壁付けキッチンにするメリット・デメリットは？定番レイアウトも

キッチンのレイアウトを決める際に、壁付けキッチンにするかどうかで迷う方は多いのではないでしょうか？壁に向かって作業するため、リビング・ダイニングを広く使える一方で、家族とのコミュニケーションが取りにくいといった意見もあります。

当記事では、壁付けキッチンのメリット・デメリットやレイアウトの種類を紹介します。あなたにとって最適なキッチンのスタイルを見つけるお手伝いができれば幸いです。

壁付けキッチンとは

壁付けキッチンとは、キッチンの作業台やシンク、コンロを壁に面して設置するレイアウトのことです。対面式のアイランドキッチンやペニンシュラキッチンとは異なり、調理スペースが壁側に固定されているという特徴があります。狭い場所でも設置できるため、賃貸でよく採用されているキッチンです。

壁付けキッチンにするメリット

壁付けキッチンにするメリットは以下のとおりです。

• ・リビング・ダイニングのスペースを広く取れる
• ・調理に集中しやすい
• ・動線がコンパクトで無駄がない

• リビング・ダイニングのスペースを広く取れる

• 壁付けキッチンは壁に沿って設置するため、リビングやダイニングのスペースを広くできます。アイランドキッチンや対面式キッチンと比べてキッチンが占める面積が小さくなるため、開放的な間取りにしやすいのが特徴です。
• 特に限られた面積を活用する必要がある家では、狭くても使いやすいキッチンにできることが大きなメリットとなります。家具の配置もしやすく、家族がくつろぐスペースを確保しやすい点も魅力です。

• 調理に集中しやすい

• 壁付けキッチンは壁に向かって作業するため視界に余計なものが入りにくく、調理に集中しやすい環境を作れます。対面式キッチンのようにリビングやダイニングの様子が目に入ることがないため、テレビの音や家族の会話に気を取られにくく、効率的に作業を進められます。
• 特に、料理の下ごしらえや火を使う調理工程に集中したい人にとっては、余計な情報が入りにくいことがメリットとなるでしょう。料理しながらリビングに目を配れるほど器用ではないという自覚がある方は、壁付けキッチンがいいかもしれません。

• 動線がコンパクトで無駄がない

• 壁付けキッチンはシンク・コンロ・作業スペースが一列に並んでいるため移動距離が短く、スムーズに作業できます。振り向く動作や大幅な移動が必要がなく、効率的に料理ができるため、時短にもなります。
• 特に、キッチン内での移動を最小限に抑えたい場合や、一人で調理をすることが多い方向きです。壁面を使って収納スペースを作れば調理器具や食材を取り出しやすい配置にできるため、より調理しやすい環境にできます。

• 壁付けキッチンにするデメリット

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• 反対に、壁付けキッチンにするデメリットを挙げていきます。
• ・家族としゃべりにくい
• ・後ろの様子がわかりにくい
• ・キッチンが散らかっていると丸見えになる

• 家族としゃべりにくい

• 壁付けキッチンは壁に向かって作業するため、調理中に家族との会話がしづらいデメリットがあります。対面式キッチンのようにリビングやダイニングを見渡しながら話すことができないため、お子さんやパートナーとコミュニケーションを取りにくくなります。
• 特に、小さなお子さんがいる家庭では、遊んでいる様子を見守りながら料理をするのが難しくなるのが懸念点です。料理中でも家族と会話を楽しみたい場合は、後ろにカウンターを設けるなどの工夫をするとよいでしょう。

• 後ろの様子がわかりにくい

• 壁に向かって作業するため、背後にいる家族や来客の様子を把握しづらいのも壁付けキッチンの欠点です。リビングで子どもが遊んでいたり、誰かが訪ねてきたりしても気付きにくいため、何かあったときにすぐに対応しにくいです。
• また、ダイニング側に背を向ける形になるため、食事の準備をしながら家族と会話を楽しむのが難しくなります。後ろにいる家族とコミュニケーションを取れる形にしたいなら、対面キッチンを検討したほうがいいかもしれません。

• キッチンが散らかっていると丸見えになる

• 壁付けキッチンはリビングやダイニングから丸見えになりやすいため、片付けを怠ると生活感が出やすい点がデメリットです。特に、シンクに洗い物が溜まっていたり調理器具や食材が出しっぱなしになっていたりすると、部屋全体が雑然とした印象になりがちです。
• キッチンが見えやすい間取りの場合、来客前に意識してキッチンを片付ける必要があります。片付けるのが面倒なら収納スペースをしっかり確保する、目隠しになるような工夫を取り入れるなど、対策を考えておくと安心です。

• 壁付けキッチンのレイアウト

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• ここからは導入を検討したい方に向けて、壁付けキッチンのレイアウトを解説していきます。
• 壁付けキッチンは主に以下の4種類あります。
• ・I型
• ・L型
• ・II型
• ・コ型

• I型

• I型キッチンは、コンロ・シンク・作業スペースが一直線に配置されたシンプルなレイアウトです。省スペース設計のため狭いキッチンでもすっきりと収まりやすく、動線が短くなるため作業効率が高まります。また、壁側にすべての設備がまとまるため、リビングやダイニングの空間を広く確保しやすいのが特徴です。
• ただし、作業スペースが限られるため、家族みんなでの調理にはやや不向きかもしれません。
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• L型

• L型キッチンは、コンロやシンクをL字型に配置したレイアウトで、調理スペースが広く使えるのが魅力です。シンクとコンロの距離が適度に離れていることで作業動線が良くなり、効率よく料理できます。コーナー部分を活用すれば収納スペースを増やすことも可能です。
• 家族とコミュニケーションを取りながら調理できる設計にもできるため、壁付けキッチンにしつつ対面キッチンのような特徴も取り入れたい方におすすめです。
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• II型

• II型キッチン（セパレート型）は、シンクとコンロが向かい合うように配置されるレイアウトです。調理スペースが左右に分かれるため一度に複数の作業を並行して進めやすく、効率的な動線になります。収納スペースも多く取れるため、調理器具や食材を整理しやすいのもメリットです。
• ただし、ある程度の通路幅が必要なため、狭いキッチンには向かない点だけ注意が必要です。
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• コ型

• コ型キッチン（U型キッチン）は、シンク・コンロ・作業スペースがコの字型に配置されたレイアウトで、収納力と作業スペースの広さが魅力です。3方向に設備が分かれているため移動距離を短くでき、効率的な作業が可能です。
• また、作業スペースが充実しているため、お子さんと一緒に料理をするのにも適しています。壁付けキッチンの一種でありながら、そのデメリットを克服した特徴を持ちあわせています。ただし、こちらもある程度の広さが必要なため、設置する際はキッチンの面積を十分に確保しておきましょう。

• まとめ

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• 今回は壁付けキッチンにしようか迷っている方に向けて、メリット・デメリット、レイアウトの種類を紹介しました。レイアウトの種類によって使い勝手が異なるため、自分のライフスタイルに合った形を選びましょう。

• レイアウトだけでなく、リビングのテイストと合わせることも、センス良く見せたいなら大切です。例えばナチュラルテイストのおしゃれなキッチンにしたいなら、ウッドワンのスイージーで木の温もりを感じられるキッチンにするなどの案が考えられます。おしゃれな無垢のキッチンを作りたいと考えている方は、以下のリンクからイメージ写真を見てみてください。
• □ウッドワンのキッチンをみる
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