「木のぬくもりを暮らしの中へ」をテーマにキッチン、建具、床等の住宅部材をトータルでご提案する(株)ウッドワン。 編集部では、皆さまが快適な家づくりをするための役立つ情報や、楽しいコンテンツを日々こつこつ集めて発信してきます。
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目次
リビングは多くの時間を過ごすくつろぎの空間。だからこそ、リビングに置く家具、特にテレビ台(テレビボード)は、機能性だけでなくデザインにもこだわりたいものです。
今回は、理想のテレビ台を見つけるためのポイントをご紹介します。
テレビ台を選ぶ際の基本的なポイント
テレビ台の選び方のポイントとしては、下記の3つが挙げられます。
テレビのサイズに合ったものを選ぶ
テレビ台を選ぶ上で最も大切なのは、テレビのサイズとのバランスです。安定感を確保し、見た目も美しくするためには、テレビ台の幅がテレビ画面の幅よりも最低でも20cm以上大きいものを選びましょう。テレビとテレビ台で安定した三角形を作るイメージで選ぶと良いでしょう 。
テレビのインチ数とテレビ台の幅の目安は以下の通りです。
40インチ | 幅120~150cm |
50インチ | 幅150~200cm |
55インチ | 幅150~200cm |
テレビ台の幅が広いものを選ぶと収納スペースを多く確保でき、幅が狭いものを選ぶとコンパクトにまとまり、周囲の空間にゆとりを持たせることができます 。
テレビを見る体勢に合った高さのものを選ぶ
快適にテレビを視聴するためには、テレビ台の高さも重要です。首や目に負担をかけないよう、テレビ画面を少し見下ろす姿勢になる高さが理想的です。具体的には、目線が水平から10〜15度下向きになる位置にテレビ画面の中心がくるように調整しましょう。
視聴スタイルによって適切な高さは異なります。
- 床に座って見る場合:目線が低くなるため、高さ40cm以下のロータイプテレビ台がおすすめです。
- ソファに座って見る場合:高さ40〜60cm程度のテレビ台が一般的です。
- ダイニングチェアなどの椅子に座って見る場合:高さ60cm以上のハイタイプテレビ台が適しています。
配線経路を考慮して選ぶ
テレビ周りは、たくさんのケーブルでごちゃつきがちです。すっきりとしたリビングを保つためには、配線を考慮したテレビ台選びが不可欠です。テレビ台の背面や内部にケーブルを通すための配線孔やスリットがあるか、その位置が適切かを確認しましょう。テレビと周辺機器の位置関係をイメージし、スムーズに配線できるかどうかがポイントです。
さらに、配線や電源タップをまとめて収納できるスペースが確保できるかどうかも重要です 。もし収納スペースが足りなければ、ケーブルボックスなどを活用するのも良いでしょう。最近ではWi-FiやBluetoothなど無線接続に対応した機器も増えているので、積極的に活用することで配線の数を大幅に減らすことができます。配線がすっきりしていると、リビング全体の印象が大きく向上します。
収納力などの機能で選ぶ
テレビ台を選ぶ際には、収納力やその他の機能も考慮すると、より快適なリビング空間を実現できます。例えば、DVDやブルーレイディスク、ゲームソフトなどをたくさんお持ちの場合は、引き出しや扉付きの収納スペースが豊富なテレビ台を選ぶと良いでしょう。雑多になりがちな小物や配線を隠して、リビングをすっきりと見せることができます。
また、AV機器の収納を考えているなら、扉がリモコンの赤外線を通す素材になっているか、機器の放熱を妨げない構造になっているかを確認しましょう。熱がこもりにくい設計や、通気孔が設けられているものもあります。さらに、お掃除のしやすさを重視するなら、キャスター付きで移動が楽なタイプや、ロボット掃除機が入りやすい脚の高さがあるものも便利です。
ご自身の生活スタイルや収納したいものに合わせて、必要な機能を備えたテレビ台を選びましょう。
扉の種類とそれぞれの特徴とは
テレビ台の扉には様々な種類があります。それぞれの特徴を理解し、ライフスタイルや好みに合わせて最適な扉の種類を選びましょう 。
開き扉
左右に開くシンプルな構造の扉で、軽い力で開閉できます。収納力が高く、頻繁に使うものを収納するのに便利ですが、開閉スペースが必要です。
フラップ扉
上下に開閉する扉で、大きなものを出し入れしやすいのが特徴です。
ガラス扉
中が見えるガラス製の扉で、収納物を確認しやすく、ディスプレイとしても使えます。リモコン操作も可能です。
ルーバー扉
細長い板を並べたルーバータイプの扉は、通気性が良く熱がこもりにくいので、AV機器の収納に最適です。
