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リフォーム 建材選びのポイント

2023.02.24

マンションで騒音トラブルをできるだけ防ぐには遮音が大切! フローリングリフォームも検討を

2023.02.24

# フローリングリフォーム # 遮音 # 騒音トラブル
安美 サヨリ

二級建築士。専門学校を卒業後、店舗やオフィスなどのデザイン・設計に従事。 「住宅にかかわる仕事がしたい」という子どもの頃からの夢を叶えるため、結婚後に大手ハウスメーカーのリフォーム営業に転職。外装から内装まで家のリフォーム全般に携わる。 その時の経験を活かし住宅や建築に関する記事を執筆。 現在は子育てをしながら、CADでの図面作成業務とライターを兼業するフリーランスとして活動中。

二級建築士。専門学校を卒業後、店舗やオフィスなどのデザイン・設計に従事。 「住宅にかかわる仕事がしたい」という子どもの頃からの夢を叶えるため、結婚後に大手ハウスメーカーのリフォーム営業に転職。外装から内装まで家のリフォーム全般に携わる。 その時の経験を活かし住宅や建築に関する記事を執筆。 現在は子育てをしながら、CADでの図面作成業務とライターを兼業するフリーランスとして活動中。

マンションなどの集合住宅で暮らしていると、問題になりやすいのが騒音トラブルです。

特に上下階には音が響きやすいので、気付かぬうちに近隣住民の方に迷惑をかけてしまっている可能性があります。小さなお子様がいるご家庭では、走り回る音や物を落とした音などにハラハラしてしまいますよね。

近隣を気にすることなく、平穏なマンションライフを送るためには「防音対策」が大切。

今回は騒音トラブルを未然に防ぐための防音にまつわる基礎知識と、おすすめの遮音フローリングについてご紹介します。

マンションで音の発生を防ぐ方法

マンションの暮らしの中で、気になる音はいろいろあります。

・足音やドアの開閉音

・洗濯機や掃除機などの家電の音

・テレビや会話の声

・床に物を落とした音 など。

普通に生活をしているだけでも音は自然と発生してしまうものなので、音を立てずに生活することは不可能に近いと言えるでしょう。

そこで考えたいのが「防音対策」です。

防音対策には「遮音」が必要

「防音」とは、外の音が室内に入ったり室内の音が外に漏れたりするのを防ぐことですが、この「防音」という言葉は具体的な対策を意味する言葉ではありません。

「防音対策」をするための代表的な方法が「遮音」と「吸音」の2つです。

とりわけ、生活音の防音には「遮音」が重要となってきます。

「遮音」とは

「遮音」とは防音をする方法のひとつで、空気中に伝わってくる音(空気音)を遮断して外へ音が透過しないように対策することです。発せられた音を跳ね返すことで音を遮断させます。

防音対策をする際にまず行いたいのが遮音対策といえます。

遮音対策をする際に知っておきたいこと

遮音対策についてご紹介する前に、音の基礎知識について解説します。

音には空気音と固体音がある

音には「空気音」と「固体音」があります。

空気音」とは、話声やペットの鳴き声、室外からの騒音など空気を介して伝わる音で、防音材を付加することで低減できる対策しやすい音です。

固体音」とは、上階からの歩行音や椅子を引く音、ドアを閉じる音など壁や床、天井などの物質を介して伝播する音のことで、対策が難しいとされています。

固体音には

スプーンなどを落とした時に発生する、軽くて硬い音の「軽量床衝撃音」と

子どもが飛び跳ねた時などに発生する、重くて鈍い音の「重量床衝撃音」があります。

防ぐのが難しいとされる固体音ですが「軽量床衝撃音」はフローリングのリフォームで低減することが可能です。

防音建材に表記された「ΔLL-4(LL-45)」などの数字はなに?

