WOODONE

受賞無し

2024年度

千葉県

プラッツデザイン1級建築士事務所

この住宅は築40年の住宅の建替えとして計画された。計画地は東京から近い郊外にある。建主はこの敷地に産まれ現在まで暮らしている。祖父は本所の宮大工の棟梁であった。戦後その代からこの地で暮らしてきた。 計画にあたって重視されたことは既存の庭を残し活かすこと。高齢者に暮らしやすい間取りや仕様であること。無垢の木や漆喰を使用し自然素材であること。シンプルで維持しやすいことである。 吹抜け空間を中心として建具、床、手すり、階段、天井の無垢の木と壁の漆喰の白との調和が心地よい。浮造りの建具や床は木目の視覚的な心地よさのみならず触覚的な心地よさで好評である。 無垢の木の色合いの経年変化も楽しみである。