オープンタイプ
扉がないタイプのテレビ台で、ディスプレイが楽しめる上、開放感があり、収納物の出し入れがしやすいです。ただし、ホコリが入りやすいので、定期的な掃除が必要です。
設置方法の違いとは
テレビ台は、フロートタイプと床置きタイプの脚付き、脚なしに分類できます。それぞれの設置方法の特徴をご紹介します。
フロートタイプ
壁に固定するタイプで、床から浮いているように見えて空間を広く見せる効果があります。掃除がしやすく、おしゃれでスタイリッシュな印象を与えますが、設置には手間がかかってしまいます。
床置きタイプ 脚付き
脚が付いており、床から少し浮いた状態になります。通気性が良く、掃除もしやすいです。
床置きタイプ 脚なし
床に直接置くタイプで、安定感があります。一方で、通気性が悪く、掃除がしにくい場合があります。
テイストとそれぞれの特徴をご紹介
テレビ台は、素材やデザイン、色使いによって様々なテイストがあります。お部屋の雰囲気に合ったテイストのテレビ台を選ぶことで、より統一感のある心地よい空間を作ることができます。主なテイストと、それぞれの特徴をご紹介します。
ナチュラル
木材そのものの色や質感を活かしたものが多く、自然素材ならではの風合いを感じられます。穏やかでリラックスできる空間づくりに適しており、明るく開放的なリビングに自然と馴染みます。
カントリー
どこか懐かしさを感じる、温かく落ち着いた雰囲気が魅力です。框組の扉、丸い磁器つまみが可愛らしさと上品さを演出し、木製のカウンターが温かみを添えます。
インダストリアル
無骨で無機質な空間を演出します。スチール製の金具と無垢の木の棚板など、異素材の組み合わせにより洗練された印象を与え、スタイリッシュでモルタル風の壁にもマッチしています。
お部屋の空間にマッチしたこだわりのテレビ台を選ぶ方法
様々なテイストのテレビ台がある中で、「どれを選べばいいんだろう?」と迷ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。テレビ台はリビングの顔ともいえる存在です。お部屋全体の雰囲気と調和し、理想とする空間を演出するためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。
家具の基調(樹種、仕上げなどの要素)を揃える
リビングにある他の家具との統一感を出すには、「基調」を揃えるのが最も効果的です。基調とは、家具の素材(樹種)、色味、塗装の仕上げ方、デザインのテイストなどを指します。同じ木の種類や色合い、似たような質感のテレビ台を選ぶと、空間全体にまとまりが生まれます。
可能であれば、同じ家具メーカーの製品で揃えると、より高い統一感と洗練された印象が得られるでしょう。異なるメーカーの製品を選ぶ場合でも、色見本や素材サンプルを見比べて、違和感のない組み合わせを探すことが大切です。
オーダー家具で注文する
既製品ではなかなか理想のテレビ台が見つからない場合は、オーダー家具を検討するのも一つの方法です。お部屋のサイズや形状に合わせて、ミリ単位でぴったりと収まるテレビ台を製作でき、素材や色、デザインなど、細部にわたって自分の要望を反映させることが可能です。既製品よりも費用はかかりますが、空間に完璧にフィットし、唯一無二のテレビ台を手に入れられるという大きなメリットがあります。
インテリアコーディネーターなど専門家に相談する
どんなテレビ台を選んだらいいか分からない、自分だけでコーディネートするのは難しいと感じる場合は、インテリアコーディネーターなどの専門家に相談するのも賢い選択です。専門家は、ライフスタイルや好み、お部屋の広さや既存の家具とのバランスを考慮し、最適なテレビ台を提案してくれます。
“ITAYA”で理想のテレビ台を手に入れよう
理想のテレビ台のイメージは固まってきたものの、なかなか見つけられないという方には、オーダーDIY家具がおすすめです。
ウッドワンが運営する“ITAYA”というサイトでは、オープン・床置きタイプの脚付きテレビ台のセミオーダーが可能です。
希望の樹種や塗装を選べるだけでなく、高さ、幅、奥行き、仕切りの位置まで、画面上で簡単に指定できます。その他にも、天板に配線用の切り欠きを加えたり、面取り形状を選べたりと、細かいところまでこだわれます。
また、DIYのプロセスを楽しむことで、家具に対する愛着が増すのはオーダーDIY家具ならではの魅力です 。ぜひ“ITAYA”のウェブサイトを訪れて、理想のテレビ台を見つけてみてください 。
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