遮音性能には、等級をあらわすJIS規格の「L値」が定められています。

下記は日本建築学会における適用等級と対応するL等級となります。

※( )内の表記は、従来の表示です。

L値は数字が大きいほど遮音性能が良いことを示しており、上下階に音が響きやすいマンションには「ΔLL-4(LL-45)」以上の等級の遮音床材が推奨されています。

L値には「LL」と「LH」があり、先述した「軽量床衝撃音」はLLで表示され、「重量床衝撃音」はLHで表示されます。

簡単にできる防音対策

今すぐできる対策として「床にカーペットやコルクマットを敷く」といった方法が考えられます。

カーペットやコルクマットの下に、さらに「遮音シート」を重ね敷きすることで効果的に音を低減してくれます。

しかし、それだけではやはり心もとない場合もありますよね。

しっかりと防音対策をしたい方は、遮音フローリングへのリフォームを検討してみましょう。

おしゃれな遮音フローリングへのリフォームで騒音トラブル対策を

「遮音性能を備えたフローリングへのリフォームを検討したい」

「見た目や質感にもこだわりたい」

「無垢材のフローリングにしたい」

「床暖房も使用できるタイプが良い」

そんな方へおすすめしたいのが、ウッドワンの「遮音フローリング」です。

遮音性能上優れているとされ、建築学会が推奨する好ましい性能水準である「LL-45」を実現した上で、様々なラインナップを揃えています。

きっとお好みの遮音フローリングが見つかるはずです。

無垢ピノアース グランドフローリング L-45

「無垢ピノアース グランドフローリング L-45」は無垢の木でできた遮音フローリングです。

これまで、遮音性が要求されるマンションのフローリングに無垢材を採用するのは難しいことでした。
無垢材を使用するためには、フローリングの下に防音マットを敷いたり、床の構造を二重にしたりする必要があり、コストや工期がかかることがデメリットとなっていたのです。

そこでウッドワンの「無垢ピノアース グランドフローリング L-45」では、無垢の木に遮音材を貼り合わせ、マンション住まいに必要な遮音性能を確保。
普通のフローリングと同じように施工できる仕様を実現しました。

浮造り仕上げ

木の存在感を最大限に活かす「浮造り仕上げ」を採用。

木目の豊かな立体感は、無垢材ならではの上質な素材感と柔らかな感触を与え、空間に落ち着きと優しさを演出します。

さらにひっかき傷や、すり傷にも強い仕様になっています。

グランドフローリング L-45

 

美しさを永く保つ、傷つきにくいフローリング

暮らしの中でつきやすい、スリッパや掃除機、おもちゃの引きずりなどの傷や汚れがつきにくい性能を備えています。

 

床暖房対応

高い寒熱試験をクリアしており、ひび割れに強い床材です。

床暖房を施工されるお部屋におすすめです。※オークは除きます。

 

銘木の一枚単板を贅沢に使用した幅広仕様

一般的な床材は短い単板をジョイントして使いますが「グランドフローリングL-45」は広幅一枚単板を贅沢に使用。

床板1枚ずつが大きく見え、目地の数が少ないのでお部屋全体をすっきりと広く見せることができます。

L-45 銘木キャラクターセレクション

「L-45 銘木キャラクターセレクション」は、質感や色合いなど木の特性を最大限に引き出しながら、マンションに最適な遮音性能も兼ね備えたフローリングです。

天然資源である木は、同じ樹種であっても木目や色味が一つ一つ異なります。

塗装の色合いや質感に差が出たり、限りある資源を有効活用するため節や入り皮などが入っていたりしますが、それが木の持つ心地よさや味わい深い豊かな表情を生み出しています。

あたたかさと安らぎを与えてくれる素朴で自然の趣あふれる木の表情が、空間に彩を添えてくれます。

床材を見直して、音に配慮した快適なマンションライフを

生活音というのは自分ではなかなか気付きにくいものです。

マンションでの生活において、近隣の方とお互いにストレスなく暮らしていくために、床の遮音性はしっかり対策をしておきたいですね。

ウッドワンの遮音フローリングなら、機能面はもちろんデザイン性も高いのでお部屋をおしゃれに変えることができます。

音に配慮しつつ、おしゃれな床材で自由にゆったりと暮らせる快適なマンションライフを実現させましょう。

□遮音フローリングをみる

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