます。軒の出は4尺(1214mm)あり、高さと長さを検討した深さになっており、夏の日差しは防ぎ、冬の日差しを取り込みます。 北面の屋根も2階から1階まで大屋根で掛かり、洗面室上部の北面屋根に設えた天窓から明かりが入り、北側に配置した水廻りにも十分な明るさを確保できるようにしてあります。北面の天窓は夏の日差しを受けにくく、四季を通じて一定の間接光が確保できます。 そんな当たり前のパッシブデザインを意匠と性能の両面から検討した住宅です。 南側に木製サッシの大開口を持ちながらも、断熱性能はHEAT20 G1となっています。 市街地・住宅密集地に、意匠と性能が両立した住宅を作ることができました。